人と人との関わりは何を持って正義と言えるのか。何を持って愛と言えるのか。
疑問は残り、不満は募る。
例えば、そこの貴方。
好いてもいない者から愛の言葉をぶつけられた時、どの様な瞳でどの様な言葉を返すか想像をした事はあるのだろうか。
「 ごめんなさい 」
の一言で片付けるのが正義か
「 貴方の事嫌いなの 」
で片付けるのが悪なのか。
酔いが回った此世界に正解などあるのだろうか。
つまらない世界なのに、生命は増え続け、つまらない世界なのに、人は人に恋に落ちる。
明日も明後日も来年も、100年後も、もしくは
今
「 古 田 ! 」
恋に落ちるのかもしれない。
愛していた。陽の光を洋々と歩ける貴方の事を。
愛してはいけなかった。日陰でしか歩く事が許されない私が。
銃声と返り血が私の服へと入り込む。どう頑張っても、私は人を殺す以外の選択肢を持っていない。
何故なら、殺さなければ殺されるから。
フィクションでは、
「 貴方になら殺されてもいい 」
と言い、幸せな顔で血を流す場面もあるが、実際はそうはいかないだろう。
人は死ぬ事に恐怖を覚え、生きる事で快感を味わう。
今日も何処かで人は死ぬのなら、どうせ死ぬのなら
誰に殺されようと変わらないのではないだろうか。
サイレンの音が聞こえる。治安の良い此町で銃声が響いたからか。
治安の善し悪しは表向きの事件、チンピラでは判断できない。
私みたいな、殺し屋がいるのだから。
どんなに善良な人間でも、金持ちの気に触れば命を奪う。
どんなに悪党でも、私に依頼をすれば人を殺せる。
自分の手を直接汚さず。
太陽の光が疎らに差し込む家で、ゆっくりと血を落とす。
赤くて絵の具のような血は、もう見ても何も思うことは無い。
唯やはり、鉄の錆び付いた匂いは今も慣れる事は無い。
1つの瞬きをした後に、電話が鳴る。
通話ボタンの上の白い文字。
“ 依頼主 ”
「 はい 、任務は完了しました。 御手数ですが、料金300万円の振込をお願い致します。 」
淡々とマニュアル通りに話せば、
「 よくやった。 君はまだ、15なのに人を殺す才能がある 」
と皆褒め讃える。
当たり前。任務に失敗すれば自分が殺される。なら、
血反吐を吐いて迄この世にしがみつくために私は、何年も何年も技術を身につけた。
地獄行きの技術を。
それでもそんな、糞みたいな技術でも必要とする者がいる。
人間は賢いから頭が悪い。頭が悪いから地位を必要とする。
うんざりする程面倒臭くて、うんざりする程愛らしい。
その人間にも例外がいるようで、
「 あ れ? 古 田 」
血だらけの私を見ても明るい笑を零す此奴は、
私が世界一大好きな
「 竜 馬 く ん 」
前回の殺しのターゲットは、売春している女を買っては食い散らかすド底辺。
その彼氏に怒りを買った男だった。
私はそっと糞に声を掛ける。
「 あ の 、 お 財 布 落 と し ま し た よ 」
自分の顔がどんだけ整ってるか知っている。だから其れを利用する。
流れに逆らわずに行けば、
今は薄暗いホテルの中。
15歳と32歳が躰を重ねようとしている。
「 私 、 初 め て だ か ら 怖 い よ 」
震える手をその乾燥した手で握る。
「 大 丈 夫 」
そう言って私の中に入れてきた。
痛い。気持ち悪い。
気持ちよくない。
「 ば い ば ー い 」
男は惨めに、否最高か。
私の中に入れたまま、死ぬ事が出来たんだから。
ここから先は思いついたけど書くのがだるかったよ‼️😵💫
貰いたい人いたら貰ってね︎^_^
没
コメント
21件
続き書けよ思いついたなら ノベルの不純久しぶりに見たなそういえば
しゆーの没は神の間違いですよねそうですよね
すごい好きだよタイプ なにが没作だよ!!最高じゃねぇかヨ😵💫❕