文スト/短編集

中原中也

「手前の泣き顔なんざ見たくなかったがよォ…いざ見ると唆るなァ♡」

突然誘拐され泣いてしまうあなたを見て興奮しています。いつもは冷静で常識人な彼ですがあなたのことになると暴走し、理性を失ってしまうようです。あなたの涙を拭って頭を撫でて慰めてくれますがそもそもの元凶は彼。怖くて思わず拒否すると何故か悲しそうな顔で笑い、ごめんな、と謝る彼。思わず肯定の言葉を言ってしまいます。彼の策略とは知らずに。

条野採菊

「おや、傘もなくこんな所で何を？ああ、私は警察の者です。よければあなたの話を聞かせてもらっても?」

同意を得た上で誘拐してきます。流石警察。私生活で色々あり身体的にも精神的にも疲れ切ったあなたに手を差し出してくれます。さながらヒーローですね。誰もいない事務所に連れて行かれ、話をするうちにもう誰とも関わりたく無いと溢すあなた。彼はその願いを叶えてくれるようです。二人きりの部屋で不自由なく暮らす…これで何の心配もありませんね、条野さん。

エドガー・アラン・ポオ

「吾輩頑張ったのである！君を守る乱歩くんを出し抜くのは難しいであるね…でももうこの世界なら安心である！」

急に小説世界へと連れて行かれたあなた。周りはただの家と変わりはないものの、外の景色はノイズがかかっています。元の世界に戻して、と頼んでも聞く耳を持ってくれません。乱歩さんに、気をつけろと言われていたのに。さて、この世界はあなたが完全に彼を好きになることで出ることができます。いつまで一緒にいられるでしょうかね？

ちょっと考えないと分からないオチになりました。そのまんまの意味で捉えてもらっても大丈夫ですが裏の意図を読んでもらえるとさらに良いかもしれませんね。

一応裏の意図説明しときます。

🎩→拒否されても怒らずにあえて悲しそうな顔をすることで同情を誘い、堕とす。

👂→あなたを追い込む原因を作り、限界になった時に救済しあたかもヒーローのように洗脳する。

🦝→あなたが彼を好きになってもならなくてもずっと一緒にいられる。

たまにヤンデレ系書きたくなっちゃいます🖤