※nmmnのルールを理解している方のみ先へお進みください
※解釈違い注意
※国語力、語彙力がチリ以下め間違った言葉の使い方をしている 箇所があると思います
※誤字あるかも💧
※年齢操作注意
初書きですので色々と「え?」となる点があると思いますがミジンコを見る気持ちでお許しください🤦🏻♀️
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⚠️毎話ですがここ↓読まないと⚠️ 理解しにくいです
lrfw - 💸🥂 × 🥂✨
※途中で右肩の蝶というボカロ曲から引っ張ってきた内容があります
今回は不破がバグで子供に戻っちゃった。ていうやつです。そして記憶なし。6歳→10歳→13歳→17歳という感じで少しずつ戻っていくけど17から急に28になるっていうご都合です
二人の関係↓
恋人になって2ヶ月くらい
自分の気持ちに↓
ロレ、自覚あり 不破、自覚あり
相手の気持ちに↓
ロレは気づいてる
不破はいつ愛想尽かされてもおかしくないな。という感じ
・不穏要素あり
※都合のいいように実際とは異なったものに改変している箇所があります ※自分が九州育ちのため関西弁と九州弁が混ざっているかもしれません。エセ関西弁注意です。
START
昼食を食べ終え、皿洗いをしているとリビングからボンッと音が鳴り白い煙が出ている。何事!?とびっくりして皿洗いを一旦やめてリビングに向かうとそこには少し成長した不破さんがいた。
「 何事ですか?甲斐田さん!」
「 社長!!なんか急に、、 」
二人して戸惑っていると煙が晴れてきてリビングの様子が見えるようになる。
「 んぇ?どこやここ、 」
「 不破さん!?大丈夫ですか!!」
「 だれ、ですか?なんで僕の名前知っとんの、 」
「 ただいまっす〜ってえ?湊?」
「 ふわっち!?成長してる、 」
先程、コンビニへ出掛けた2人が帰ってきたのだが正直タイミングが悪い。
「 な、なに?なんで僕のこと知ってんねん、ほんまわけわからん 」
「 お、落ち着いてください!不破さん!!」
「 めちゃめちゃテンパっとる方に言われてもなぁ、 」
6歳の湊にしたように状況を説明するもいまいち納得のいかないようだ。そりゃそうだよな。
「 えっーと。まぁ、とりあえず悪い人やなさそうやしええけど。僕、馬鹿やからこれ以上説明されてもそういうのようわからんし 」
「 言うほど馬鹿じゃないでしょ、ふわっち。普通はこんな状況、取り乱してもおかしくないよ 」
「 そうですよ!不破さんは馬鹿なんかじゃありません!!甲斐田が保証します!!」
「 、、甲斐田?さんたちと一緒にいる僕と今ここにいる僕は一緒のようで一緒やない。やから、そのふわっちってのやらと同じように接するのはやめてください 」
「「「 、、、 」」」
「 湊、今いくつ?」
「 、、、もうすぐ11」
「 まだ小5なのにしっかりしすぎじゃない?俺らといる湊はいっつもヘラヘラしてて何言ってっかまじで理解不能なやつなんだけど。ほんと別人みたいだな。でも湊は湊だから。接し方を変えるつもりはない 」
「 僕が何言っても意味ないってことやね。好きにすればええやん 」
「 ところで湊。その腕どぉしたの 」
「 ッ、好きにすればとは言ったけど教える義理はないやんな 」
10歳の湊を見た瞬間一番最初に目に止まったのはそこだった。乱雑に巻かれた腕の包帯。これはプロのやり方じゃない。きっと自分でやったのだろう。それだけじゃない。首には首を絞められた跡、痣だらけの脚。目の下には涙の跡が残っていた。何より男の子にしては細すぎる体に10歳にしては肝が座りすぎている。それに6歳の頃とは違ってすらすらと言葉を並べ、あの優しい謙虚な性格とは打って変わった強い口調。この4年で大分変わったようだ。
「 すいません、少しだけ二人にしてもらえないっすか?」
「 わかりました。甲斐田さん、剣持さん。少し出掛けましょうか 」
