knhb
俺のこういう話ができる人(友人)と話していたらできた代物。
ヤンデレ
ご本人様とは関係ありません。←これ大事
「ひばのことペットだと思ってる節ある?そらそうでしょ。呼びゃくるんだから」
「え?」
いつぞやの配信で奏斗が言っていたこと。
どういうことだよ。
まぁ、俺も犬の名前奏斗にしてたから人のこと言えんか。
―――――――
「これは!」
「これは?…ハンカチだぁ‼」
「違うよおまwハンカチじゃないwこらスカーフっつうんだ」
誕生日に奏斗からもらったスカーフ。
かっけぇから飾ってる。
…ん?首にスカーフ巻いてるペットっているくね?
「まさか…⁉」
あいつ、俺のこと自分のペットだとめっちゃ思ってる?
これは由々しき事態だ。
奏斗が呼んでもいかなきゃいんじゃね?
よし、そうと決まったらやってやる。
――――――
「ねぇ、ひばー」
「…。」
「ひばぁ?」
遠くで奏斗が俺を呼んでいるけど聞こえないふりをする。
「ちょっとひば、いる?」
「んぇ?」
「来て。」
「はいよー」
部屋にやってきて奏斗が直接俺を呼ぶ。
よし、うまく行ってんじゃね?
そんな調子でけっこう続けた。
「ひばぁ‼どしたん?耳遠くなった?」
「失礼な!そんなことねぇわ!」
「ふぅん?タイミング悪かったんかなぁ。」
やっべぇ、奏斗が怪しんできてる。
でも気づいてもらわなきゃいけないからしゃあないやろ。
「雲雀ぃ」
遠くでセラおが読んでる声がする。
「あ、セラお呼んでるから行くわ。」
「…は?」
そこで俺は気づけなかった。
奏斗がどこかくらい瞳を見せたことに。
「~~~ってことがあってぇ。」
「そっか。てか時間じゃね?」
「やば」
5分前とかであわてて戻る。
「セーッフ!」
「ずいぶんとギリギリでしたね。」
「間に合ってよかった。」
「…。」
「なんか奏斗機嫌悪くね?」
「あ、いや。そんなことないよ!僕めっちゃ元気。」
「テンションやばくね?」
「www」
打合せを終え、ランドリーへ向かう。
「たらい~」
「おう!どした?」
「あなた、わざとですか?」
「?何が?」
「奏斗にだけ返事しないの。」
「おん。だってあいつ俺のことペット扱いしてくるから…。」
「なるほど…。ほどほどにしなさいよ。」
「わかってるって!」
アキラとそんなことを話していると、2人もやってきた。
「コーヒー淹れよっか?」
「お願いします。」
「あいよ」
キッチンでコーヒーを入れる。
寝られなくなるか?
ま、大丈夫だろ。
「ほい、コーヒー。」
「ありがとうございます。」
「二人の分もあるからなぁ。」
「ありがと-」
「…。」
「?奏斗…?」
「ひば、ちょっと話がある。」
「うぇ、ま、おい‼」
奏斗に手をつかまれ、無理やりどこかへ連れてがれる。
「あっちゃぁ。やばそうだね。」
「だから忠告したのに…!」
「止めてこよっか?」
「…。奏斗がたらいを傷つけるようなら止めてください。」
「あいあいさー」
「ねぇ、雲雀。どういうこと?」
「な、なにが?」
「僕以外の声だけが聞こえてるってことでしょ?」
「だから、何が!」
「僕に返事しないの。」
自分で蒔いた種だが、ここまで奏斗が起こっていると思わなくって焦る。
「セラにもアキラにも返事するのに、僕にはしないってどういうこと?」
「それはっ」
言葉に詰まると奏斗の瞳が鋭くなった。
「答えて。」
きれいな青い瞳で見つめられ、息をのむ。
俺はこれに逆らえない。
「奏斗が、ペットっていったから…。」
「僕?」
「っ、奏斗がっ俺のことペットっていったから!俺は奏斗の恋人なのに…っ」
なぜか涙がこぼれてくる。
悔しいやら恥ずかしいやら。
顔を手で覆うと、ふわりと包み込まれた。
「そっか、ごめんね。雲雀は恋人だもんね。」
「う、うぅ・・・」
「多分僕の言葉が足らなかったわ。」
奏斗が抱きしめてくれて、頭も撫でてくれる。
それに安心して、また涙があふれてきた。
「うぅ、俺もごめんなぁ。無視しちゃって。」
「今度は気を付けてくれたらいいよ。次はお仕置きだからね。」
「奏斗もな!」
そんな言い合いをして、また笑いあう。
平和な日だった。
―――
その後、奏斗が雲雀のことをペットとは言わなくなったが、恋人を公言するようになり、別の問題が起きるのはそう遠くないことであった。
ヤンデレとあんま関係なくなった。
友人のknhbの結論がKNTは変態ヤンデレ王子様になってしまったことが悔やまれる…。
やっぱ甘々も大事ですから!
それでは。
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