悪の正義

総統室

ｺﾝｺﾝ

gr｢入れ。｣

ni｢失礼。｣

gr｢…メリンダと知り合いなのか？｣

ni｢知り合いというか…まぁ、恋仲。 ｣

gr｢恋仲!?兄さんが！？｣

ni｢まぁな、しばらく何処に居るかとか分からんかったんやけどな。今回の件で…って感じ。｣

gr｢…はぁ、戦争はしたくない…と？｣

ni｢俺もそうやし、メリンダもする気は無いって。｣

gr｢…なら…｣

翌日

森

メリンダ｢…決まった？｣

gr｢あぁ、悪魔狩りを渡す。｣

メリンダ｢ほぉ…｣

gr｢だが、それは此方だけが不利だ。｣

gr｢其方からも、国民に害をもたらす悪魔を渡してくれないか？｣

メリンダ｢…それもそうね、良いわ。交渉｣

成立よ。

メリンダ｢今から…でもいい？｣

gr｢あぁ、問題は早く解決したいからな。｣

ﾓ悪魔｢メリンダ様ｯ！お願いしますｯ!!許して下さいｯ！｣

メリンダ｢五月蝿い。黙ってくれない？｣圧

ﾓ悪魔｢ﾋｯ、で、ですがｯｯｯ!!!｣

メリンダ｢黙れって言ってんの、分からない？そもそも、私が許可したのは悪魔狩りを殺す事。｣

メリンダ｢無罪の国民は許可してない。｣

ﾓ悪魔｢ｯｯｯ…くそｯｯ!!!｣

gr｢…｣

メリンダ｢渡した悪魔達には弱体化の術をかけてる。まぁ…反抗したら自動的に死ぬ呪いをかけてるから。反逆の心配はしないで。｣

gr｢あぁ、助かる。｣

メリンダ｢じゃぁ…｣

gr｢待ってくれ。｣

メリンダ｢…？｣

gr｢兄さんと恋仲なのだろう？｣

メリンダ｢!?なんで知って！｣

ni｢すまん、言ってもうた…｣

メリンダ｢兄さん!?なんで…｣

ni｢隠しとく訳にもいかんくてな…｣

メリンダ｢…そっか、｣

メリンダ｢まぁ、いいけど…それが、？｣

gr｢我々と契約をして…｣

一緒に暮らさないか？

メリンダ｢………｣

メリンダ｢一緒に…ね、それは私が幹部になるという事？｣

gr｢いや、そこは自由にして貰って構わない。ただ、恋仲なら近くにいた方…と思っただけだ。｣

ni｢グルッペン!?そんな話…！｣

gr｢あぁ、言ってないが、悪い話じゃ無いだろう？｣

ni｢まぁ…、メリンダがいいなら、｣

メリンダ｢…そうね、一週間、様子見をしていい？｣

gr｢あぁ、勿論だ。｣

メリンダ｢それじゃ…｣

よろしくね？

gr｢あぁ…｣ﾆﾔｯ