「 よろしくね。ローレン 」
「 二人になっても話せることなんて何もないんやけど、 」
「 、、俺ね、大人になった湊から色々話聞かせてもらったんよね。両親から打たれたり、蹴られたり、ってね。でもまさか自傷行為をしているとは思わなかった。それほど、辛いんでしょ?やめろとは言えないけど大人の湊、今ここにいる湊、どっちがどっちとか関係なく湊を大切に思ってる人がいる。俺はこの腕を見てすごく哀しかった。忘れないでよ?湊が傷つけば湊以上に痛みを哀しみを味わっている人がいること。湊の心はもちろんだけど湊の体も大事だよ 」
「 、、ッなんでやねん、僕の痛みは僕にしかわからんやろ。わざわざ僕のことで哀しまないでよ、 」
「 仕方ないでしょ?湊のことが大事なんだもん。湊がやめれないなら俺が湊の代わりに哀しんであげるよ 」
「 、、ほんまに大人になった僕にはローレンさんみたいに僕を大切に思ってくれる人がおるん?」
「 沢山いるよ?数え切れないほどにね。逆に湊にも大切な存在が沢山できるよ。大切な居場所も。だから大丈夫よ。俺を信じて、湊。未来で待ってるから 」
「 ぅん、ッ、ありがとぉ、ッ 」
「 、、そっちの僕にはなんて呼ばれてとんの?」
「 え?ろれとかろーれんとか?」
「 ん、ろれ。ありがとぉ// 」
「 んふふ、うん。じゃぁ、腕見せて?手当てしたいから 」
「 ぅん、!」
「 ただいまです!!不破さんどうですか!!」
「 手当てしてあげてお風呂淹れたっすよ。まだ風呂はいってます! すいません!勝手に風呂使わせちゃって!」
「 いえ、大丈夫ですよ。逆にありがとうございます 」
「 よくあの状態から打ち解けられたね 」
「 まぁ、色々とっすね、はは 」
ちょっと気まずい。3人は俺しか知らない湊の情報を材料に使ったことはわかっているだろう。ちょっと汚い手を使った自覚はあるから尚更だ。あれこれ話しているとお風呂上がりの湊がリビングへやってきた。
「 ろれ、包帯やって?、ぁ、お帰りなさい、、 」
「 !?た、ただいまです!!!」
「 にゃはは、声デカっ 」
「 うわっ!にゃはは笑い出た 」
「 この時から不破さんは不破さんだったんですね 」
「 んふふ、ほらこっちおいで。それやったげる 」
「 ん、あいがと。ろれ 」
「 そろそろ夕飯の時間ですね 」
「 剣持さんとかお家の方大丈夫なんすか?」
「 もう連絡してあります 」
「 それでは今日は皆さん泊まっていきますか?」
「 俺はそうさせてもらいます!」
「 僕も!!今更帰れません!!」
「 僕も今日くらいは長居しようかな 」
夕飯を作り終え机に5人分の食事を並べ、湊を呼ぶ。
「 なに、ろれ 」
「 夕飯、できたから一緒食べよ?」
「 え?僕のもあるん?」
「 当たり前でしょ、ふわっち。また一緒に食べようって6歳のきみと約束したからね 」
「 んぇ、そぉなんや// 」
「 あれ?不破さん照れてるんですか!?可愛いところもあるんすね!!」
「 うるせぇ甲斐田 」
「 ははっ甲斐田さんどんまいです 」
「 いただきます、、 」
「 お口に合うといいのですが、 」
「 ん、めっちゃ美味い、、 」
湊は瞳をうるうるさせて控えめに微笑んだ。
「 良かったです。まだまだあるのでたくさん召し上がってください!」
そろそろ小学生には良い時間帯になってきて、リビングに湊を囲うようにして5人分の布団を並べた。
「 もう寝よっか、湊 」
「 ん、おやすみ。ろれ 」
そう言って布団に入ったのが23時頃。そして、現在の時刻は25時半。神経質な湊は音を立てられては眠れないだろうと俺らも23時半頃には就寝したのだがふと目が覚め、湊の方を確認するとなんとまだ起きていて布団を体にかけたまま上半身だけを起こした状態で窓からもれ出る夜の東京の光を眺めていた。その瞳は寂しさや諦めなどの孤独を映していてどこか儚げだった。
「 湊、眠れないの?」
