この作品はいかがでしたか?
406
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アテンション!
・桃水
・水さん女体化
・nmmnは守って下さい
『』←桃「」←水〈〉←モブ
それでは、どぞ!
✂ーーーーーーーーーーーーーーーー✂
「はぁ…」
「ないちゃん…っ」
ないちゃん…それは、僕の幼なじみ
僕には昔、幼なじみがいた。
ないちゃんは桃色の髪で、同い年の、優しい
男の子。
でもね、その子転校しちゃったんだって。
小学5年生の時に行っちゃったの。
僕まだね?想いを伝えてなかったんだ。
「今日は高校の入学式かぁ…」
奇跡が起きて、その男の子がいたらいいなーって、願うわけのない願い事をする。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
学校について、そのままぼーっとしていた。
「…あ、クラス表みなきゃ」
えっと…僕のクラスは…?
えーっと………え、見つかんないんですけど??
「ど、どこ…?」
あ、あった
「2組かぁ…」
担任の先生どんな感じだろ…
〈あ、名前あったわ〉
〈お!どれやどれや!〉
〈お前の名前もあるやん〉
〈同じクラスやー!〉
〈2組かぁ…なんか嫌やな〉
あ、同じクラスなんだ
仲良くなれるといいな…
多分叫んでいた女の子は、白髪の子と、叫んでいないけど声が大きめだった青髪の子かな。
仲良くなれるといいけどな…笑
「…ないちゃん」
ここにいない、僕の初恋の人の名前を呼ぶ。
「…あれ?」
ーーーーー
ーーーーー
稲荷ほとけ
乾 ないこ
ーーーーー
ーーーーー
…え?
「え!?」
乾 ないこという名前がある、間違いない、
これはないちゃんの名前だ。
〈はい、クラスを確認したらクラスに行きなさい〉
「は、はーい…」
嬉しいな…笑
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
後ろにないちゃんが居る。
『…』
「どうしたんですか?」
ないちゃんが僕の肩をとんとん、と肩を叩いた
『よろしく…!』
「!」
あの頃と少し変わって、大人っぽい笑顔だけど、その他は全然変わっていない。
本当に、ないちゃんの笑顔は太陽のようなんだ。
「うん、よろしく!」
ないちゃんも、覚えてくれているのかな…?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
入学式が終わって、もう帰る時間になった。
はぁ、きつかった…
「疲れたな…」
僕はぼそっと、誰にも届かない声でそう呟いた。
あ、そうだ、ないちゃんに覚えているか聞いてみようかな
「覚えているか、分かんないし…!」
僕はなけなしの勇気を振り絞って、ないちゃんに声をかけた。
「あの、ないちゃ…乾さん!」
『ん?どうしたんですか?』
「ちょっと、話したいことがあって…!」
え、なんか告白みたいじゃねこれ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「…」
『…』
え、誰かこの状況どうにかしてくれ。
『え…っと、なんかあったのかな?』
「あぅ、えっと、その…」
言葉がまとめれない、ないちゃんも困ったような顔をしている。
「覚えて、るかな…?」
『…え?』
いや何聞いてんだ僕ー!!!!
『…ごめん、知り合いだったかな?』
「ぇ…?」
違う、違うよ?
幼なじみじゃん、知り合いじゃないよ?
友達じゃん、親友じゃん。
なんで、覚えてないの…?
「あの、稲荷ほとけ…小さい頃一緒だった…っ」
『小さい頃…?』
「あぅ…っ」
覚えて、いないんだ。
「…っ、あっはは、人違いだったみたいです」
「乾さんの時間使っちゃってすみません」
「それじゃっ…」
『え、ちょ、稲荷さん!!』
最後に乾さんの声が聞こえたが、聞こえていないふりをして、僕はその場を去った。
ーーーーーーーーーーーーーー
…稲荷さん、大丈夫かな。
『…俺、傷付けちゃったかな』
稲荷さん、本当に人違いだったのかな。
『母さんに、聞いてみようかな』
俺は母さんに聞くことを決意した
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『ねぇ母さん』
〈どうしたよ〉
『俺って昔仲いい子とかっていたっけ?』
〈仲いい子ね〜…うーん…〉
やっぱり、いないのかな、稲荷さんが本当に人違いしただけだったのかな?
