長男なんだから!
鶴房汐恩
與那城奨
鶴房汐恩side
『長男なんだから!』
そう怒れれるのが毎日
俺には妹がいる
両親は絶対に妹の味方だ
何があっても妹優先だ
妹は嘘なきをする
そうすることで両親が味方に付くから
これを友達に言おうとするけど
友達はみんな次女・次男
これは分かってくれない
俺はこのことで毎日ムカついている
せめてこのことを打ち解ける相手がいればなーって思ってたら
[汐恩!]
俺の名前を呼んでニコニコしながら手を振っている
その人は與那城奨だった
一つ上の先輩で部活が一緒だったから仲良くなった
だけど先輩にもこのことを言っていない
もしかしたら先輩も次男なのかもしれないから
「どうしたんですか 先輩!」
[今日部活なしだって]
「まじか やりたかったー」
[汐恩はまじめだね]
[今日時間あるからさ 遊ばない?]
「遊びたいです」
「俺、先輩の家に行きたいです」
[いいよー 親に言っとくわ]
[じゃ、放課後]
「バイバーイ」
放課後
ピーンポーン
[は~い いらっしゃい]
「お邪魔しまーす」
【いらっしゃい】
「お邪魔します」
【璃沙(りさ)鶴房君きたよー】
〈こんにちは!〉
「こんにちは」
〈イケメンだねー〉
「ありがと えへへ(〃´∪`〃)ゞ」
[今日なんで俺んちなの?]
「あのー話したいことがあって」
〈なに 話すの―?〉
【璃沙 お兄ちゃんと話すの】
「いいよ 一緒に聞く?」
〈やったー〉
「お母さまにも聞いてほしいんですけど」
【悩み相談はいつでもいいよ!】
「心強いです」
「あの~...」
俺は家で両親からこう思われている
また長男なんだからと叱ってくることについて話した
【なるほどねー】
〈私たちはこんなことないよね?〉
[うん 二人とも平等]
【耐えきれなかったんだね】
「はい 家出したいくらいで」
[そっか 今日泊ってく?]
「いいですか」
【いいよ 辛いと思うならずっとここにいな】
「ありがとうございます!」
みんな 優しくて涙が出た
「あと 付け加えてー」
妹が嘘なきして親を味方にすることも話した
〈それはひどいね〉
【よくここまで頑張ってきたね】
[親とLINEつながってるよね]
「うん」
[うちの親から言う?]
「電話で?」
[うん]
俺たちは親に電話をかけることにした
プルルルル
『もしもしー』
「母さん 父さんと妹もいる?」
『うん』
「じゃあその二人にも聞こえるようにスピーカーにして」
『OK したよ』
[こんにちは! 與那城奨です]
〈妹の與那城璃沙です〉
【奨の母です】
「言いたいことがあるんだけどさ」
『何?』
[汐恩 もう一生家に帰りませんよ]
『何言ってんの 帰ってきなさい』
[汐恩の気持ちに気付いてないですねー 親としておかしいと思います]
『人の親によくそんなこと言えるね』
【言えるでしょう】
【妹さん あなたが嘘なきして親を味方につけているのも知ってますよー】
〈妹にしては最低ですねーww〉
「じゃあ もう一生会わない人たち バイバーイ」
ブツン
「ありがとうございました」
【大丈夫よ このくらい】
[もう 俺たちの家で住んじゃいな]
「ありがとうございます」
「先輩がいなかったらこんなことできませんでした」
[スッキリした?]
「はい」
[これから なんかあったら言ってね!]
奨君は俺にとって大切な存在だし憧れの存在でもある
END
主でーす
ちょっと変になった気がします
なにかリクエストあったらいってください
snowman・JO1に限ります
誰の話がいいなどと書いてくれたらOkです
ケミでもいいです
じゃあ seeyou!