「 ぁ、いやちゃうよ。たまたまさっき起きちゃっただけ 」
そう言う割には瞼がしっかり持ち上がっていて、寝起きの悪い湊にしては滑舌がしっかりしている。けどそれには気づかないフリをしといてやる。
「 、、そっか。湊、一緒に寝る?」
「 ぇ?な、んで?」
「 俺、いつも抱き枕とか抱いて寝てるから何か腕の中にいないと落ち着かなくてさ 」
「 、、、ええで。僕のこと抱き枕にしても、 」
嘘はついていない。ほんとにいつも湊を腕に抱いて寝ているから少しの違和感は感じていた。まぁでも、もちろん湊を寝かすための口実ではある。また、湊もそんな俺に気づいていながら俺の話に乗っかってきた。
「 ありがと。ん、おいで 」
隣をポンポンと叩いてやると暗くてもわかるほどに顔を赤らめた湊が大人しく隣に寝転んだ。
「 な、ろれ。僕って消えちゃうんやろ?少しずつ大人の僕に成長していっとるって言っとったもんな。多分、朝起きたらこの腕の中にはいくつか歳をとった僕がおる。その僕って今の僕と同じようにみんなと過ごした記憶がない。つまり、次の僕が出てくると今の僕は死んじゃうってことやんな?」
( 不破さん、まだ10歳だというのにそんなことまで考えていたなんて、、 )
つい先程2人の話し声で目が覚めた。よく通るローレンさんの声のおかげできっと他2人も目を覚ましただろう。
「 違うよ、湊。湊がここで過ごした時間は俺らがずっと大切に覚えてるしこの時間があったから知れたこともあって湊に対して思うことも増えた。湊は俺らの記憶の一部になる。だから死なないよ、大丈夫。安心して眠っていいよ。俺はずっとこうしてるから 」
そう言ってふわっちを大事そうに抱きしめ、頭を撫で落ち着かせている。その言動は、子供をあやすというよりは恋人を慰めているように見えた。そして、思ったよりも大分早くふわっちの寝息が聞こえてきて安心する。
「 ふわっちってやっぱり結構頭回る方だよね。普通の10歳はあんなこと考えられないと思うんだけど 」
「 僕もびっくりしました。しかもそんな思考に陥っているのならもっと泣いたりパニクったりすると思うんですよね 」
「 そうですよね。普通に育ったならああはならないと思いますよ。きっと次は中学生くらいの不破さんだと思うんです。成長すればするほど考えられることは増えますし、この状況を受け止められるかどうか。これまでみたいに上手くいくとは思えませんね 」
朝、目が覚めるとそこに湊はいなくて慌ててあたりを見渡すとリビングの隅っこの方から警戒の目を向ける中学生くらいの湊がいた。先に起きていたのであろう早起きになれている剣持さんは少し距離を取りつつ湊に落ち着いてと説き伏せている。
「 誰なん、あんたら 」
「 だからさっきから言ってるでしょ。僕たちは大人になった君の友人なんです。確かにこんなこと信じられないとは思いますが何十年か前まで携帯というものがなかったように君が生きてる時代にはまだこんなことがおきてしまうほどの技術がなかっただけなんです 」
「 、、それっぽいこと言っても無駄やで。どうせあんたらも俺の身体目当てなんやろ?」
「 はい?僕たちは君に暴力を振るったりはしないよ 」
「 嘘や。どうせそれくらいじゃ済ませてくれへんくせに 」
あぁ、この時には既に大人に汚された後なんだな。あ、それなら湊のお兄さんが亡くなったのも最近なんじゃ、それをきっかけに俺って言うようになったのかな。
「 湊、俺はローレン。大人になった湊とはすんごく仲良くさせてもらってて今、湊を苦しめてるそれも俺は教えてもらったよ 」
「 は?知ってんの?いや、んなわけないやろ。仮にほんまにあんたらが俺の何かだったとしてもこれだけは誰にも話さへんって決めとるもん。てか友人なんやったら尚更、話せへんよ 」
「 じゃあ、大人になった湊が話してくれたこと話したら信じてくれる?」
「 いや、だから話すわけないって。それがほんまだったとしたらそれはもう、俺やない。俺は絶対話さへんもん 」
