「蓮見!」
こんなことになるなら買い物に行かせるんじゃなかった。また独りにさせるの、?独りになるの?
「蓮見…」
家族が居ない俺は蓮見が居るから…居るから今を生きているのに。
音がしたとこにたどり着くとそこは俺と蓮見の家だった。
「蓮見…大丈夫か?何があった。」
「主様……私…」
今にも泣きそうな声で蓮見が語る…
……
蓮見は誘拐をされていた、幸いに俺が蓮見の帰りが遅いことに気づき探し続けていた、誘拐犯の仲間が俺に気づいたらしい、蓮見を車に乗せて逃げた所が偶々俺達の家だった。
誘拐犯は蓮見を乱暴に扱い蓮見の右腕が取れてしまった。蓮見は人間型ロボットだから血は出てこない。誘拐犯はロボットに気づきまた暴力を振るってこう言った「ロボットが生きてんじゃねぇぞ、声的に女の見た目した男だろ、きっしょ((笑」蓮見は深く傷ついた。これを語ってくれて蓮見はこう言った
「私なんかが生まれてきてごめんなさい、主様に迷惑しかかけない物です。」
蓮見は大粒の涙を流しながら言った。
「蓮見…」
……
その後蓮見は倒れた。
研究所に戻って蓮見を治した、その時も今も俺は蓮見の発言、姿、に悩まされている、蓮見は元々女性で産まれてくる予定だったが失敗して男性になった。俺はそんなこと気にしないタイプだから蓮見を受け入れた。
……
蓮見が目覚めた、「主様…」蓮見はそう言った。「主様…ごめんなさい…また、迷惑かけて……」さっきはいきなりの言葉でびっくりして言葉が出なかった。だからこそ、今度はちゃんと言える。
「蓮見……謝らないで…蓮見を心配して探していた、心配じゃなかったら探しに行かない。
蓮見が大切だから。蓮見無しじゃ俺も蓮見も生きていけない。女性だろうと男性だろうとなんだっていい、蓮見が大切だから。」そう言うと蓮見はまた泣いてしまった。
俺は蓮見を優しく抱きしめて「生まれてきてくれてありがとう。もう、何処にも行かないで。」と言った。
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