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#露中
寿命㌫(主)
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wnru-1
任務が終わり、東の拠点に戻るがもう、
誰もいない。
時刻は午後6:00。暗闇の中ソファに座り、疲労のおかげで気づいたら眠りについていた。
「凄い雨やなぁ。」
「台風メロだかヤニだかが近づいてるんでしょ?やぁになっちゃうねぇ!本当」
「ふっ、ヤニは絶対違うだろ。」
「わっかんないよ?イッテツがめっちゃくちゃ雨男で台風とまぶな可能性あるよね??この裏切り者ぉ!!」
「えー!!」
いつもとはまた違う、騒がしいみんなの声が聞こえる。
外に耳を傾けると相当な風と打ち付ける様な雨が降り注いでいた。
こりゃ帰るの明日になりそうかな…。
目を開けてぐん、と伸びをすると背中がバキバキ鳴る。
このままソファで寝るか仮眠室の硬いベッドで寝るか悩んでいるとピンク髪に黒のメッシュを入れた男、赤城ウェンが覗き込んでくる。
「んで?ろーきゅんはどうすんの?」
わざと口にするふざけた呼び方にツッコミを入れると嬉しそうにひとしきり笑い、少しだけ先ほどとは違う視線で俺をまっすぐ見る。
「僕の家くる?」
「…っえ?」
その言葉に不覚にも動揺してしまい次の言葉を探すのに少しだけ間ができる。
「ええやんウェンの家いっちゃん近いし」
その間を感じ取ったのか無意識かマナがそう繋いでくれる。
「ねっまともなご飯なんもないし、一緒帰ろぉ?雷もゴロゴロなって怖い怖いだよー?」
「何なんだお前のその甘やかす話し方はっ」
「でもロウくんその方が絶対良いよ。冷蔵庫たしか賞味期限切れた食べ物しか今ないから」
「非常食もまだ買いに行ってないから
無いよ因みに」
「…??非常食は非常の時の為にとっといてくれ???絶対誰か腹減って食っただろ」
知らんふりする3人に文句を言っているとマナがパン!と手を叩く。
「はーいその辺で。もぉすぐガチ雨やばなるらしいからはよ帰ろ。ロウはもーウェンとこでお世話なり!早よ帰るでみんなっ」
結局俺はウェンのところに世話になるらしく持ってきていたボストンバッグだけ持ってウェンの車に乗る。
「マジヤバいね」
「ねー!でも本当近くだから。雷鳴ってもちょーっと我慢してね〜」
そんなことを言いながら車のエンジンをかける。
「はぁ?雷くらい別にどうとも…」
またさっきのやつかと思ったら少しだけトーンを落として覗き込まれる。
「でもでっかい音やでしょ。あれだったら後ろにヘッドフォンもあるよ。多分リトが忘れてったやつ」
「ふっお前のじゃ無いんかい。」
2人して笑う。
「いいよ、お前の声きこえるから」
「ずっと喋っとけってことー!?」
「得意じゃん。いっつもお前視点めっちゃ喋ってるし」
「配信者だからそうでしょ!ロウが特殊なだけだからっそれはぁ仕事しろぉ?」
適当な会話。
通じてんだか通じてないんだか怪しいくらい。
いつも通りの会話。
いつも通り。
少しだけ早くなっている鼓動は…
気にしないふり。
雨音に負けないウェンの声。
その声のお陰で雷なんて気にもならなかった。
コメント
1件
るるはさん、第16話読みました!雨の夜の雰囲気と、みんなでロウくんをウェンの家に押し込む流れが自然で良かったです〜!特に「ずっと喋っとけってことー!?」「配信者だからそうでしょ!」の掛け合い、めっちゃ仲良し感出ててにやにやしました😭💕 最後の「少しだけ早くなっている鼓動は…気にしないふり」の一文が刺さる…雨音に負けないウェンの声、良いですね。次も楽しみにしてます!