2 × 1
ご本人様とは一切関係ありません
「……ねぇねぇりうちゃん、楽しい?」
「んー…? ん〜…………」
ソファに座ってエゴサをしているとお風呂から上がってきたりうちゃんがとてとてと効果音がつきそうな足取りでやってくる。僕の足の間に入ったかと思うと「かわかして」っていつものわがままボイスでねだってきた。本当にりうちゃんは自分がどうしたら一番可愛く移るのかを知っている。もしかしたら、ただただ可愛いだけなのかもしれないけど。
いつもの丁寧にケアされさらさらの赤髪からは、今は毛先から少しだけ水が垂れてぺしょんってなった子犬みたいになっていた。
「痒いところはありませんか〜」
「それシャンプーの時に聞くやつだよ」
「あれ」
いつものように少し雑談もしながら綺麗なりうちゃんの髪を乾かしていく。本当に髪の毛サラサラだよねりうちゃんは。配信の時はくせ毛だから嫌だみたいなこと言ってたけど僕はりうちゃんの髪の毛大好きだよ。
りうちゃんのことだからすっかり寝ているだろうなって思って前髪を乾かすついでにチラってりうちゃんの顔を覗き込むと予想外のことに、にこにこわらっている。綺麗な赤い瞳がぼくを見つけたと思うと元々かわいい笑顔が更にかわいくなっちゃって。僕の方まで笑顔になっちゃった。
「ねぇー、いむー…?」
「んー?どうしたのりうちゃん」
「これおわったらさぁ、みかんたべたい」
「みかん?」
お風呂入る前にりうちゃん歯磨きしてなかったっけ?せっかく歯磨きしたのにみかん食べちゃうの?でもりうちゃんがそれでいいならいっか!
「はい、できたよりうちゃん。」
「んぁーーありがとぉーーー」
眠いのかな、いつもと違ってふにゃっとした話し方がとってもかわいい。
「ほら、りうちゃん。みかんだよ。」
「わ、ちっちゃいみかんだ。かわいい。」
僕とりうちゃんの分、ふたつのみかんを机に置くと、また笑顔になるりうちゃん。みかんを重ねて「ゆきだるまー」ってこっちを見ながら言うりうちゃんは世界で一番かわいい。
「皮剥いであげるから貸して」
「じゃーあ、いむのはりうらが剥ぐ」
わざわざ僕のみかんまで剥いでくれるの?本当に優しいんだねりうちゃんは。
ぽやぽやした顔で一生懸命に剥く姿が可愛くて思わず写真を撮ってしまいそうになる。
「はいりうちゃん、食べていいよ」
「いむもーー剥けたー」
偏食家なりうちゃんの為にちゃんと白い皮まで剥いであげたんだよ。頑張ったんだからみかん食べている姿くらいは写真撮らせてね。
心の中でそう呟いてからそっとスマホをりうちゃんに向ける。気づかれる前に……よし、ちゃんと撮れた。
またこれでかわいいりうちゃんがひとつ増えちゃったね。
「んねーいむー?」
「ん……と、どうしたの?」
僕もりうちゃんと一緒にみかんを食べていると不意に話しかけてきたりうちゃん。かわいいほっぺたを机の上に乗せてこっちを向いたのが視界の端で移る。
「きょうもねー一緒に寝ようねーー?」
僕たちにとっては当たり前のことを嬉しそうに聞くりうちゃん。そんなの否定するわけないじゃん。返事の代わりにそのかわいくてすべすべで華奢な身体を抱きしめた。
ℯ𝓃𝒹
コメント
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今塾から帰ってきてごろごろしてたんだけど一瞬で疲れ吹っ飛びましたありがとう🥹🥹🥹 ねむちな赤さんかぁいいね🥰🥰 「水のは赤が剥く」ってちょっとえっっに見えちゃったのは私が末期なんだな😊
わぁぁぁッ大好きです🥹🥹 赤さんの甘えたな感じも、それに応えてあげる水さんも ほのぼのしてていいなって思いました! 語彙力なくてすみません💦最高でした…😇