〈あ、おるよ!おるおる〉
『!いるの!?』
〈えーっとねぇ…写真あるはずなんよなぁ〉
『…』
〈あ、あったわ!〉
〈ほら、見てみ、あんたの幼なじみちゃんや〉
『…!この人…』
その写真には、満面の笑みでぴーすをしている
俺と、”稲荷さん”がいた。
『…ありがと母さん』
〈?おん?〉
なんか、思い出したかも。
ーーーーーーーーーーーーーーー
「ひっく…ぐすっ…ん”ん”…っ」
さっきから泣いてばっか。
ないちゃんが悪いんだし、覚えてないのが悪い。
僕は、ずっと好きだったのに。
ずっと、覚えていたのに。
「ひどいよ…っ」
でも、いちばん酷くて悪いのは、
僕なのかもしれない。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「…」
〈ーーーーーーーー〉
話が入ってこない。
先生が何を言っているのか分からないし、
何をやっているのかも分からない。
「長いな…」
いつもなら普通に感じる学校が、いつもより長く感じる。
『…』
「!どうしたの?」
乾さんに優しく肩を叩かれた
『ん』
「?」
なに、これ…?
《放課後、3階の空き教室に来てください。》
「…」
あんま乗り気じゃないけど…
「…わかった」
『!ありがと…!』
こんな時でも、あなたの笑顔に惹かれてしまう
僕は、おかしいのでしょうか…?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「もう放課後かぁ…」
あの紙切れを渡されてから、時が進むのが早く感じた。
「いかなきゃ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
3階の空き教室には、もう乾さんが居た。
待たせちゃったかもしれない。
『あ、稲荷さん…』
「乾さん…」
『あ、いやでも、ほとけっち…かな』
「え…?」
乾さん…ないちゃんが、昔の呼び方で僕を
呼んだ。
「え、あ、え…?」
僕はいきなりの事でパニクってしまった。
『…今まで、本当にごめん』
ないちゃんが、いきなり謝ってきた。
「え、なんで…?」
『俺、昔なんも言わないで引っ越しちゃって』
『それで、ずっと後悔してたんだけど、時が進むにつれ、忘れちゃってて…っ』
そうだったんだ、初めて、知ったなぁ…笑
『ほんとに、ごめん…』
『謝っても、許してくれないかもだけど』
『本当に、ごめん…っ』
そんなに、謝らないで。
「…いいよ、もう、大丈夫だから…っ!」
『へ…?』
「だ、だから!もう大丈夫!笑」
もう、僕は大丈夫だから、思い出してくれただけ、嬉しいの
「…それじゃ、僕帰るね…!」
『ちょっと待って!』
「え?」
もう帰ろうとしたら、ないちゃんの呼び止められた。
『…あのさ、俺、ほとけっちこと好きなんだ』
「…へ」
『だ、だから…!』
『俺、ほとけっちのこと…好き、です…っ』
「え、あ…っ」
『え、ほとけっち、泣いてる…』
僕は、自分が気付かぬうちに泣いていたらしい
…嬉しいなぁ…!笑
『い、嫌だったかな…!?』
「んーん、嬉しい…っ」
幸せだな…!
『じゃあ、俺と…』
『付き合ってください…っ!』
そんなの、答えは決まってる
「…はい!」
ずーっと好きでした。𝑒𝑛𝑑
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なんか長いねぇ((
それでは、おつあいでした!
コメント
17件
幼なじみいいよねぇ♪ 私は幼なじみいるけど愛知におるから遠いんよなぁ(( 理想的な恋やな♪
いいわねー、幼なじみ