sxxn 短編集

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いなのストーリーへようこそ！

今回は今まで書いてこなかった病み系書きます！

それではいってらっしゃい♪

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病み系（　茈 × 赫　）

地雷さんはBack！

本人様には関係ありません

パクリじゃないです！

伽羅崩壊やばいかも…

パクリ、通報やめてね？

コメント欄検索避け必須！

許せる人だけみてね！

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赫side ＿

嗚呼、いつからだろう。

何も楽しく無い、と感じるようになったのは。

生きてる意味が無い、と思うようになったのは。

前は … 楽しかったのになぁ … 笑 、

赫 ）もう … 疲れちまったよ … 笑

薄暗い部屋に一人。とてもとても静かな部屋に俺の苦笑混じりの声が響く。

ちら、と腕に目を落とせば、痛々しい赤黒い傷が、何本も何本も目に入る。

コレを始めたのはいつだったかな、もう思い出せないほど前か … なんてくだらない事を、心の中で呟く。

俺はふと、立ち上がった。

俺が向かったのは、部屋の片隅にある棚。

上から三番目の棚を開ければ、沢山の薬の瓶が目に入った。

それを、ふふ、と微笑んで眺めれば、一つ、瓶を取り出す。

水も用意しないで、瓶を持って、ベッドに座る。

赫 ）美味そ …

瓶を軽く振ると、からから、と音が鳴る。

その音でさえ、俺の心に大きくぽっかり空いた空間を、少しでも埋めてくれる。

そして、瓶を開けて、何の躊躇いもなく、一気に口の中に放り込む。

いや、注いでいく、と言った方がいいだろうか。

赫 ）うまぁ …

水で飲まなかった事で、口の中が少し、ぱさぱさするが、そんな事今は関係ない。

どんどん、薬の効果に飲まれ、ほわほわした気持ちになっていく。

気持ちいい、もう、何も分からない。

とにかく、ほわほわして、気持ちがいい。

赫 ）あはっ … あははッ … あははははッ ！！www

気持ちが昂って、何もないのに、狂った様に笑い出す。

こうなったらもう、誰も止められない。

… いや、一人だけ、俺の事を止められる奴がいる。

どんな俺でも、ずっと傍にいてくれる彼奴。

多分もうすぐ …

ｶﾞﾁｬｯ … （　扉 開

茈 ）なつッ … ！

あはっ 、噂をすれば 、笑

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茈side ＿

茈 ）なつッ … ！

彼の高い笑い声が、少し離れた部屋に居ても聞こえてきた。

またアレをやったのか。そう思いながら彼の部屋に入る。

赫 ）あははッ、いるまだッ ww

今、自分をコントロール出来ない彼は、とても笑っていた。

その笑顔が、アレによってじゃなくて、俺等によって、ならいいんだけどな、なんて少し悲しくなりながら思う。

そんな気持ちを切り替え、彼の隣に座る。

茈 ）… なつ 、？

赫 ）んっ ？ 何 ？ ww

茈 ）…… 、、

俺は黙って彼を抱き締めた。

彼は驚いたのか、身体を、びくっ、と跳ねさせたものの、大人しく抱かれていた。

茈 ）… いつも偉いな 、

赫 ）何でっ ？ 俺こんな事してんだよ ？ ww

茈 ）こんな事してるけど、生きてんじゃん

茈 ）生きててくれて、ありがとう

抱きしめながら、優しい声色で彼に言う。

その瞬間、肩が少し濡れた。

赫 ）ひぐッ … いるまぁッ …

茈 ）よしよし … 大丈夫だよ 、

薬の効果が切れてきたのか、今度は泣き出した彼。

そんな彼を抱き締めながら、そっと頭を撫でる。

どんどん、どんどん、肩が濡れていく。

それでも俺は、頭を撫でる事を辞めない。

赫 ）ッ … ごめっ 、服濡らしちまった …

茈 ）んーん 、大丈夫 。落ち着いた ？

赫 ）… おん 、ごめんな 、

悪い事をした、という自覚はあるのか、しょぼん、と項垂れる彼。

茈 ）こら 、違うだろ ？ ごめんじゃなくて ？

赫 ）…… ありがとうｯｯ 、

涙でぐしゃぐしゃになった顔を上げ、俺を見る彼。

こうなってまで生きている彼を褒めたい。

どうして、ここまで追い詰めてしまったのだろう。

残念だけど … 俺には分からなかった。

教えてくれなかったんだ。

「 思い出しちゃうからやだ 」って言って。

勿論、俺だって思い出してまた、苦しい思いはして欲しくない。

でも、原因が分からない以上、どう対応していいか、分からない時がある。

全知全能の神じゃないんだ。人の気持ちなんて読めないんだ。

嗚呼、やっぱり、人間関係とか、嫌だ。

茈 ）… 落ち着いた 、？

赫 ）うんッ … ごめん … ありがと 、

茈 ）大丈夫 、

彼から離れようと、重心を少し後ろにすると、彼に、ぎゅっ、と抱き締められた。

まるで、離れないで。もう独りにしないで。と言われている気がした。

茈 ）…… 大丈夫 、離れねぇよ 、

赫 ）！ … あり 、がとうッ …

涙目になりながら、俺の胸板に顔を埋める彼。

嗚呼、此奴も頑張って生きてんだ。

俺も … 頑張って生きねぇとな …

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