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3,376
メイス🖤🫧🪽
222
⚠️gl⚠️
1,電車
2,雨
3,放課後
同じ日
設定が固まってきて地名とか出てきますけど、あまり気にせず読んでください🙇♀️
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朝の電車、今は空いている。
でも、あの子の駅からは増えてくる。
今は座れるけど、あの子は座れないかもしれない。
あの子が座れないのなら立って話したい。
もう少しで着く。
駅。
あ、さくらこ……1番前なのね。
座れたらいいな。あの子は体力ないし、可哀想だもの。
「ドアが開きます、ご注意下さい」
あの子が乗り込んだ。
今日は生憎の雨。濡れて寒くは無いかしら、
「すみれ」
可愛らしい声。
顔を上にあげると、貴女は微笑んで私を見てる。
「さくらこ、おはよう」
「おはよう。」
席は空いてないみたい。
仕方ない、立とう。
「…態々立たなくても……」
「私がそうしたいから良いの。」
貴女は申し訳なさそうな顔をしている。
ドアのそばに立った頃には、私の席は朝から疲れていそうなサラリーマンが。
……座れて、少しでも幸せだったら良いな。
「……今日は、雨ね」
貴女はドアの外を見ながら話した。
「そうね、貴女の髪は広がりやすいでしょう、大丈夫?」
「えぇ、平気。貴女の髪は雨でも綺麗ね。」
さらりと髪の毛先を撫でる。
その手つきも可愛らしい、
「私の髪は雨に強いみたい」
貴女はふふ、と笑った。
2駅後、
大きな駅、中央三葉駅に着くと人が沢山降りた。
…けど、座れるほどではないみたい。
「座れたら良かったけれど……」
大変じゃないかしら、
「ドアからの景色を見るのも良いじゃない。」
「……足は痛くない?大丈夫…?」
ついつい心配してしまう。
「大丈夫よ、そんなに心配しないで私はそんなに弱くなくてよ?」
苦笑を浮かべながら笑い話のように流してくれる。
星ヶ丘駅、幸白は今日電車なのかしら。
「やっべぇ〜!雨やば!あ!すみれにさくらこ!」
…びしょ濡れじゃない
「大丈夫?寒くない?」
「さくらこは心配性だね〜あたしはそんな弱くないよん」
貴女は誰にも優しい。いい事よ
そんな所も好き。
「すみれ〜今日テストだよね……範囲教えて、」
「今範囲を聞くの…?笑
……教科書の46ページからの所」
「感謝〜!!!」
教科書を開いて、急いで読みだす。
この子は物覚えもいいし、しっかり勉強すればいい点数も取れるのに、
……まぁ、楽しいのなら別にいいわよね。
賑やかな電車。
そんな日も悪くないわよね。
「そういえば天使は?」
「今日は先に行ったわよ先生にお願いされていて、」
しょんぼりしてる……
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雨の日
ピンク色の可愛らしい傘がゆらゆら歩いている。
あみは、周りの雨に濡れた自然を見ながら歩いていた。
「………雫と、近くの家の光、これ撮ったら綺麗だ」
カバンを開き、カメラを取り出す。
誕生日に父親から買ってもらった、高校に入った祝いで買ってもらった大切なカメラ。
「……うん、綺麗」
撮った写真を見ていると、
後ろからリンリン鈴を転がしたような可愛らしい声が聞こえた。
……あみが大好きな声。
「……先輩…!」
「あみちゃん、なにしてたの?」
傘をさして、スマホ片手に
あやのは質問した。
「写真撮ってたんです。綺麗そうって思いまして」
「ふぅん、確かに雨の日って良いよね。」
「光とか、水の動きとか」
「はいっ…!雨の日ならではの写真も、好きです」
興奮気味のあみ。
そんな彼女も愛らしく感じる、
こんな時間が続けばいいのに、と思うあやの。
でも時間は無情にも進む
「おっと、あみちゃん時間がヤバいや」
「写真に時間かけすぎました、急ぎましょ」
ふたりで歩き出した。
2人を移した水溜まり、
写ったのは水溜まりのあるあやのだけ。
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雨はすっかりやんで夕日が差し込む下駄箱。
吹奏楽部の演奏が鳴り響く廊下
大会前でピリピリした校庭
全部が学校って感じする。
そんな中あたしは下駄箱であの子とのトーク履歴を見ながらあの子を待っている。
「まだかな〜……」
…足音が聞こえた。
自身の無さそうな足音。
周りをきょろきょろ見回す愛しいあの子。
見つけた
「幸白、ごめんね…話長引いちゃって、」
「ぜんぜん!あたし待つの得意だからね!」
ドヤ顔をしてみせる。
天使は安心した顔を浮かべ、
…何か言いたげに手を掴んだ。
「どした?」
少し黙ったあと、
「……遅れて本当にごめん。……その、もう少し、一緒に、居たい、なんて……」
聞いた瞬間心臓が飛び出たかと思った
顔を見て、言葉を聞いて、熱が伝わって
耳が熱くなった。
「……今日はまだ終わらないよ、まだ夕方なんだから。」
天使は、目を見開いて、目を逸らして、そしてまたあたしを見て、
「……そうだね、」
「あそこのカフェ、一緒に行かない?美味しいってすみれが」
「あっ、うん、…行ってみよ」
控えめな笑顔
でもあたしにはその笑顔が輝いて見える。
あたしのてんし
愛しい君
ずっとだいすき
コメント
1件
おお、第3話、すごく良かったです…!電車の中のすみれとさくらこの距離感、雨の日のあやのとあみの水溜まりの描写、そして下駄箱で待つ幸白と天使の会話――どれも「ああ、この空気感、好きだな」って思いました。特に「写ったのは水溜まりのあるあやのだけ」の一文が切なくて印象的でした。雨の日の柔らかい時間が、それぞれの想いを優しく包んでいて、とても温かい気持ちになりました🌷