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本家ネタバレありありのありです!

一番最初に投稿した時、完全に途中のまま出してしまったので改変しました!

この話は主様がもし、病弱だったらの話です!

それではどうぞ!


私は夜空が好きだ。

突然なんや!?ってー、思うかもしれんけど。

これは私にとって、とっっても大事なこと。

私は生まれながら病弱で、この病室のベッドの上で今まで過ごして来た。

ここから外を知れるのは本か…あるいは写真とか動画くらい。

ただ唯一、この目で本物を見れる。それが空。

この病室の窓から見える空はとっっても綺麗だ。

特に晴れた日の真っ黒なペンキの上にラメをばら撒いたようなあの夜空は最高に大好き!

…もし、私が自由に外へ行ける日が来るなら。私は大切な人と一緒にあの綺麗な夜空をただひたすらに見ていたい。


………さて、…前置きはいいとして…

…………………

なんだこの金の指輪はっ!?!?

…いつもみたいに空を眺めてたら、病室の窓にいつのまにか黒猫がいて…

側に寄るなり「ニャーーッ」とだけ鳴いてどこかへいっちゃったけど…

………せめて落とし物をせずに行って欲しいんだが!?

もぅ……

というか、本当に綺麗だなこの指輪……ピカピカ……

でも…流石に人の物だからな……

いや……少しくらい………ちょっとなら着けてみても…

……いいよね、


スッ(指輪をはめる)




🐈‍⬛「にゃ〜ぉ…」

…さっきの黒猫ちゃんの声…?

🐈‍⬛「こんにちは。」

!? く、黒猫が喋った…!?!?

🐈‍⬛「人は皆、心に闇を抱えながら…毎日なんとか生きている。なるべく苦痛を感じないように…わざと意識を鈍らせながら…。気づけば時間は流れ、少しの後悔を残し……死んでいく」

なんか…語出したぞ、この黒猫……

🐈‍⬛「私ね…貴方にはそうなって欲しくないの…。」

わ、私…?

🐈‍⬛「そう、そして…彼らにも…。」

…彼…ら…?

🐈‍⬛「お願い…。彼らを…どうか助けてあげて…。皆んなが貴方を待っているわ」

え、ちょっと?何が何だか全くわからないんだけど…???

🐈‍⬛「大丈夫。すぐ分かるわ。さぁ、目を開けて。また…会いましょう…」

ちょっと、まって!またっていつ…________




???「主人様…」

…んん…

???「主人様…起きてください…!」

…ぅ…だれ……というか私…いつの間に寝てたんだろ……しかもさっきの猫は一体………

(起きる)

________???________

💍(主様)「う…ん………え、ここどこ…???」

???「よかった。お目覚めになられたのですね。」

「貴方をお待ちしていました。主様。」

💍「……え?だれ?」

その男はルビーのような淡い紅色をした宝石のように美しい瞳でこちらを優しく微笑みながら見つめている

???「申し遅れました。私の名前は」

ベリアン「ベリアン・クライアン。主様に仕える執事でございます。」

主様…?執事…?何を言っているんだこの人…

💍「…し、執事…?ベリアンさん…あ、主様って……誰の事ですか?」

ベリアン「主様はあなたですよ。それに、私に敬称はいりません。ぜひ「ベリアン」と呼び捨てでお呼びください。」

💍「……夢…?寝ぼけてるのかな…」

頬をつねる

…痛い…

でもこれが現実なわけ…

ベリアン「うーん…困りましたね。どうやら混乱されているようです。」

ベリアン「主様、とりあえず紅茶を飲んで落ち着いてください。ダージリンのお紅茶でございます。ぜひ、ストレートで香りをお楽しみください。」

ダージリン…の紅茶…って…確か外国にそんな紅茶があった気が…

💍「……美味しい…」

ベリアン「お口に合われたようでよかったです。」

ふと壁に飾られている絵に目が止まる。

💍「…泣きながら祈る男の人…?いやでも…背中に黒い羽が生えてる…」

ベリアン「こちらに描かれている男は悪魔でございます。」

💍「悪魔…?言ったら失礼かもだけど…なんか怖いね…」

ベリアン「フフッ…確かに悪魔の絵を飾るなんて不気味ですね。しかし、それはこの屋敷だからでしょう。」

💍「なんで?」

ベリアン「この屋敷の名前は「Devil’s Palace(デビルズパレス)。「悪魔の屋敷」だなんて不気味な名前、主様には失礼ですよね?」

💍「別に失礼かは知らないけど…悪魔の屋敷…ってことは………。その…ベリアンって悪魔…なの?」

ベリアン「……」

急に黙った!?

ベリアン「…いきなりのことで主人様を怖がらせたくないのですが…。実は…。」

ガチャ

…?誰か入って来た…?

???「失礼するよ。」

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