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~登場人物の紹介~
春菜 優飴(はるな ゆい) {男}
高1
身長…156㎝
体重…42㎏
趣味…歌う事、読書
可愛く、皆のアイドル的存在。
可愛さを生かして、モデル・歌い手・若手俳優をしている。
八神 流華(やがみ るか) {男}
高1
身長…179㎝
体重…45㎏
趣味…優飴を撫でること
かなり綺麗な顔をしている。
優飴の事が大好き。
京極 結翔(きょうごく ゆいと) {男}
高1
身長…182㎝
体重…48㎏
趣味…?
癒し系イケメンで陽キャ。
天王寺 颯真(てんのうじ そうま) {男}
高1
身長…186㎝
体重…52㎏
趣味…?
ドS系イケメンの為、皆からモテてはいるが寄り付いて来ない。
~第一話~
僕の名前は春菜 優飴。
どこにでもいる高校一年生だと言いたいところだけれど……。
身長156㎝、女の為に創られたような小顔でパチッとした目がついた顔。
おまけに「春菜 優飴」という女の様な名前。
女とよく間違われることなんてしょっちゅうある。
挙句の果てには告られる始末。
「(*´Д`)はぁ~」
それに比べて………………………………
「キャーーーーーーー結翔くぅん」
「こっち向いてー♡」
マジでキモい。媚びてんのバレバレだし。
そして媚びを売られているのが京極 結翔。
僕と同じ学年、同じクラス。
高身長でイケメン、俺とは比べ物にならない。
だけど俺だってそんな奴に負けてるわけでもない。
「優飴くん!今日遊べない?」
「えぇーいいなぁ!私も優飴と遊びたい!」
「優飴と遊ぶのは俺らだって!」
そうなのだ!
この可愛さのおかげで人気者になれている。
いや、厳密にいうとこの可愛さのお陰ではない。
僕は謎なほどコミュ力が高い。
どういうことか、入学初日に自分の席にチョコンと座っている。
するとこの可愛さのお陰で人が寄って来る。
そしてお話タイムが始まる。
コミュ力を使って僕の第一印象を良くする。
そんなこんなしておけば、後は勝手に学校の人気者になっているのだ。
って言ってもこんな事を意識して人気者になった訳じゃない。
いつの間にか人気者になっていたから………………………………
まぁとにかく楽しいんだからいいだろう。
大好きな親友もできた。
「優飴、帰ろっか((*^-^*)ニコッ)」
彼は八神 流華。僕の親友だ。
流華もかなり綺麗な顔をしている。
僕と流華が一緒に歩いていると結構注目を浴びちゃうけど問題ない。
僕は流華と一緒にいられればいいんだから。
「流華ぁ!待ってたんだよぉ?」
僕はホント流華が大好きだ。
ということで流華にベッタリ!
でもベッタリしすぎてひかれてないか心配だけど…
「(* ̄▽ ̄)フフフッ♪可愛い」
「僕、流華の事、大好きぃ~」
そう言うと流華が僕の頭を撫でてくれる。
ま、こんな感じでとても仲良しなんだ~♪
プルルルル・・・・・・・
ムぅ………………………………
誰だ!僕と流華の仲良しタイムを邪魔するのは!
ポケットからスマホを取り出し、誰からの電話か確認する。
うっ………………………………
最悪、マネージャーからだ。
僕はそそくさとスマホをポケットにINする。
「あれ?出ないの?」と流華が聞いてくるけど「うん。あ~(*´∀`*)アハハ」と言って
誤魔化す。
ここで読者の皆さんは「マネージャー?」と思うのではないだろうか?
実はこの僕、この可愛さを生かしてモデル・歌い手・若手俳優をしているのだ!
だってだって!
この可愛さを生かさないと僕の人生終わりじゃないか!
って言いすぎだね((-“-;A …アセアセ
でもこの可愛さのお陰でお金が貰えるっていうのは
とってもありがたいっ!
この事に関しては可愛いっていうのもアリかな?
な~んて思いながら流華と帰ろうとしたと、またもや
プルルルルル・・・・・
とスマホが鳴る。
スマホの画面を見ると「マネージャー」という文字があった。
ん?
いつもだったら一回無視したらかけてこないんだけどなぁ~?
ま、問題ない!
と思いながらも段々と心配になってくる。
一応出とくかぁー。
「流華、ちょっと電話出るねぇー」
「うん!寮の入り口んとこで待ってるね」
(*´Д`)はぁ~。流華と離れるの嫌だぁ~
ダメだ!きちんと出ないと!
