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第5章 ESTPは弱音を知らない
数日後。
朝の挨拶は変わらない。
笑顔も、声量も。
でも、
誰かと目が合うと、一瞬だけ遅れて視線を逸らされる。
本当に一瞬。
気のせいと言えば、気のせい。
けど、その「一瞬」が積み重なる。
ESTPは、
何かを言われる前に、
自分から騒ぐようになる。
沈黙が怖い。
止まると、あの鈍い音が鳴る。
――ESTPは、止まっちゃダメだ。
⸻
第6章
名前のない圧迫感
教室の空気が、
少しだけ重い。
理由はない。
誰も何もしていない。
でも、
自分が発言すると、
空気が一瞬、止まる。
そして、また動き出す。
まるで、
一度確認されてから再生される映像みたいに。
ESTPは気づいてしまう。
――俺、今“確認された”?
それが何を意味するのかは分からない。
でも、胸の奥が冷える。
次回に続く