( ここまで話さないと強く決めていたのに話させてしまったローレンさんは一体どんな手を使ったのだろうか )
「 また、2人だけにしようか?ローレン 」
「 すいません。お願いします 」
まだすやすやと眠っている甲斐田さんを叩き起こして寝巻きのままビルの廊下に出た。すれ違った同じ階の方にえ?というような表情を向けられても今回ばかりは仕方がないと気づかぬフリをした。
「 俺の何を知ってるん?どうせ大したことやないやろ 」
とは言いつつ隠していることが俺の口から話されるのが怖いのか湊の手は小刻みに震えている。
「 これが大したことじゃなかったら俺、結構哀しいな 」
「 な、に?はよ言えや 」
「 、、お兄さんが自殺したこと。汚い大人に身体のナカへの侵入を許していること。それをこれまでもこれからもずっと一人で抱えていること 」
湊は信じられないと絶望したような哀しい表情をする。それでいて自分にこんなことを話せるような相手ができるのかと少しの希望も含んでいた。それから、何を言ったらいいのかわからないというように唇を震わせている。
「 湊、大丈夫よ。何も言わなくていいから。ただ元に戻るまでここにいてくれる?」
そう言うと湊は小さく頷いてくれた。
それからポツポツとこれまでのこと、それをどう思っているのか話してくれた。
「 辛かったよな。今日だけは無理しなくていいから 」
「 うん、 」
俯いて静かに涙を流している湊の髪の隙間から何かが光っているのが見えた。はらりと髪をよけて湊の耳が見えるようになる。そこにはいくつものピアスとピアス穴があった。
「 、、引いた?」
と哀しそうに笑う湊が痛々しくて咄嗟に抱きしめた。
「 ううん。びっくりしただけよ 」
「 なんでピアス開けたの?それにこんなにたくさん 」
「 なんかな、多分これは夢なんやけどリスカしとった時期に俺が傷つくと俺の代わりに泣いてくれる人がおるって言ってくれた人がいて。俺のせいで泣いてほしくないなって思ったんよ。けど気づいたら傷つけとる。だから代わりになるかなって1個開けて、それからずっと傷つくたびに限界になるたびに増えていっとる 」
、、曖昧でも記憶に残っていたことにまず驚いた。けどそんなことより俺のあの時の言葉がちゃんと響いていたことが嬉しい。でも、そのせいで湊の耳をこんなにしてしまったのかと罪悪感も出てきた。
「 そうなんだ、 」
「 けどもう開けんよ 」
「 え?なんで?」
「 だってろーれんが俺よりも辛そうな表情するから 」
まさか顔に出ていたとは。けどそれだけの理由でこの行為をやめると言えてしまうのだ。湊にとって俺はそれほどの存在になったらしい。
「 次ろれが会う俺はどうなっとるかな。ピアス、増えてないとええな 」
俺の肩に頭を預けて俺の手を大事そうに握っている湊がとても儚く、けどどこかアンニュイな雰囲気を漂わせている。
「 ピアス、増えててもいいからちゃんと生きててよ。これは約束して 」
今にもどこかへふらっと消えて、知らぬ間に死んでしまいそうな湊が心配で。この言葉が湊を呪ってしまったとしてもそれでも生きててほしかった。
「 にゃは、わかっとるよ。ろれが待っとるんやもん。死ねないよ 」
あの後、湊にこれでもかというほど謝罪された剣持さんは耳が少し赤くなっていて、それに気づいた湊がからかっていた。みんなでゲームをしたり料理をしたりした。そして、そろそろ13歳の湊になってから12時間が経つ。
「 きっと次みんなが会う俺も大人に戻った俺も今日のことは覚えてないんやろうけど、それでも俺はみんなに救われて生きとるってのは絶対やから。みんなほんまにありがと 」
最後に優しい控えめな笑顔でそう言い残して湊は目を瞑った。
コメント
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ほんとに大好きです!! ありがとうございます;;