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朝
電車通勤の俺は毎朝乗るこのラッシュ時の電車が上司の次に嫌いだった。
ホワイト企業に就職したは良いもののその会社の中で最も恐れられてる人の部下に当たるなんて聞いてない!
俺が嫌いな上司、上戸とは朝の電車の路線が被ってて嫌でもあいつと同じ時刻の電車になってしまう。
どうしても電車で鉢合わせたくなかった俺はいつも一号車車両をずらしていた
あー何とかあいつの弱みを握れればなぁ
とか思っていた時顔見知りのある顔がいた
上戸だ!…
………
でもでもでも!何であいつがいるんだよ!!
は!? 上戸はいつも俺の隣の号車に乗ってるはずなのに!
あいつとは10㎝ほど身長差があり俺が目を合わせようとすれば簡単に目が合うような距離だったし周りのひとも俺より少し身長が低くて結構俺が目立つ
やば、やばい!と動揺していた時
上戸が挙動不審になっていることに気づいた
後ろにいる人が上戸に何かしている
あいついつもの威勢が消え青ざめ下を向いている
俺も下に目線を合わせると人と人との間で後ろのやつがあいつに何してるのかがわかった。
(痴漢……?)
その時ちょうど電車が揺れ上戸が上を向いた時
たまたま目が合った。
あいつは目を見開き、 青ざめた顔がさらに青ざめていくように見えた
会社の最寄りの駅に着き人の流れであいつを見失った
俺は可哀想や心配より【弱み】を握れたことについて喜んだ
あいつはそこそこ会社内で有名だ。こんなこと他の人に言えばあいつはどんな顔をする?
泣きながら「やめてください」とでも言うのだろうか。
電車の中で目が合ったとき俺は最高にゾクゾクした
だが証拠がない。
今日録音機を使ってあいつに電車のことを聞き、言質をとって脅してやろう。
俺は今までで一番楽しそうな顔で会社に向かった。
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