冬弥side
最近、
小豆沢の様子が可笑しい
気がする。
帰りが早い。
それに、練習も捗っていない
何故か分からないが…
…まぁ、聞いてみないと解決しない事。
直ぐに聞くことにした。
冬「ッ、小豆沢っ!」
こ「…あれ、……青柳くん…?」
冬「あぁ。最近、
何か悩み事とかあるのか?」
こ「あ…ッ……え〜っと…、」
冬「俺達は仲間だ。
何かあったら知らせて欲しい。
言えないことだったら
言わなくていいが…
…出来る限りでいい、教えてくれないか?
俺も力になりたいんだ。」
こ「そう……だよね!笑
御免ね、わたしの所為で
迷惑掛けちゃって…
…でも、これは杏ちゃんと東雲くんには
言わないで欲しいんだ。」
冬「……分かった。」
こ「ありがとう。
……えと、わたし…
実は……
ワンダショの司さんが好きなの。」
冬「……は、?」
理解出来なかった。
小豆沢がワンダショを好いていることは
知っていたが……
……真逆、司先輩のことが好きだとは…
負けられない。
こ「えぇっと……
……その、司さんを振り向かせる為に
努力してて……、」
冬「………例えば?」
こ「……………御免ね、
そこまでは言えない…」
冬「そうか…。
……ならば、俺達は…
“敵”だな。」
こ「……ぇ、?
…ぁッ、青柳くんも…司さんのことが…?」
冬「あぁ。
幼い頃から好いていた。
…アプローチは沢山したつもりだが…
………中々、上手くいかなくてな…」
こ「……へぇ………
じゃあ、さ
こういうのはどうかな?」
冬「何だ?」
こ「2人で司さんを捕まえるの。」
冬「…ッ…!」
こ「そっちの方が効率…いいと思うよ。
1人が幸せになるより、
2人が幸せになる。
…それだと、これからのビビバスも
末永く続くと思うな。」
冬「……そう、…か…
…その手があったか、!
よし、小豆沢!
これから頑張るぞ!」
こ「!!…うんっ!」
冬「ただし、抜け駆けは禁止だ。
裏切ったらその分、
それに相応しいことをしろ。」
こ「……分かった、!
じゃあ、練習が終わったら、
いつもの公園で作戦を立てようね!」
冬「了解だ。
………また明日、な。」
こ「うんっ!
おやすみなさい!」
何だか今回は
上手く行きそうだ。
小豆沢となら心強い
…足を引っ張らないように
頑張らないと。
杏side
彰人の顔色が悪い。
何かあったのかな?
んー、でも、
私が話を聞いても何も変わらない
だろうし………
でもまぁ、
聞くだけ聞いてみるか!
杏「あ〜きとッ!」
彰「っ!司センパッ…
………なんだ、杏か」
杏「えーなになに??
天馬先輩のこと気にかけて
徹夜してるんですか〜w?」
彰「あ”?違ぇよ」
杏「だったら…何??」
彰「お前に言っても
どうにもなんねーことだ。」
杏「はぁ??
どうにもなんなくても
教えたっていーじゃん!」
彰「……そーだけどよ…」
杏「恥ずかしいんですか〜w
くぷぷ〜ww」
彰「…チッ……あー、もうわーったよ!
言えばいいんだろ!!」
杏「そうそう、その勢い大切〜!」
彰「…はぁ、
……ぜってぇ冬弥とこはねには言うな」
杏「分かった!」
彰「…………オレ、センパイのこと
好きなんだよ…」
………え、
今なんて言った、?
天馬先輩のことが好き…、?
……ッえ”(n回目)
杏「彰人も好きなのッ!?!?」
彰「は、?何だよ」
杏「いやいやっ、…嘘でしょ…
私も好きなんだけどーーっ!!!!」
彰「…っげ、……
まじ?」
杏「まじまじ!!!
はぁ、どうしよ…
……彰人に勝てる自信が無い…」
彰「………
…なら、2人で協力するか?」
杏「…へ」
彰「そっちの方が…まぁ、
なんつーかよ、いーだろ?
センパイの腰は死ぬが」
杏「!!たーしーかに!!!
