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夏目瑠依 高校2年生の16歳
今、僕は今年最大のピンチに襲われている。
遡ること1週間前…
「今度の職場体験ですが、行く場所が決まったので、お知らせします。」
そう、先生が言う。
なんか、そんなこともあったな…
「夏目くん、虹色老人ホーム」
虹色老人ホーム?
聞いたことないな、
てか、同じ場所の人このクラスにいないじゃん、
まぁ、いたとしてもこのクラスに友達いないからな…
キーンコーンカーンコーン
『ねぇ、どこだった?』
『え!?まじで!?』
他のクラスの人の声が聞こえる。
『え!?蓮くん、老人ホームなの!?』
『蓮くんと同じじゃなかった…』
クラスメイトが落ち込む声が聞こえる。
蓮くんが誰か気になるって?
蓮くんとは、うちの学年の松井蓮のこと。
高身長
イケメン
賢い
なんで、そんなにモテる要素があるんだよ、
あぁ、僕もモテたい、
てか、松井くんも老人ホームとか言ってなかった?
同じ場所だったり、、、
いや、ない!ない!
『蓮くん、虹色老人ホームだって!』
「はぁ!?」
僕は立ち上がった。
クラスメイトが僕の方を見る。
「あ、すいません」
という、感じだ。
そして、今日は顔合わせの日。
「蓮くん!よろしくね!」
今、喋っているのは、佐藤凛花さん。
学年の中でも結構な美人さん。
僕の事は睨んでくるので、良い印象はない。
「私も、よろしく!」
そして、この子は今村咲季さん。
陽キャだ。
モテるらしい、
怖い、
という感じで、僕の班には、
イケメン一人、美人二人、そして、何もかも平凡な僕が入っている。
ついに、この日が来てしまった。
そう、今日は、職場体験の日だ。
昨日の夜、風邪を惹くために裸で寝たり、髪を乾かさないで、寝た。だけど、風邪なんて惹けやしなかった。
最悪だ。
「今日はよろしくお願いします」
僕達は事業所の方に挨拶をする。
「はい、よろしくお願いします」
なんとか、終わった。
案外、蓮くんが優しかった。
悔しい、
モテる上に優しいだなんて、
世の中はなんて理不尽なんだ。
「ね!この後打ち上げ行かない?」
ここまで読んだ読者なら、誰が発言したのかは分かるだろう。
そうだ、凛花だ。
めんどくさい、
上手く言って、不参加に、
「お、いいじゃん」
なんで、蓮くんは楽しそうなんだよ
なんか、こう、上手く言ってよ、
「咲季は行くよね!」
「うん!行こっかな!」
僕のことはスルーしてくれ!お願い!
「瑠依も行くよな?」
「はぁ?」
「あ、なんだよ」
いや、なんとか、上手く、
「さ、三人で行ってきたら…..ね?」
「そう!三人で行こうよ!」
凛花さん、ナイス!
きっと、僕の事が嫌いなだけなんだろうけど、
「瑠依が来ないなら行かない」
「はぁ?なんで?」
「え、なんで?」
凛花さんもそう思うよな、
『カンパーイ!』
僕は今焼肉に来ています。
誰と来てるかって?
「蓮くーん!」
この声を聞いて分かるだろう?
今僕は打ち上げに来てるんだよ。
あの後、僕は上手く丸め込まれ、今にいたる。
「瑠依これいる?」
「あ、うん、」
なんだ、かんだ、蓮くんが構ってくれるから、ぼっちではないけど、
いや、でも話しかけられるのも嫌なんだよな、
なんでかって?そりゃあ、凛花さんに睨まれているからだよ。
何を思ってるのかは知らないけど、怖い、
やめて欲しいな、
ま、そう思ってもやめてくれないけどさ、
『じゃあまたね!』
ようやく、打ち上げが終わった。
「楽しかったか?」
そう、今僕は蓮くんと帰っている。
家の方向は逆なのに、送りたいらしい。
断ったが、何度も言ってくるので、諦め一緒に帰っている。
「うん、楽しかったよ」
沈黙が続く。
いや、何にも話さない感じ!?
一緒に帰るなら、何か話すと思ってたんだけど、
一応、僕にも質問を返せるコミュ力はあると思うんだけど、
「なぁ、俺が瑠依のこと好きって言ったらどう思う?」
どんな、質問だよ、
「恋愛的に?」
僕はあえて、別の方を言う。
「うん」
「そうだよな、って、えぇ!?」
「うわ、どうした、」
「い、今、恋愛的って!」
「あぁ、そうだよ」
いや、どう返事すればいいんだ?
「困るよな、」
困ることはないな、
「困ってはない、」
「え、ほんと?」
「うん」
僕達、二人の間に重い空気が流れる。
「俺と付き合ってください!」
この空気感、何となく予想はついてた、
でも、僕はあえて思っていることを言う。
「そんなに焦らなくてもいいんじゃない?」
「え?」
「ほら、僕だって別に離れていくわけじゃないしさ、」
「嫌いじゃないってこと?」
「別に嫌いってわけじゃ、」
「そっか、分かった」
「え、何が、」
いやいやいや、怖いって!
「好きになったらちゃんと言えよ」
「はぁ?どういう?」
「じゃあ!」
「ぇ、あ、ちょっ!」
「そんなこともあったな…..」
「俺は幸せだよ、瑠依と付き合えて」
夏目瑠依 21歳 大学生
僕は今、松井蓮くんと約四年間付き合っています。
「ん、ありがと、」
「塩だなぁ、」
違うよ、塩なんじゃなくて、恥ずかしいの、
「あぁ、好き」
「ん、僕も、」
「かわい、」
蓮はそう言いながら僕にキスをする。
「急にやめろっ」
「ふーん、じゃあ、キス、するね」
蓮はまた、僕にキスをする。
さっきのキスとは違う。
唇を食べたり、舐めたり、欲望を全開にしたキス
「口、開けて」
「ん、」
蓮の舌が入ってきた。
温かい、気持ちいい、
全身の力が抜けていく
「触るよ」
「うん、」
僕は消え入りそうな声で返事をする。
「はぁ、そこ、気持ちぃ、」
「ここ?」
「ん、」
「指、挿れるよ」
「そこ、だめっ、」
「ここ、好きだもんね」
「動くよ」
「はや、く、うごいてっ?」
「分かったよ」
「あぁっ…だめっ…..でちゃ、う」
「俺も、っ、やばい、」
僕達はほぼ同時に絶頂に達した。
「はぁ…はぁ…」
「大、丈夫、?」
「うん、」
蓮も疲れている。
毎回、蓮は気を遣ってくれる。
優しい、
こういう所が好きなんだな、
僕達は狭いベットに二人で並ぶ。
「ずっと好きだからね」
「うん」
僕も好きだよ、
そうやって、
気持ちを伝えてくれるところも
優しいところも
かっこいい所も
「僕もずっと大好きだよ!」
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あとがき
こんにちはmapleです!
本日はクリスマスということで、読み切りのらぶらぶストーリーを書きました!
読み切りということで、駆け足になっちゃいましたね💦
ということで、ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
別の作品もよろしくお願いします!
さて、みなさん、クリスマスはどう過ごされますか?
今年は、とても仲良いお友達と遊んで来ます!
ぼっちで過ごす方も
カップルで過ごす方も
お友達と過ごす方も
みなさん、良きメリークリスマスに!
もう一度言いますが、ここまで読んで下さりありがとうございました!
では、また!👋✨