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※前回の「酔いが覚めても」の続きです。
先に「酔いが覚めても」を読むのを推奨します。
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「そういえば今何時や」
新山はそういい、自分の右腕に付いている腕時計を見ている。
「何時に誘われてん」
「7時やけど」
「まだ5時半やないか、おどかすなや」
先輩に飲みに行こうと誘われることを新山が気づくまですっかり忘れていた。
「そもそも場所聞いてへんのやけど」
「劇場の近くの居酒屋やからすぐ着くで」
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先輩に誘われ店に向かっている。
「もう飲みすぎるなよ」
「今日はあんま飲まへんから」
「信用ゼロやねん」
「絶対飲まへんから」
「信用出来へんからじゃあ指切りしよ」
「小学生やないんやからええよ笑」
新山は微笑みながら断った。
「破るからやりたないんや」
俺は小指を立て、新山の前に差し出した。
「わかったわ」
ムキになったのか仕方ないわと小指を絡めた。
二人で懐かしいメロディーを口ずさんだ。
自分で言ったことだが大人になって指切りげんまんをすることはないので恥ずかしくなる。周りの人はスーツを着た大人の男が指切りげんまんをしているのは珍しいだろう。そんなことを考えながら店に向かった。
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店に着くと、1件のメールが来ており、中に入っていると言う連絡だった。先輩が先におり、同期など3、4人が座っていた。もう既に料理が少し届いていた。
「少し遅れてすみません」
先輩「全然大丈夫やで、言った時間より前に仕事が終わってん。全員揃ったし頼んじゃって!」
「ありがとうございます!」
酒や料理が届いて、すぐに新山の話になった。
先輩「新山ってほんと愛想がええな!」
「いやそんなことないっすよ」
同期「新山、全然飲んでへんやん。どうしたん?」
「飲みすぎるとあかんから少しにしてんねん」
同期「ちょっとくらいええやん〜先輩せっかく誘ってくれたんやで」
「たしかにそうやな」
そういうと新山は生ビールを一気飲みした。
先輩「ええ飲みっぷりやん!」
「ほんまですか!ありがとうございます」
言ったそばから約束を破る新山に俺は頭を抱えるしか無かった。
それから俺と新山は先輩や同期と仕事の話や趣味などの話に花を咲かせた。
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3時間後
新山は結局話に乗せられ、いつものように飲んでしまった。新山は隣でウトウトし始めた。
「今寝たらあかんやろ」
俺は新山を起こす。
目を擦り始めながら眠いわと言っている。
一緒に帰るかと聞くと新山は頷いた。
俺たちは先輩に言い、先に帰らせてもらった。先輩はそうなんや。楽しかったまた誘うわと言ってくれた。
問題を起こさなくて本当に良かったと思っている。問題発言もなく本当に良かった。
「新山、歩けるか?」
「歩ける歩ける」
「ふらっふらやん。全然歩けてへんやろ」
俺が横で支える。
この前も肩を貸したが、今日はちょっと違う。
さっきまで、隣で普通に飲んでいたのに急に距離近くなっていき、やたら触ってくる。
触るたびに変なこと言ってくる。
「石井〜」
「なんや」
「好きやわ〜」
「……はいはい」
「ほんまやで」
「知ってる」
軽く流すが、酒とは違う赤さが顔に滲み出してしまう。
「なあ石井」
「ん」
「俺のこと好き?」
「……なんで聞くねん」
「確認」
「せんでええよ」
子どもみたいな新山に引き下がるしかない。
「……好きやって」
小さく答えると、新山は満足そうに笑う。
「やっぱりな〜」
「なんやねんその言い方」
「知ってた」
「腹立つわほんま」
肩を組んで道路沿いに立ってタクシーが通るのを待った。
俺はタクシーをつかまえ、乗る。
隣でウトウトしているを見てやはり早く出て良かった。
新山の家に着き、自分で歩けなさそうなので新山の家まで送ることにした。
ベッドに座らせた瞬間、腕掴まれた。
「どうしたん?」
「帰るん?」
「帰るわ」
「いやや」
「子どもか」
「もうちょいおれ」
なかなか離してくれないので仕方なく隣に座った。
新山がじっとこちらを見てくる。
「……近い」
「さっきも聞いたわそれ」
「酔ってる時の距離感おかしいねん」
「ええやん」
「よくないわ」
言いながらも、離れない。
「石井」
「ん」
「キスして」
いきなり言われて心臓が止まるかと思った。
「……は?」
「して」
「なんで俺が言われてやらなあかんねん」
「恋人やろ」
その一言で、動きが止まる。
「……恋人?」
「ちゃうん?さっき付き合ったやん」
新山はまっすぐ見てくる。
酔ってるくせに、変なとこだけ核心を突いてくる。先程付き合ったばかりで恋人と言われると実感が湧かない。
俺は数秒考えて、観念してため息つく。
「……ちゃうなら、あんなこと言わへんやろ」
ぼそっと言って、新山の顔を引き寄せる。
軽く触れるだけのキスをした。
離れたあと、新山は不満げに言った。
「もう終わりやないやろ?」
そういうと眼鏡を外し、俺の顔を自分の顔に引き寄せてきた。
明らかにさっきより長い。
「…っふ♡…にいゃ…くるしっ、」
苦しいと言うと舌を俺の舌にを絡ませてくる。
「んっ…///ぁ…ッ」
背中を軽く叩いても、押し離そうとしても力が強くてなかなか離れない。
息をしようと口を開けると舌を絡ませてくる。
「っぱッ、はぁ//…はぁ///…」
「な︎︎゙がい、︎︎ねん//」
「顔真っ赤やし涙目なっててめっちゃエロいな〜?」
「な︎︎゙にがやねん」
「やっぱ好きやわ、もう離したないわ」
「も︎︎゙う︎︎゙帰る︎︎゙から離してーや︎︎゙泣」
新山は俺の耳元で囁く。
「帰らせへんよ今日は♡」
to be continued
読んでいただきありがとうございます!
どちらも❤100超えで嬉しいです。
次回はそのうちに投稿予定です。
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