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ジンくんは病院から帰ると、疲れて眠ってしまった。
何とか起こしてお風呂に入れた後、もらった薬を塗ってみる。
薬をもらう時、最初はピリピリ痛いかも、と言われたので、そーっと塗る。
母「ジンくん、どう?」
ジンくん「う〜…かゆいかな…」
我慢できそうだと言うので、そのまま寝かせた。
安堵したのも束の間、数時間後、泣きながら私たちの寝室にジンくんが入ってきた。
ジンくん「ママあぁ〜〜お尻いたい…」
母「あらあら、ちょっと見せて。」
見てみると、皮膚の状態は塗った時とあまり変わっていない。
ジンくん「グスン……」
眠いのもあって、グズグズ泣いている。
眠るまでしばらく抱っこしてあげると、なんとか寝てくれた。
翌朝、
ジンくん「絶対に薬塗らない!」
母「薬塗らないと、またお尻に注射だよー」
ジンくん「注射も薬も嫌だ!」
母「あー、そんな子は、お尻ぺんぺんするよー」
ジンくん「……っっ!しないー!」
母「じゃあ、お薬ちょっと我慢しようよ。」
ジンくん「えぇー……じゃあお薬我慢する…」
なんとか薬を塗りいつも通りオムツを履かせる。
母「えらい!お薬塗れたじゃん!!もう小学生のお兄さんだもんね!」
泣きそうになっていたジンくんだが、お兄さんと言われ泣くのをやめたようだ。
しかし学校へ行く準備を終えた頃、痛くなってきたようで、
ジンくん「あー……痛くなってきた……」
座り込んで辛そうにしている。
無理やり学校へ送り出すこともできず、落ち着くまでしばらく抱っこして、様子を見る。
ジンくん「痛いよ……(泣)
お母さん仕事行く?」
母「お母さん、仕事行くから、おばあちゃんとお留守番する?」
ジンくん「……学校…行く…」
人見知りが激しく、おばあちゃんには甘えられないから、学校に行くことにしたようだ。
母「じゃあ、お尻が辛かったら、先生に言うんだよ!」
ジンくん「分かった!」
少し遅刻して、何とか学校に行けたジンくんでした。