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gn _ side
ん〜ッ
僕の嫌いな朝が来た
なんでかって?
学校があるから
僕の通う学校は桜魔で有名な私立桜が丘高校だ
今日は進級する日だ。
入学してから1年が経ったことに実感もない。
まあどうせ誰も僕のこと分かってないからどうでもいいんだけどね
そんなことを脳裏に思いながら制服に着替えた
親?そんな存在の人僕には居ないよ
居るのはそうだなぁ、僕のことが嫌いな祖母くらいかな
まともにご飯も食べさせてくれないから居てもいなくても変わらないんだけどね
gn「よし、行ってきます」
誰にも聞こえない声で言う、もちろん返事などは無い
僕は一応官吏科の生徒だけどほとんど教室に居ない
生まれつき体が弱くていつ倒れるか分からないから保健室で自習してる。僕の姿を良く見てるのは保健室の先生くらい
同級生の顔なんて全然覚えてないし
僕も覚えられてないと思う
電車に揺られながら周りの目線を気にする
たまたま隣にいた別の学校の生徒だろう女子がこちらをチラチラと見てくる
何か言いたいのか、それともただ僕がおかしいからキモッとか隣に居たくない….とかとでも思っているのだろう
頭の中が整理出来なくなってきた頃に学校近くの駅に着いた
車で来る人が多い中僕は電車を降り1人で歩く
7時
今まで静寂の世界が一瞬にして糸を張り巡らせた
そう、、多種多様な音がしてきたから
車のエンジン音、友達と喋る楽しそうな声
後は、そうだな音楽
僕は音楽を得意?にしていて、まあ実際下手なんだけどね。取り柄だと思ってはないけど唯一無二出来るんだ、
保健T「あ、今日も倒れず来れて偉い」
って言って褒めてくれる
嬉しくも悲しくもない。だって嘘の世界で信用出来るわけないじゃん
gn「ありがとうございます」
1年お世話になってても慣れないものはやはり慣れない
どうしても関係性が見いだせない
官吏は2年やってても慣れない
神の機嫌を取るのだって大変だし
それこそ偽りの自分を作り上げられちゃうからね
人間ナンテ醜いナ
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