ボタンをタップして耳に当てる。
「もしもしぃ?どうしたのぉ~?」
めんどくさい感を出して第一声を発する。
『お~出た出た。お前が出るなんて珍しい事もあるもんだな』
「はいはいそんな事どうでもいいから。要件言って」
流華を待たせてるんだから早くしてほしい。
ホントめんどくさい。
『それでな、事務所に新しい奴入ったから』
「あ?」
そんなことの為に電話かけてきたのか?
わざわざ時間時間を割いてのに?
『あ~まぁまぁ、そんな怒るなって!教えたのにはちゃんと理由あんだから』
理由?
『入ってきた奴、お前の学校の奴だから。天王寺 颯真って奴。
お前知ってる?』
………………………………は?
知ってるもなんも………………………………
むしろこの学校に知らない奴いんのか?ってぐらいに有名な奴だぞ?
天王寺 颯真。
高身長、イケメン、文武両道。
とにかくモテまくっているのだが、女というものに興味なし。
というか毛嫌いしているほどだぞ?
通常の男ならば最高だと言って女をとっかえひっかえしている所を
あの男は最悪だと言っているのだ。
というか、人嫌い?よく分かんないけど、全然人が寄り付かないんだよねぇ。
だから裏では「ザ・孤高の狼」なーんて呼ばれてる。
ま、僕には関係のないことだけど。
「知んない!」
知ってるなんて言ったらめんどくさいことになりそうだ。
『そかそか、ま、アイツ、まだ有名じゃないけど一応俳優だし、
問題起こさないように面倒見てやってね』
「無理」
『いや、もうアイツにお前が面倒見てくれるって言ったし』
「何勝手な事してくれてんの?」
『まぁまぁ…あ!あと今日生放送、迎えに行くからね』
(*´Д`)はぁ~生放送、だるっ!
もうちょっと仕事減らしてほしいわっ
ってそれどころじゃないのか…
天王寺 颯真の面倒見ろなんてどうやっても無理だろ。
あんな奴絶対誰にもなつかないし………………………………
そもそもなんで俳優やろうなんて思ったんだ。
ま、僕には関係ないけどねー
「とりま、僕は新入り見る気なんて一切ないから」
『は?ちょ……』
ブチっ
無理矢理電話切る。
こんなことなら出るんじゃなかった。
むしゃくしゃしながら流華のいる所に行く。
もう!流華にこの事聞いてもらおう!
流華に聞いてもらったら少しは落ち着くはず………………
そう思いながら歩いていると流華の姿が見えてくる。
と、あれっ?流華のそばに誰かいる?
この距離からじゃあ誰がそばにいるのか良く分からないけど…
確かめるために少し早歩きで歩く。
( ,,`・ω・´)ンンン?
て、天王寺……颯真?
と流華が話してる?
嘘だろ?天王寺と流華ってそんなに仲良かったの?
すっごい仲良く話してるし。
なんかムカつくなぁー。
いいや!ウジウジしててもダメだし!
自分から話しに行こう。
「流華ぁ?その人だぁれ~?」
出来るだけ可愛い感じでいこう。
いちお、後輩…だしね?
「あ!優飴!おかえりー」
と流華は笑顔で返してくる。
いつもならとびっきりの笑顔で流華に抱きついてるとこだけど…。
「こんちわ」
天王寺がいるからなぁ。
「なんで二人が一緒にいるの?」
とりあえず、なんで二人が一緒にいるのか聞かなきゃ。
答えによっては流華に問い詰めなきゃいけない事になるからね。
「ああ!天王寺くん、優飴の事務所に入ったんだってね」
ああ、そのことか。
もしかして天王寺はそのことで流華に近づいたのかな?
「あの!俺、あなたのファンで!」
………………………………は?
ファン?………………………………ファン………………………………
………………………………ファン?!?!?!
「はぁあああああああああああ?」
嘘だろ????????
「まさか、俺のファンだから事務所に入ったの???」
「はい」
嘘だろ??????
「(*´∀`*)あハハッ!優飴、凄い驚いてるね」
いや!驚くでしょ!これは!
あの天王寺だよっ?
あの人嫌いと言われていたっ!
「いや……これで驚かない人いる????」
「いや、俺はわかるかな?優飴はすっごく可愛いしね(^^♪」
「そうだろ?むしろ春菜さんのファンにならない人いるのか?」
「だよねっ!天王寺くん、よく分かってるねっ!」
僕は僕の話で盛り上がってる二人を放って放心状態になっていた。
天王寺は高身長、イケメン、文武両道で………………………………
人嫌いで……人を寄せ付けない孤高の狼で……
そんな奴が僕のファン?
………………………………う、
嘘でしょーーーーーーーーーーーーーーーーー??????????????????