彰人、天才っ!?」
彰「オレは生まれつき頭がいいからな」
杏「冗談言うな」
彰「嘘じゃねぇ
てか、独り占め禁止な
やったらぶっ殺す」
杏「うわ〜、こわーい……
……うん、でも…彰人もだから」
彰「当たり前だ。」
彰人となら心強いな〜、
何だかんだ言って、2人…
仲良いし!
よぉーし!!
頑張るぞーー!!
杏「ふぅ〜っ!!
今日も歌いきったね〜!!」
こ「うん!そうだね!
………あっ、
わたしこれから予定あるから
先いくね!…」
彰「またか?」
こ「うぅ、やることがあってね…」
冬「作戦会議だ✨」
杏「………うん??」
こ「つかッ…じゃなくて…!!
なんでもないよ!!
ささ、行こう!青柳くん!」
冬「あぁ。ならば、今日は
司先輩の幼い頃について
話してやろう。
まず、6歳の時の司先輩は〜…」
こ「ちょっ、青柳くん!!!」
彰「………………なんか、
やばくねぇか?」
杏「思った。
私たちと同じことしてるよね」
彰「ちょっと後付けてみるか。」
杏「うん」
冬「司先輩は鈍感だからな、
ストレートに行った方がいい。」
こ「だけど、
司さんは鈍感だからこそ
その言葉にも気づかなくて
私達が傷つくっていうこともあるよ?」
冬「そう、だな……」
こ「……うーん、
もう、いっそのこと、
監禁しちゃえばいいのかな?」
冬「!お前っ…、」
こ「…うん、?どうしたの?
青柳くん」
冬「……最高だっ!
そうしよう!」
こ「じゃあ、とりあえず…
再来週の土曜日の
イベントに来てもらって
午前中に終わるから、
その後お出かけして…
……勢いで
…やっちゃう……とか、?」
冬「あぁ、いいな。
…では俺は司先輩をイベントに誘う。
小豆沢は準備を頼む。」
こ「うん!分かった!
…じゃあね!青柳くん!」
冬「またn
杏「ちょーーっと待ったー!!!!」
…白石っ!?」
杏「あんた達で
何をするかと思ったら…
……やっぱり天馬先輩の事…?」
こ「…ごめんなさい……
あんまり言えなくて……」
彰「丁度オレたちも
お前らと似たようなことをしててな」
冬「彰人と白石も…!?」
杏「うん!
ねぇ、勝負しようよ!」
彰「どっちが先にセンパイを
奪えるか…な?」
冬「上等だ。」
こ「…いいね、!ノった!」
杏「まぁ、私達の方が頭悪い割に
天馬先輩を振り向かせるテクニックの
1つや2つくらい全然知ってるけど?」
冬「俺達は計画的に作戦を立て
実践する。
これ以外で落ちることは絶対に無い」
彰「へぇ……よく言うな
人見知り無口野郎が」
こ「東雲くん達は
何も分かってないよ
仲良い方が断然有利。
だから私達に主導権はある。」
杏「…言うようになったじゃん、
こはね」
こ「お陰様で…ね!」
杏「あ”ぁッ、もう、!
イライラしてきた!!!
帰るよ!!彰人!!」
彰「オレはお前の犬か」
杏「アンタ犬嫌いじゃん。」
彰「そーだけどよ」
冬「不味いぞ、小豆沢」
こ「…うん、
緊張してきた」
冬「とりあえず俺も
小豆沢に教えてもらった方法で
何とかする。」
こ「…頑張ろう!」
冬「あぁ、!」
冬弥、彰人side
冬「司先輩!おはy
彰「センパーイw
背中に虫ついてますよw」
司「な、なにぃッ!?!?
取ってくれ!!あきとぉお”!!!」
彰「はいはい、w
分かってますって。」
司「はいは1回だ!!!!」
彰「はーい」
所詮彰人
こんなものか。
同じことしか出来ない
ド低脳…だな
…大丈夫、あの方法なら…
冬「司先輩!」
司「おぉ!冬弥か!!」
冬「はい!
…この前、ショッピングモールで
話していた、人探しの本…なんですが、
その………//
……久しぶりに、司…、
…ッ司くんと2人きりで
やりたいなぁって……//」
は、?司…くん??
