コメント
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主様、私のリクエストに答えてくださってほんっっとにありがとうございましたm(*_ _)m ハッピーエンドバージョンも最高なストーリーでした! この作品を見つけられてよかった!
Happy End編
リクエストありがとうございます!┏○
Happy End苦手なりに頑張りますので、暖かい目でお読み下さい🙏お願い致します(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
会話数クソ少ないです←許して
冴side
凛が手術室に入ってから三時間が経過した。男性が出産するのは母体の危険も伴うため、帝王切開で子供を産む場合が非常に高いと言う。その方(帝王切開の方)が安全だ、という医者の説明や、リスクの話を詳しく聞き、凛の意見も踏まえ、安全な方がいいだろうと、帝王切開にすることを決断した。
凛は、陣痛や死のリスクが高まることを気にしていなかったようだが、そこは俺が気にする。
うん、だって子供が無事でも俺一人じゃ育てられないからな。俺の性格知ってるだろ?普通に考えて無理だろ。というのと、凛に生きていて欲しいという強い思いがあることを話したら、帝王切開にしようと速攻で意見を変えてきた凛に動揺せずにはいられなかったが、とりあえず決まったわけだ。
で、初産婦の場合、手術時間はおよそ 2~3時間。
予定では、そろそろ手術は終わる予定だが…。凛は手術前日から手が震える程緊張していたが、俺は正直、決断した時からずっと不安だった。なるべく凛を外に出さないように、衝撃を与えないように気を付けて生活し、家事もできる限り俺がやった。凛は、申し訳なさそうにソファに座って俺の様子を見ていた。
本当に無事に産まれてくれるだろうか。リスクの話されたら余計なことばかり考えてしまって、サッカーのトレーニングも瞑想も集中出来なかった。凛が、俺今日も元気だし、この子も元気だから兄ちゃん安心して!今日も頑張って来てね!と見送ってくれる姿を思い出し、なんとか仕事やサッカーをこなしていたのだが。
緊張していたのは、凛よりも俺の方だったかもしれない。凛に不安が移らないよう、なんとかいつも通り振舞っていたが、凛が手術室に入る時には手が震え、今もこうして待合室で神に祈っているのだが…。今まで神様なんて信じたこと無かったのに 都合の良い奴だな、と心底思った。神様には申し訳ない。
パッと手術中ランプが消え、担当医が出てきた。凛が無事か、元気な子が産まれたか掴みかかって聞きたいところだが、それは我慢して、医者の発言を待った。
医「無事に産まれましたよ。元気な男の子です。おめでとうございます」
と、頭を下げてきた。頭を下げるのはこっちだろ、と思いながらも
冴「いえ、こちらこそ ありがとうございます」
と頭を下げる。時刻は午後10時半を回ったところだ。いつもなら昼寝をしているからこの時間も起きているが、今日はほぼ一日凛の傍にいたため、昼寝はしていない。ちょっと眠い。
医者の言葉を聞いて、安心しすぎて頭がぼーっとしてきた。
凛は自室に戻っていると言うので、待合室から出て凛が居る病室に移動する。
凛「兄ちゃん!」
凛は既に目を覚ましていたのか、白い塊(赤ちゃんです)を抱えながら目を輝かせて 俺を見つめた。めっちゃ嬉しそうで安心した。2人とも無事だな。
冴「凛、よく頑張ったな。偉いぞ」
と頬に手を添えると、嬉しそうに擦り寄ってきた。可愛い…。凛が抱えている奴(赤ちゃんです!!)を覗くと、寝息を立ててぐっすり眠っている。
凛「さっきまで起きてたんだけどね、寝ちゃったよ」
と凛が小声で話す。可愛い弟と、可愛い子供。めっちゃ写真撮りたいけど、今財布しか持ってない。
凛「兄ちゃん抱っこする?」
と、恐る恐る子供を差し出してきた。数十年ぶりの感覚。2~3歳の頃、よく凛を抱っこしていたものだ。
凛を抱いていた頃の自分を思い出しながら、産まれたばかりの子供を抱っこさせてもらった。軽い…。
看護師に寄ると、2988gらしい。生まれた時の体重は凛とそんなに変わらないんだな…。子供からは、赤ちゃんって感じの独特な匂いがした。凛は、嬉しそうに俺と子供を見上げている。
なんの問題もなく、普通に退院できるとの事で、凛が早めにお世話のペースを掴みたいと言うので、母子同室にしてもらった。
大部屋か個室かは、凛が「俺見た目は男だし…」と、他の母親たちの気に触るかもしれないと不安に思ったため、個室にした。
料金は高くなるらしいが、俺には関係ない←プロサッカー選手
その後、入院中は毎日会いに行き、無事に退院できるということで、凛が上機嫌で子供の世話をしているのを横目で見ていた。俺には女友達どころか、友達と呼べる奴じたいが少なかったため、ネットの記事で母親たちの意見を確認し、凛にストレスが溜まらないよう、心掛けた。
家に帰って来ると、今まで(病院で)の生活とは大きく異なるため凛もすぐに疲れてしまい、日中は休憩してる時間が多くなった。俺はみんなによく知られている通りものすごいブラコンなので、凛のためなら何でもしたし、出来る限りのことはやった。
子供はすくすく健康に育ち、今では夜泣きすることも減り、凛にも余裕が出てきたようだ。周りにママ友が居ないから寂しくないかと心配したが、全然平気らしい。まぁ、今までも他の人と関わる機会少なかったもんな。お前の性格だし…。
俺は怪我で活動を休止している事になっていて、2年ほどしたら戻る予定だ。俺の貯金も凛の貯金も、並の人間より多い(多すぎなくらい)はず。凛が寂しい時は、丁度日本に滞在しているメンバーに遊びに来てもらったり。結構幸せな家庭なんじゃないかと我ながら思う。
凛の笑顔も、ブルーロック時代より増え、子供も何語もなく健康に育っている。俺も今まで通り普通に生活しているし、全然大丈夫だ。
その後、二人の子供がプロサッカー選手になり、世間でも大注目されるとは…当時 誰も思っていなかったらしいです
fin
どこまでもいつまでもお幸せに!!!
なんかヤケクソになっちゃったし会話少なくてごめんなさい!!
好きなだけ批判して(?)