短い。例のやつ。
文才なんかありません。
案の定駄文。駄文。
cpはどこかに記載してます。
主はにわかです。解釈違いがあると思います。
※ご本人様には関係ありません。
暴力描写有
『どうしたの?ハヤト』
目の前に佇む恋人が、きょとんとした顔をこちらに向けてくる。いつも通りに見える表情が、怖くてたまらない。
思わず、彼の右手首を握っている手が震える。
「っあの、夢追さ、」
『ん?ああ、もしかして怖いの?』
夢追さんは、私を見てにこりと笑ってみせたが、目はちっとも笑っていなかった。
ぐっ、と彼の拳を抑えていた手を掴まれ、ひくりと口角が引き攣る感覚。
喉の奥に声が張り付いて、口をはくはくと動かすことしか出来ない。
『もー!心配すんなって!夢追もそんな鬼畜じゃないし』
彼に掴まれた手が引かれる。震えた手に力が入るわけもなく、簡単に彼の手首を離してしまった。
「ちが、夢追さん、っ」
『今日のハヤトは構ってちゃんだねぇ』
そんなに駄々こねなくても、と苦笑した彼の冷たい瞳がこちらを見つめる。
『痛いのは一瞬じゃん、ね?そうでしょ?』
背筋が凍る。何か言わなければならないのに、何も言葉が出てこないばかりか、ちゃんと呼吸出来ているかさえ怪しかった。
何も言わなくなった私を見て夢追さんは微笑むと、掴んでいた私の手を自らの方へ強く引く。
『じゃ、ハヤトがちゃんと反省できるまで、俺も付き合うからさ』
ぐらりと傾く身体。目の前が真っ暗になる感覚。
『大丈夫だよ』
にぱっ、と無垢な笑顔を浮かべた夢追さんが言う。
『顔は避けるから』
視界の端に、振り上げられた拳が見えた。
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