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全国をかけて。

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全国をかけて。

1 - 恐怖を乗り越えて

♥

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2025年06月26日

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全国をかけて_。


3年 春


「 そこもっと音出して!」


「「 はい! 」」


指示している声、みんなの綺麗な音が聞こえてくる


「 …きれいだなぁ。」




僕は2年前に吹奏楽部を辞めた。

それはとある理由で。


1年 6月


「 コンクールのソロは黄に任せた。」


元々中学から吹奏楽をしていた。

そのため、3年ではなく僕にソロが渡された。


「 僕じゃなくてもぶ先輩の方が…っ、! 」


「 黄くんの方が実力はあるの。いけるよ。」


僕はそこから毎日何度も何度も練習した。




コンクール当日。


先生の指揮で曲が始まる。

みんな真剣に今までの練習を思い出して

このメンバーで吹くのも最初で最後。

みんな全力で全国を狙っていた。



もうすぐ僕のソロだ。


「 〜 ♩ 」


最初は上手くいっていた。なのに。



音が外れた。

今までは上手くいったのに。

指が動かない。

どうやってやるんだっけ。



「 あんたのせいで…っ、!! 」


3年生からは大ブーイング。

もぶ先輩からも。


「 完璧にやってくれるって信じてたのに。」


そんな一言が重くて。

みんなの視線が痛くて。

ひとつの言葉の重みも、ひとつの音の重みも、

僕がいちばん味わってきている。


そして、そんな重みや視線に耐えれなくなった。


「 先生、ぼくやめます。」



「 辞めるとか簡単にいわないでよ! 」



「 最後のコンクールみんなで出るんじゃなかったのかよ…っ!  」



「 失敗なんか気にせんくてええんやでッ、! 」



「 一緒に乗り越えようよっ、!  」



「 黄くんがいないと、ぼくできないよ…っ、 」





「 みんな、ごめんね。ぼくには合ってなかったみたい。」



3年 春


あの時はみんなに悪いことしたなとか

すっっごく今でも後悔している。


でももうあの後悔は経験したくない。

趣味程度でひとりで吹くのがいちばんたのしい。



「 〜♩  」

屋上でいつも曲を吹いている。

もうみんなとはやれないけど、

この音楽へ想う気持ちはまだ繋がっている。



「 ねえ、こっち来てっ、!!! 」


赤くんが急に僕たちを連れ出した。

その場所に行くと、


『 僕たちの大好きな音が響いていた。』


「 この音って…っ、」


“ 黄 / 黄くん / 黄ちゃん の音だ…っ!! ”



「 ガチャッッ 」


だれだろう。

ぼくの音がうるさかったかな。


「 黄 / 黄くん / 黄ちゃん !! 」


「 みんな…っ、? 」


ぼくの好きな声。

ぼくの好きな人達。

そして、“ ぼくの仲間 ” がきた。



「 黄くん、また一緒に吹奏楽やろうよッ、 」



「 もう僕はしないって決めたんですっ…、」


ぼくだってまだまだしたい。

けどもうステージに立つのがこわい。

失敗するのが怖い。


「 そうやって過去の失敗から逃げるの? 」


「 …ッッ! 」


突然青ちゃんが言い出した。


「 そうやって逃げてたら、一生残るんだよっ? 」


「 僕達だって失敗はこわい。 けど立ち向かってるの 。 黄くんは立ち向かわないの? 僕達と同じステージに立ちたくない? 」



僕だってもう一度みんなとやりたい。

でももうみんなの足を引っ張りたくない。

あの苦い思いを味わいたくない…っ



「 あの苦い思いはもうさせないよ 」


紫ーくんが突然口を出した。


「 今は俺たちがみんなの事を引っ張る番。」


「 黄くんのことをばかにするようだったら部活をやめてもらう。」



紫ーくんは本気な様だった。

赤も、青ちゃんも、桃くんも、橙くんも、

それに同意しているようだった。



「 でもそんなことしたら… 」


「 俺は後輩のみんながしないって分かってて言ってるの。俺は信じてる。部活のみんなを。」


僕のきらいな言葉。「 信じてる 」

でも、紫ーくんからは本気で信じてるオーラがすっごく出ていた。




「 ぼく…っ、もう一度やりたいです。」



「 もう一度、やらせてください。」


顧問にそう伝えた。


「 黄、次は みんなで支えて乗り越えるんだ。」


「 ……っはいッ、!  」


そこから本気で前より練習を続けた。

みんなと協力して、指摘し合って、アドバイスし合って、後輩 先輩  関係なく。


「 黄、次は “ ソロ ” いけるか?  」


「 …はいっ、」


「 失敗したっていい。楽しめればいいんだ。」


「 はいっ、! 」


コンクール当日。


「 大丈夫。ここまでよくやってきたんやから 」


「 みんな、ソロがんばろうねっ、! 」


「 このメンバーでは最初で最後。全力でやるよ 」


「 黄くんきてっ! 」


「 黄くん、全国行けたら付き合ってください 」


「 もちろんっ、!! 」


「 よっし、がんばるぞーっ、!! 」


「 おーっ! 」




本番。


先生の指揮でみんなが楽器を構える。

今までの練習の成果を今ここで発揮する。


みんなのソロ。


「 〜♪ 」


「 パチパチパチ 」


赤成功。


紫ーくん成功。


橙くん成功。


桃くん成功。


青ちゃん成功。



そして僕の番。


「 〜〜♪ 」


「 パチパチパチ 」


黄 成功。



プログラム15番

苺ヶ丘学園。 ゴールド金賞


全国に行けるのは、15番、〜番、〜番、__


「  …っ!! 」



「 ねえ、黄くん、付き合ってくれますか? 」


「 はい、僕でよければっ…! 」



「 おめでと〜っ! 」


「 3組目のカップルだな 」


「 黄ちゃん成功して良かったねっ!!コンクール出てよかった? 」



『 もちろんよかったですよっ…!笑 』



吹奏楽部のお話書いてみました🙌🏻


ちょっと終わり方とか雑だけどまあまあ😺😺

わたし自身吹部だから書いてみたけど

終わり方迷子になりましたよね。


ていうか‼️期末おわりました‼️‼️

もう勉強したくないですね😸😸


テスト期間なのに部活あって鬱でした


勉強ぜんぜんしてなかったけどいちばん高くて

75点取れるかなって感じですたぶん。



青黄 桃赤 を誰か私にください🥹🥹

酸素が無くなりかけてます💭

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