しかも話、全然分かんねーし…
……くそ、負けんな!!!
オレならいける!
彰「へぇ、、なんか
面白そーな話してるじゃないっすか」
司「…む、彰人」
彰「オレもその本、一緒に
読んでいいっすか?」
司「なんだ!そんなことか!!
勿論だ!!!!」
冬「司くん……
俺は二人きりがいいと
言ったはずです…//」
司「ぬぉおおお”お”っっ!!!
司くん呼ばわりはやめろと…!///」
冬「照れているのも可愛いです」
司「オレは
かわいくなーーーいっ!!」
彰「かっこいいっすよ、司センパイ」
司「あきとぉおおお”!!!!!」
冬「………ギロ」
彰「…ニヤ」
司「は、話を戻そう…
……冬弥、日程は次合わせるとして
今回ばかりは見逃してくれないか?」
冬「………いや、です……
俺はっ、…
ッ俺は、!1秒でも長く司くんと
一緒に居たいんですっ!!///」
司「と、ッ、冬弥ぁ…✨!」
彰「はぁ!!?!?
お前、んなこと言ってたらセンパイに
嫌われんぞ!!!」
冬「…いいんだ。
これが俺の本心だからな」
司「冬弥………」
彰「…っ!、クソッ!!
オレだってセンパイと居てぇよ!!」
司「彰人ぉおおお!!?!?」
彰「居てぇ…けど、
お前とか神代センパイがいっつも
取るから………
………無理なんだよ、実際…」
司「彰人………」
司「……なぁんだ!!
可愛い奴らだな!お前ら!」
冬「かわっ、!?」
彰「可愛いのはセンパイだろ!」
司「まるで、
弟ができたみたいだ!」
弟……
……司先輩は俺を男として
見てくれていない…
は?弟???
コイツ、オレらをなんだと思って
見てんだよ
っあ”ーーッ、イライラする…
彰「なぁ、センパイ」
冬「司先輩。」
司「む、どうした??
何か聞きたいことでも…」
彰「オレはちゃんとした男だ!!」
司「?知っているぞ??」
冬「違います!!!
俺だって男子高校生、
恋愛だってしたい。
俺達は司先輩のことが
本気で好きなんですよ!」
司「そうか!!嬉しいな!!
オレも大好きだぞ!!」
彰「そーゆー事じゃなくて……」
冬「………」
キーンコーンカーンコーン
司「おっ、チャイムが鳴ったな!!
それじゃあ!!」
彰「どれだけ鈍感なんだ」
冬「手強いな…、」
杏side
杏「天馬先輩!!」
司「うぉっ、
白石か!!
ま、待て!!
オレは何も…」
杏「あのっ!!!!」
司「どうした!」
杏「…次のイベント、
来てくれませんか?」
司「次のイベント……?」
杏「はい!
……再来週の土曜日で…、
あっ、チケットこれです」
司「おぉ、そうか!
……む、…だが、
その日は公演が…」
杏「大丈夫です!!
午前中で終わるので!!」
司「っ!そうなのか!」
杏「はいっ!!
是非、見に来て下さいね!」
司「勿論だとも!!
大切な後輩のライブ…
…見に行かん先輩が居るか!!?」
大切な後輩…
………天馬先輩はその程度か、
なら…
杏「あの!」
司「おう!」
杏「私は…
…天馬先輩の大切な後輩という
存在は嫌です!!」
司「どういう事だ!?」
杏「……ちゃんと、
一人の女として見て下さい!」
司「……そ、それは…?」
杏「なんでもいいので!!!
もう行きますね!」
司「あっ、おい!白石…!!」
司「行ってしまった…、」
土曜日
司「……ここ、か?
凄いストリート
という感じがするな、(?)」
杏「あっ!!
来てくれたんですね!」
こ「っ、!司さん!!」
司「おぉ!小豆沢か!」
彰「オレらも居ますよ。」
司「彰人!とッ……、//冬弥///か、…
昨日ぶり……だな、//」
冬「…///はい、ッ//」
杏「…?冬弥となんか
あったんですか?」
司「っあぁ、なんでもない!///」
こ「………青柳くん…
話があるんだけど、いいかな?」
彰「やめろっ!ライブ前…
冬「あぁ。いいぞ」
おい!!!!」
杏「じゃあ、私も彰人に」
彰「はっ!?オレ!?」
杏「……早く」
彰「ッわかったよ、」
司「4人の間に何か、
あったのか…?」
こはね、冬弥side
こ「青柳くん、
本当のこと教えて欲しいな」
冬「小豆沢もな」
こ「ッなんでバレて…っ!?」
冬「バレないとでも?
