今宵も神聖な夜に彼に抱かれる。キッカケは些細なことだった。俺が気になっていた女性に振られて彼奴が慰めてそれから・・その時は酒に逃げていた為詳しく思い出せないがなんやかんやあって彼奴に、相棒に抱かれてしまった。朝起きて隣には相棒がいて。この時から彼を好きになっていたのかもしれない。何故なら心臓が妙にうるさいから、この胸の高鳴りは以前の女性からは感じなかったものでこの異常現象は彼によって引き起こされているだなんてその時の俺は知る由もなくて。その日から彼奴の少々熱い体温が忘れられず2度目の夜を頼み込んでしまった。彼はイヤな顔ひとつせず少し悩んだ後快く引き受けてくれた、なんていいやつなんだ彼奴。2度目も快楽に落ちて頭ん中は彼奴だらけ。そのうち俺は何回も夜を誘って、彼奴は何回も受け入れて。どうしてそこまで受け入れてくれるのだろう。今の俺、イヤ、未来の俺にでも分からない、分からない方が身のためなのかもしれない。何回も夜を重ねては快楽に落ちて、いつの間にか恋にも落ちていた。彼の笑顔はずっと見ていたいし俺の前だけで弱さを見せて欲しいし彼奴の瞳の中はいつも俺がいい。あわよくば俺以外を見ないで欲しいだなんて重いがすぎるんじゃないか俺。交わりも終わってベランダで目視出来ない副流煙を垂れ流す彼の姿を眺めては行為中に言われた「好き」という単語を思い出してしまう。淫らで興奮を誘うような、何処か切なさを感じる声でそれを言うもんだから尚更俺のココロを締め付けてくる。
👾「お前も紙巻きタバコにすりゃええのに。周りの奴らみーんなアイコスなのさみしーわー。」
👑「紙巻きも良いけど臭くない?アレ。」
👾「それはそうなんよな。でも電子も十分臭いで。」
👑「エッうそマジか〜〜悪臭王子か〜〜」
👾「その二つ名だと誰も寄り付かないですぞ閣下」
👑「うるさいな、そう言いながらもボビちゃんは来てくれるもんね〜ぇ?」
👾「調子乗んなよお前www」
👾(こんな事言われても好きだとかアホらし。叶わない恋しても無駄やのに。こんな感情死ねば良いのに。)
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