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………。もう一度、もう、一度
君と話せたら。
君はなんと言ってくれるだろうか。
嗚呼、最期の言葉が聞こえる。
「ーーーーーーーーーー」
なんと、言って、いたっけ、
神様、どうかっ、どうか。
あの素敵な女の子を、僕の代わりに愛してください。
………………………………………………………………………………………………
キーンコーンカーンコーン、
四時間目の終わりを告げるチャイムが、風と共に流れる。
「瑠君!」
「るーいーくーん?聞いてますかぁ?」
「ああ。ごめん聞いてた。」
??夏菜、なんと言ってた?
「う〜ん?本当かな~??じゃー私、なんて言ったでしょうか!」
「?ふけんこうダネ?」
「一文字も合ってないって!」
そう、だね?と思いつつ、彼女の顔を見る、笑顔がキラキラしていて僕には眩しい位だった。
……………………そんな彼女は病気だ。
彼女に、殆ど時間は無い筈だ。
何故なら、夏菜は体のうち側が段々と腐ってしまうのだから。
「ね!瑠、お昼、一緒に食べよ!」
「うん。良いよ」
がちゃっ
「うわー!!やっぱり屋上は気持ちいいねぇー」
「あはは!前髮!崩れてる〜」
「……………………」
「ねぇ、瑠、私の寿命のこと、気にしてるでしょ。」
「だってっ!夏菜は他の人よりもッ!……」
「ねぇ、留、世界で一番無駄な時間って何だと思う?」
他の人と自分を比べている時間
なんだよ」
僕はその言葉をきいて仰天してしまった。いつも能天気な夏菜が真面目に言葉を発したから。何なんだろうこの気持ち。夏菜を誰にも取られたくないっ!
………そうだ、姉ちゃに相談しよ。
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あい。新シリーズです。色々掛け持ちでやってるので!
更新、遅くなります。ᕙ[・・]ᕗ息抜きなんかに読んでください!それでは!さようなら(^^)/~~~