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水さん病み?
僕はきっと恵まれている方だと思う。
父、母、妹の4人家族で暴力などもない。
むしろ仲が良いし大好きだった。
しかも学校に行けば友達もいる。
幼なじみの白ちゃん、中学で知り合った赤ちゃん。
2人とは同じクラスで、話し始めると時間なんて忘れてずっと話し続けるほど仲がよかった。
いじめもされてないしクラスの雰囲気も明るい。
こんなに恵まれている事は無いだろう。
でもある日僕は少し違和感を感じていた。
両親に話しかけても返事が返ってこない。
でもおはよといえばおはよと返ってくるし、返ってこないのはテレビを見ながら発した時ぐらい。
直後妹も同じ言葉を発した時両親は反応していたが、 ただ聞こえなかったのかなと思うだけだった。
それにテレビを見て発した言葉だ。
独り言だと思われても仕方ない。
だから全くといえば嘘になるがほとんど気にしていなかった。
学校でも違和感があった。
「おはよー!」
と2人に声をかける
この時点で入学当初と変わってしまっているのだ。
以前なら一緒に登校していたからだ。
幸い挨拶を返してくれるが僕が来る前に話してたであろう話を再開し始め、話には入れなかった。
その場にいる僕はまるで空気みたいだった。
家の事はほとんど気にしていなかったに等しかったが、学校での件も重なりどんどん気になり始めた。
そのせいか、返事が返ってこないことが怖くなり次第に口数が減っていった。
僕はいつからか自分の居場所を探していた。
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