咲希さんから話は聞いていた。
…司先輩の寝込みを襲って
盗聴器を付けようとしたり
盗撮をしたり、服を盗んだり」
こ「違うっ!!それは
青柳くんの為に…
冬「では何故俺に渡さない?」
こ「っ…!!」
冬「独り占めはしないと
言っただろう?」
こ「…っ、だったら青柳くん
だって…!!
司さんとキスしたでしょ?
………深い方の」
冬「…」
こ「なんでそんなことしたの?」
冬「……司先輩がしたいと
言い出したんだ。
理由は分からないが、な」
こ「それでも十分な裏切りだよ」
冬「小豆沢だって。」
こ「……もういいや、
戻ろう」
冬「あぁ。」
杏、彰人side
杏「ねぇ、彰人」
彰「なんだよ」
杏「…天馬先輩を
襲おうとしたのってホント?」
彰「……」
杏「襲う時は
2人でって言ったじゃん」
彰「…すまん、誰にも
取られたくなかったから」
杏「2人で協力するって
言い出したのは
彰人だよ??」
彰「わかってる。」
彰「…けど、
お前だってオレを
殺そうとしたろ」
杏「……え?
何言ってるの?彰人??」
彰「知ってんだよ、
お前が夜、家に入り込もうと
したこと。
その時丁度オレは
友達ん家行ってたから
助かったが…
……結局、2人とも
同じじゃねぇか」
杏「……やっぱり、
無理あったよね」
彰「あぁ、……戻るか」
杏「うん、」
司「おぉ!戻ったか!!」
冬「……え、
何故、神代先輩と草薙と
鳳さんが…?」
寧「そんなの決まってんじゃん
仲間なんだから」
え「違うよ!!ねねちゃん!!
こ・い・び・と!!
だからだよっ!!」
ビ『……え?』
司「こらっ!!!えむ//!」
え「えへへ〜!!
なんか、こはねちゃん達
勘違いしてそうだから
言っちゃった〜!!!」
類「それより司くん、
腰はどうだい?」
司「ッ……////痛いぞ…//
お陰様でな…//」
寧「青柳くんとDキスする
司が悪い」
司「ッうるさい!!///
お前らがしてくれないのが
悪いんだ、!!!!////」
え「え、今日も犯されたいって?」
司「言ってない!!!!!!」
寧「へぇ、よく言うよ
あんなに煽ってへばってたのに」
司「だから、
言ってないと…!!///」
類「まぁ、僕たちは
幾らでも君に付き合うけどね♡」
司「やめろ!!!
冬弥達が居るのに…!!
…済まないな、小豆沢、白石、
彰人、冬弥……」
こ「…あ、…いえ、大丈夫ですよ」
司「どうした?体調でも??」
彰「緊張してるんすよ、きっと」
司「そうか??
……では少し、
お手洗いに行ってくる!」
え「はーーいっ!!!」
類「まぁ、やっぱり
そうなるよね笑」
寧「団結力が無いって言うの?
なんだろ、……アンタらバカ??」
杏「なっ、!!」
え「どうして2人でやるって
決めたのに独り占め
しようとするかな??」
彰「鳳ッ、お前ッ…!」
寧「振り向かれない
理由それだよ
息合わせないと無理。
でもまぁ、笑
先に私たちのモノにしてたから
そんな事しても
無意味だったけどね笑」
類「ということで、
ご愁傷さまっ♡
ライブ、頑張ってね!
あっ、息を合わせるんだよ??」
え「じゃあ、あたし達は
つかさくんの所に行くから!
ばいばいっ!!!」
おわりー!
コメント
10件
しゅき…(溶け) マジビビ司もダショ司も尊すぎ!
美味しかったです、ダショ司とビビ司、!神すぎて神代類✨ 神代って打ったら予測変換で神代司になった。