蓮くん

目黒を庇って、刺された傷が癒え、渡辺がイチャイチャのやり直しだと言って、「蓮くん」と呼ぶ。今日だけねと目黒も「翔太」と呼ぶ。

渡辺ー蓮くん、コーヒー。

目黒ーはいよ。

渡辺ー来週だな。

目黒ー日産？

渡辺ー早いなぁ、終わってしまう。

目黒ーもっとやりたいよね。

渡辺ー今年も、ドームツアー出来たらいいけど。

目黒ー頑張ろ？

渡辺ーん。

渡辺は目黒の膝枕で、のんびりしている。晩ご飯も食べたし、休息の時間なのだ。

もう治った胃の辺りを目黒が摩っている。ただその手が、時々、下腹部に行くのが、分かっていても渡辺は怒る。

渡辺ー蓮くん、手！

目黒ーあっ、コンビニ行っていい？

渡辺ー今から？

目黒ーうん、ちょっと行ってくる。

渡辺ー俺も行く。

目黒ー翔太、何かいるなら買ってくるけど？

渡辺ーずっと一緒にいるの！

目黒ーイチャイチャするんだもんね。

渡辺ー手は繋げないけど、一緒にいる。

散歩がてら、歩いて行くことにした。そんなに遠くない。

のんびり話をしながら歩いていく。だが、誰かが、後ろから付いてくる足音。

一定の距離を保ち、付いてくる。

道が分かれている。どちらを歩いてもコンビニには着ける。

2人は別々の道を歩き出した。

目黒が走る、足音は、渡辺の方に付いて行った。コンビニの駐車場で、女性と話している。

目黒ーしょっぴっ！

◯◯ーやっぱり来た。

渡辺ーだから、友達だから、来るの当たり前だけど。

目黒ーどういうこと？

渡辺ー一応、俺のファンらしいけど、俺に何かあったら、めめが助けるから、大丈夫よねってナイフ持ってる。

目黒ーまた？

◯◯ーやっぱり、噂はホントだった。

目黒ー噂？

◯◯ーめめのために、しょっぴーが怪我して、撮影中、コルセットしてたって。だから、今度はめめがしょっぴーを助けなさい。

目黒ーあなた、ファンなの？違うの？言ってること無茶苦茶。

渡辺ー相手にするな。行こう？

◯◯ーめめ、しょっぴーホントは2人は付き合ってるんでしょ？

渡辺ーはぁ？

目黒ー何それ？

渡辺ー笑えないけど。

◯◯ー何だ、この情報は嘘か〜。

目黒ーどんな情報か知らないけど、俺たちに関係ないけど。

◯◯ー動揺のカケラもないわね。仲良しなのは、知ってるから、そこまでね、つまんないの。

渡辺ー帰ろう、めめ。

目黒ーしょっぴ、待ってて、すぐ戻ってくる。

駐車場に、渡辺と女性。話すことはない。渡辺は黙っていた。

◯◯が話しかけてくる。

◯◯ーごめんなさい。嫌なこと言って。今までコンサートは当たったことないし、スタジアムも当たらなかったし、幸運にも、こうやって会えて嬉しいのに、やっぱりライブが見たいって思って。

そしたら、ついつい嫌なこと無茶苦茶なこと言ってる。

渡辺ーずっと、応募してください、いつか会えると思います。

目黒が出て来た。女性は頭を下げて帰って行った。

目黒ー大丈夫だった？

渡辺ーホントにファンだった。

目黒ーん？

渡辺ーコンサートに当たらなくて、ライブで見たいって。

目黒ー嫌がらせ？

渡辺ーん。

目黒ー帰ろうか？

渡辺ー何買った？

目黒ーこれ。

渡辺ーばか！バレたらどうする！ネットで買え！

目黒は、ゴムを買っていた。

渡辺は、ヤル気満々じゃんと思ったが、とにかく足早に、コンビニから離れた。

目黒の家。

渡辺ー蓮くん。信じられないんですけど？

目黒ー後１つだったんだよね。

渡辺ー充分だわ。

目黒ー何をおっしゃる。イチャイチャする日に１回のわけないでしょうが。

渡辺ーだからって！だからって！ バレなかっただろうな！

目黒ー大丈夫。

渡辺ー頼むぜ、おい。今すぐネットで買え！

目黒ーだね、買っとく。

渡辺は、目黒の腰に巻き付いている。目黒が渡辺の頭を下腹部に持って行く。時間も遅いし、渡辺は目黒の物を取り出し口にする。

荒くなっていく目黒の呼吸。

途中で渡辺を引き上げる。

渡辺ー蓮くん！

目黒ーだめ、翔太の中がいい。

渡辺ーあっ、脱がすな。

目黒ーもう傷もほとんど見えないね。

渡辺ー気にならないだろ？

目黒ーん。

目黒が寝室からジェルと、残り１つの箱と新しく買った箱をテーブルに積む。

渡辺は、呆れを通り越し笑ってしまう。

明日の収録できるだろうかと、頭を過ぎる。

それでも、目黒の首に腕を回すのだ。

渡辺ー壊すな？蓮くん。

目黒ー大事に愛してあげる。

渡辺ーんっんっ。

渡辺ー焦らしてんの・・ゆっくりだけど？

渡辺ーはぁ・・んっ・・。

渡辺ー早く・・きて・・はぁはぁ。

渡辺ー蓮くん・・もっと・・いい・・いい・・。

目黒ーくんはやめて。

渡辺ー奥・・早く・・熱い・・欲しい・・んっんっ〜んっんっ。

目黒ーたまんない顔してる。

渡辺ー見るな・・ばか・・あっ・・あっ・・はぁ・・いい。

渡辺ー我慢・・できない・・もう・・だめ・・蓮・・。

目黒ーいいよ・・イッて。

渡辺ーはぁはぁ・､あっ・・あっ・・でる・・でちゃ・・う・・。

大きく肩で息をする渡辺。

まだ、渡辺の中にいるくせに、新しく買った箱を開けている。

渡辺ー蓮くん、デリカシーってないのか？

目黒ーいや、準備しておかないと。

自分は寝転がり渡辺を引き上げ上にしている。

その間に新しいのを使っている、どんな早技だよと、渡辺は思ったが言わなかった。

目黒ー翔太、動いて？

渡辺ーまだ、痺れてるんですが・・？

目黒ー大丈夫・・。

渡辺ーかは、俺が決めるって言った。

目黒ーそれは傷の話。愛されるのに待ったはなしでしょ？

渡辺ームカつくわ〜・・あっ・・いきなり・・はぁはぁ・・いい・・。

渡辺ーん〜ムズムズする・・はぁ・・んっんっ。

目黒ーすぐでも、感じてるじゃん。

渡辺ーついて・・擦って・・いい・・いい・・あっ・あっ・あっ・・。

渡辺ーでる・・たまんない・・でる・・でちゃう・・あっ・・あっ・・はぁはぁ・・。

目黒ーおっと。飛んじゃった。

渡辺の身体を綺麗にし、目黒のTシャツだけを着せる。

渡辺が意識を取り戻し、Tシャツの首のところを持って顔に引き上げ匂いをかぎ、微笑む。

その仕草が可愛い。下はまだ何も履いてない。

新しく買って良かったと思う目黒。

ゆっくり渡辺に覆い被さる。