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#バビルス教師陣
この世界には、色々な種族の者が存在する。人間、魔女、妖精、獣人など。
そして、その中でも特に崇められる存在と、嫌悪される存在というのがある。
皆に好かれ、いつも中心で持て囃される【天使】。
皆に嫌われ、いつも外に追いやられる【悪魔】。
これは、そんな常識から外れた嫌われる天使と好かれる悪魔の日常。
カーテンの隙間から日が射し込む。
僅かな光に瞼がピクリと動き、数十秒後ゆっくりと起き上がった。
??? 「ん゙〜…」
お世辞にも上品とは言えない伸びをし、この日も6時半に目を覚ました。
???? 「あらラビス、起きたのね、おはよう。」
どこか妖艶な雰囲気を纏う声。
いつも決まって自分より早く起き、目を覚ました頃には既に着替えまで終わらせている同居人。
ラビス 「君はいつも通り早いね、トラディ。」
トラディ 「ショートスリーパー?ってやつかしら、あまり長時間睡眠はしないのよね。」
ラビス 「羨ましい…我には無理そうだよ、まったく」
トラディ 「長時間眠れるのも、私は良いと思うけれど…」
ラビス 「そう?まあそんなものか。」
と、いつも通り他愛ない雑談を繰り広げ、少しして居間へ向かった。
食卓に並ぶのは決まってパン。この日はマーガリンとブルーベリージャムが塗られた食パンだった。
皿の隣には牛乳の入ったコップが置かれている。
ラビス 「おー、ブルーベリージャムだ。やっぱりこれだよね〜」
トラディ 「美味しいのよね、これ。」
そうして支度を済ませ、2人は家を出た。
2人は高校2年生であり、平和な高校生活を送っている。
ラビス 「ん〜…眩しい…」
トラディ 「貴女、天使なのに日光苦手なの不思議よね。」
ラビス 「片翼だからとかじゃない?そういう君も悪魔なのに明るい方を好むじゃん。」
トラディ 「片翼だと色々違うのかしらね。」
2人は片翼だった。左の翼が欠損した天使であるラビスと、右の翼が欠損した悪魔であるトラディ。
通常、天使は好かれ、悪魔は嫌われるが、この2人は逆だった。
ラビス 「……」
トラディ 「おはよう、皆さん。」
女子生徒A 「おはようトラディちゃん!」
女子生徒B 「今日も綺麗〜!」
トラディ 「あら、ありがとう。」
男子生徒A 「なぁお前さ、天使のくせに愛想悪いし近くにいても何もいいこと起こんねーよなー!」
男子生徒B 「それ俺も思ってた。なんで?片翼だから?ww 」
ラビス 「我は知らない。君達のしょうもない話に付き合ってる暇ないから。」
男子生徒A 「えーつまんね、調子乗んなよお前」
トラディ 「あなた達、そこまでよ。1人に集って何をしているの?」
男子生徒B 「あ、トラディちゃん。いやーなんでもないっすよ。そんな事より、今日の放課後暇?俺達とどっか行こうよ」
トラディ 「悪いわね、私はラビスと用があるの。」
男子生徒B 「えーコイツと?…まあ分かったよ。またなー」
トラディ 「大丈夫?」
ラビス 「問題ない。」
トラディ 「そう。」
2人の高校生活はいつもこんな感じであった。
ラビス本人はいじめられているという自覚も、迷惑だという認識もないが、それでもトラディはラビスを守っていた。
コメント
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第3話読みました〜!天使なのに日光苦手で片翼なラビスちゃんと、悪魔なのに明るい方好きなトラディ、設定が逆転してるのがもうめっちゃツボです😭💕 朝のブルーベリージャムの会話はほのぼのして可愛いのに、学校で男子生徒に集られてるところ読んでて胸がギュッてなった…でもトラディがさりげなく守ってくれるの最高にエモい!2人の距離感すごく好きです、続き気になる〜!🌸