Let’s see if it’s true love.
🚨今回鳴海さんと保科さんの心情がごっちゃごちゃです汗汗汗🚨
9時23分
まあほぼ予定通りの到着。
ホテルに入る。
ロビーの受付へ行きなんとか鳴海さんの部屋を教えてもらった。
布の床を歩く。ぼそぼそと音が鳴る。
エレベーターを使い少し上の階へと行く。
乗って数秒。高いベルの音と共に扉があいた。目的の部屋までそう遠くは無い。
ほんまに、…知らんけどなんで割と高い部屋借りてんねんやあの人……
あほか、、
少しお高めの部屋を借りていたためほぼこのフロアには人が居ない。
02…03…04……
目的の数字と一致するのを確認するために札を見ながら歩く。
あった、。
今目の前
教えてもらった通りならこの部屋に鳴海が居る。
少し
少しだけ躊躇った。
自分が知らないうちに傷つけてしまったのだと思うと胸が痛くなる。
でも心当たりが全くない。
となると、、もしかしたら冷められた、???
やっぱり自分は迷惑だったのか。なにがダメだったのだろうか。
今まで真っ白だった頭にズンと言わんばかりたくさんの不安が詰まって押し寄せてきた。
それでもしっかり聞くことは聞きたい。
震える手で扉に手をあてる
コンコンコン
木の扉から軽い音がする
がちゃ
「…」
「は、?」
〜
もう未練など知らん。未来の自分に全部任せてやる。今はただただなにも考えたくない。てかもう余韻に浸らせてくれ。
今更。今までの事を思い出して思い出と共にベッドに沈んでる。
何も言わずに出てった。ネットもすべてブロック。別れよとは言ってない、ただただ自分が耐えきれなくなってしまってこうなった。今曖昧な関係を作ろうとしてる。
でも保科にとってはいいこと。
向こうには見合い相手がいてもうボクなんて必要ない。だったらまた前みたいに上下関係で接するだけ。付き合ってたことはある程度(ほぼほぼバレてたが)隠してたため、作り犬猿でも別に行ける。そうそう、なんでこのボクを選ばなかったのかを怒りに変えてまた犬猿の仲になればいい。らくしょーらくしょー。かかってこい。
あーーーー、、と声混じりの深いため息と共にスマホのフォルダを漁る。
もともと
そんなに人に興味はなかった。だって誰も自分のことなんか見てもくれないし何もしてくれない。そんな自分に寄り添ってくれた保科だけが1番だった。1番好きで1番大切で、、全部が全部1番だった。
だからしっかり記録として残したかった。
写真の殆ど。3分の2は全部保科しかいない。
今もしこの男に会えるなら、、
いや会ってもきっとまともに話せんな。
はぁーーーーー
また気分もスマホも体も全てがダウン。沈んでく。
コンコンコン
なんだよ今浸ってるだろーが。
最強にも休憩は必要だぞ。
ぐちゃぐちゃな服を少し整え、少しばかり髪をかきあげる。嫌々と扉を開ける。
「は、??」
脳の処理が追いつかない。
な、……うん??
保科、??……、
頭の中がぐるぐるする。
情報が分かるものは全て消した、
何も言わなかったよなボク
なんでいるんだこいつ、
「…鳴海さん」
少し声が低い。まずいこれは、
いやボクもまずいがこいつやばい。
マジだ
焦りとパニックと……いろいろ混ざって扉を閉めてしまう
「っ、」
だがそれもこいつなら止められる
ドアに足を挟まれた。
終わったー
ドアを開けられ出てきたのはやっぱり鳴海さんだった。
1度閉められそうになったがなんとか開けて貰えた。
静かな部屋。真ん中
お互い向かい合って立ってる。
「…なんで」
先に口を開いたのは保科だった
「なんで急にいなくなったんですか」
「しかも全部片っ端から情報通ブロックしよって」
「…僕、なんかしました、??」
全部全部おまえだよ
別に、
別にボクなんか、、
今までの感情がボロとなって少し出てしまった
「別にボクなんか居なくてもいいだろ、」
「はい、??」
「どういう、、……」
「…いいから。」
「もう出てってくれ」
「っ、……なんで、」
「なんでそない冷たいん、??!、」
「っ、だから、!!」
「この前から、…迎え来てもろた時からずっと冷たない、??」
「なんで、??」
「そんなわけない、!!」
「あるから言うてんのッ、!!!!」
声を荒らげる
静かだった部屋は今では少しづつ戦場になっていく。
「っっ、だからッ、!!!もうボクなんか居なくてもお前はいいんだろ、!!!」
「ほっとけ腐れおかっぱ、!!!」
「なに言うとんのですか!!!」
「うるさい、!!!」
「自然消滅だ!!お前のために出てってやったのに、、!!!!」
「僕のためて、……なに、!??、僕そんなん頼んでないんですけど!!!」
「自然消滅ってなんですか、、!!」
「もう、……冷めたん、…、??」
うるさい、
「うるさい、!!!」
一瞬保科の体が身震いした気がする
でももう感情の抑えが効かなかった
「ボクを置いてったくせに、!!!」
「は、??なんの事や、!!!」
「っそーやってすぐ誤魔化す!!!」
「ボクに何も言わないで置いてった時もそうだ、!!!!!!」
「すぐ誤魔化してッ、……」
「何も言わないでって、……」
「……ぁ、」
繋がった、
きっとこの人はこのことについて言ってるんや
「……鳴海さん、…もしかして、」
「見てしもたん、」
「っっ、……」
「…お見合い、……の」
「っ、……」
そのワードが出た時
もう全てが効かなかった
とめどなく涙があふれる
「もう、……ボクのこと好きじゃないのか、??」
「……、いや、…どちらにせよお前とボクじゃ釣り合わない」
「保科家だ、。見合いぐらい当然やるし、子孫を残すなんて当たり前だろ、。涙」
「ちょ、まって、、……」
「だから、……だから離れてったのに、…涙」
「なんで、……ボクに会いに来るんだよッ、!!!!!!!!!泣」
「ちょ、まって!!!違う、!!」
「何がだ!!!」
「っ、……もう、…頼むから出てってくれ」
「ほんとに、」
「っ、話、!!!!!!聞けや!!」
ぐっと、保科に手首を掴まれる
痛、……
もう既に鳴海の顔は涙でぐちゃぐちゃ
これ以上保科の声なんて聞きたくなかった
「っ、……見合い、…」
「隠してて、……ごめんなさい、…」
「……っ、」
「話、……聞いて、ください、」
「そら、、保科家やから……見合いもしろしろ言われた、」
「しゃあないから全部行った、」
「……、、」
「……なあ、鳴海さん、」
「ほんまにお願いや、」
「…ちゃんと、……ちゃんと僕の顔みて話聞いてほしい、…」
「目ぇ、……合わせてや、」
「…お願いします、、」
震える声が耳に入る
恐る恐る顔を上げ目を合わせる
困ったように笑ってる
でも少し泣きそうな顔をしてた。
「……」
「…」
「うん、……やっと合わせてくれた」
それから少し息を吸い話す
「お見合い、全部行きました」
「…、、しってる、、」
「行ったけど、、」
「僕、全部断りました」
「……、は、」
「そりゃ、……まあ帰ったら少し怒られてまうやろーけど、」
「僕はもう決めたし、」
「子孫残すとか兄貴に任せればええし。」
「………、、」
話す言葉が迷う
なにを口に出したらいいのか分からない
ただ黙って聞くことしかできなかった
「せやから」
「次の長期休み」
「鳴海さんが一緒に実家来てくれへん、??」
「は、??、……」
実家、??なんで??何のためにボクが、??
パニックだ
なん、。 ……どういうことだ、??
「ぇ、……は、??」
「……僕は、……弦くんが居ればそれでええ、」
「親にも言っとく」
「弦くんがええなら、……お願い、」
「……僕、の…隣、ずっと居ってくれますか、??」
隣って、。。ずっとって、??結婚ってことか、、?
「は、??」
「……無理やったらええんやけど、」
「まっ、……」
「むり、……じゃなぃ、…」
「ほんま、???」
「ゥン、……」
「ま、って、……」
「どないしました??」
「……保科、は、……その、…」
「ぼ、ボクなんかでいいのか、」
「…どういうことです??」
「だから、その、……今回だってボクが勝手に出てったし、……何より家系…が、」
「…保科と違って、……何もボクはないし、」
「…ほんとに、……いいのか、」
「……」
「うん」
「弦くんがええ」
「家系とかほんまにどうでもええし保科家嫌やねん」
「…せやから、……鳴海…がええな、」
「……は、っ、//」
「うわ顔赤」
「ふふ、……もう、大丈夫みたいやね」
「……うん、」
「…ごめん、。」
「僕もすみません、。」
「いろいろ隠して不安にさせてもうた」
「………好き、…」
「…ふふ、…僕も好きです」
「……ぅん、…」
「せやから」
「?」
「今から僕の目の前で全部ブロック解除してもろてもええですか????」
「ぁ、……」
「ハイ、。」
[はい[完]終わり終わり]
なんかもう頭パニックで終わらせましたごめんなさいムードぶち壊しですよね
きっと泣いてる方もいらっしゃるのに……
凄く申し訳ないんで
こちら見てください⤵️
はい‼️‼️‼️こちらの作品もう投稿しました。
これ書いてる自分が泣いたんで大成功作品です。
結構マジで見てください😙😙🫵🏼🫵🏼🫵🏼🫵🏼🫵🏼🫵🏼🫵🏼
こっちは後悔させませんよ
コメント
7件
ムードぶち壊しどころか逆にちゃんとまとまってて素敵な終わり方ですよ!😖🫶🏻🫶🏻🫶🏻 保科さんと鳴海さんのキャラの魅力がしっかり出されてて、ほんとに読んでてめっちゃ感情移入しちゃいました🥹💖💖 保科さん、最後のブロック解除のセリフ結構ガチギレモードで言ってそう😹 タイトルの意味、翻訳かけたら"本当の愛か見てみましょう"だから、今回でしっかりタイトル伏線回収されてて凄いなって思いました!😖🫶🏻🫶🏻
いーーやいやいやいや、最高すぎる

ムードぶち壊しじゃないですよ!むしろ保科副隊長らしいです!すごく素敵でした!次の作品も読みます💓