どうもみーるです!
もう八月なんて考えたくありませんが
月日が流れるのは早いですね…
つづりさんのネタを元に途中まで書いていた第三話のお話をずっと貯めていたままだったのでここらで供養しておこうと思って、
今回は投稿します!
最後には一応ネタ帳…?
メモの画像を貼るので共感したりわかるよ〜
ってなってつづりさんロスを和らげていきましょ!
それでは第3話どうぞ!
no side
村の入り口で青年にあった勇者一行、青年に連れられ村の療養施設まで向かう。
青年「ここです、傷を負った炭鉱夫たちがたくさんいて…どうか、お願いします!」
ks「うん!まかせて…!」
道中までの明るい雰囲気から一変し
真剣な空気が流れる
扉を開けると薬品の匂いが鼻をさし
意識のある人がほとんどだが中には寝たきりの人もちらほらいるのが見受けられる、
mk「…皆さんひどい怪我…」
il「この世界、思ったよりヘビーだな…」
ln「まぁ、もう大丈夫よ!ksm大先生もここに降臨した訳だし!安心して!」
nt「お前が言うことじゃねぇけど…俺らにできそうなことは何でもやるけぇ、まぁ…頼れ。」
st「そうだね…俺達にできることは少ないけど頼ってほしいな、 ksmちゃんもう準備いい?」
ks「うん…!」
ひと呼吸、
ks(この村の人達の平和は今ほとんど俺に賭かってる、だから悩んでる暇もないしちゃんとやりきらなきゃ駄目だ…!)
ks「…皆さん!王国から命を受けてやってきました僧侶のksmです!助けが遅れてしまってすみません! でも、もう大丈夫です僕が皆さんの怪我も不安な気持ちも全部治してみせます!信用できないかもだけど、絶対に救ってみせます。」
部屋にいるすべての人々がksmを見る
少し間が空くが反応は様々で
ほとんどがまだ信用ならないと言った面持ちだ
ks(どどどどどどどどうよぉ…?!?!?!めっっっっっちゃ反応薄いねんけど?!?!)
おワタ…\(^o^)/
じゃなくて!!!!
ks(信用してもらうためにはどうしたら…)
男の聖女とか言う時点で変だし
ほんまにどうしよ…!?
そう考えていると、隣でずっと黙っていた青年が話し出した。
青年「…みんな!この人は僕が頼んでここまで来てもらった聖女様だよ、えっと…ホントのホントに聖女様の力が使えるんだ!!証拠に、ほら!!これを見て!」
そう言い青年がおもむろに窓を開けるとそこからは美しい花畑とのどかな羊小屋が見えた。
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〜療養施設までの道中〜
no side
mk「…この村って結構前からある村なん?」
青年「?どうしてでしょう」
mk「うぇ?!いや…結構壊れてるところもあったから、えっと…そうなんかなぁって、」
il「お前クッソ失礼やぞ」
mk「うわぁ!ごめんなさい!ごめんなさい!ただ気になっちゃって…悪気はないんよ!?」
青年「あはは…でも確かにそう見えても仕方ないくらいに今のこの村はボロボロですから、
魔物がこの村を襲う前は王国近くの花が咲き誇るのどかな村として有名だったんですよ?
ほら、あそこわかりにくいですけど花畑と羊小屋があるでしょう?前まではあの2つがうちの村を象徴する場所だったんですけど…もう、もとには戻らないくらいに滅茶苦茶になっちゃいました」
僕、あの花畑と羊小屋が大好きだったんです。
そう寂しそうに言う青年の横顔をジッと見る。
次の瞬間、足は青年が見つめる方向へと駆け出していた。
ln「ちょ!?ksm?急にどこ行くんだよ〜!」
il「おい方向音痴!単独行動すんな!」
nt「それブーメランじゃ…ってかマジでksm一人やと危ないけぇ追っかけるぞ!」
mk「たしかに!おっかけよ!」
勢い良く走り出す
st「ちょっと!mkちゃん、みんなまで!?待ってよぉ!俺体力無いのに…ほんと、置いてかないでよ!」
青年「あはは…僕らはゆっくり行きましょうか」
st「も〜…うちの人達がごめんねぇ…」
青年「いえ!皆さん王国からの使いの人達だって言うのに親しみやすいし、なんだか根拠はないけどきっと大丈夫って言う安心感があって…その、頼もしいです!」
st「!…そっか、ならいっぱい頼ってね」
青年「っ!はい!」
st「そういえばお名前、聞いてなかったよね」
青年「ノアです、この村にあと5人いるぐらい平凡な名前です…」
st「へぇ…ノア君は何歳?しっかりしてるね」
青年「僕16です!」
st「じゅ、16才?!若いのに頑張ってるね」
青年「これぐらい当たり前ですよ…」
st「そう?当たり前を当然にこなしてその上村のことまで手を回せるなんて大したもんだよ。
今が一番遊びたい時期じゃない?
でも人のことを優先して生きていくなんて
君は偉いなぁ〜ってお兄さん思います!」
青年「…!ありがとう、ございます…」
二人がほのぼのとした会話をしている中他5人は
ln「ksmぇ〜?どこーーーーーー!!!!!」
森近くの獣道を登っている最中だ
nt「うるせぇ!なんで足クソ遅いksmを見逃すん?流石に俺ら全員目ついてねぇわ」
mk「うぅ…反論もできひん、でもこっちな感じはするんよなぁ、」
il「気配はあるんやけどな」
nt「ってかなんでksmは急に走り出し…
ln「あーー!!!いたーー!!!」遮んな!」
lnがksmのもとに駆け寄りそれに続いてほか三人も駆け寄る。
ks「あれ?なんでみんなここにおんの?」
ln「いやいやいやいや!心配するだろ!急に一人で危ないところに入っちゃだめ!せめて誰かと一緒に行くかなんで行くかを報こ…
ksm「それは…ごめん!でもどうしてもやりたいことがあって…」遮られた…」
mkt「で…やりたいことって?」
ks「それは…
この花畑とここにいる羊小屋をなおす事!!」
ーーしばらくしてーー
青年「やっと…おいつき、ました…ね」
st「…つか、れたぁ…」
ks「遅かったなぁ二人ともー!」
st「ksmちゃ〜ん!それに皆も!急に走ってどっか行かない!せめて何か言ってから行動すること!わかった?」
mk「うわぁ…ごめんなさい」
ks「うん…」
il「これさっきも見たな…」
ln(俺の話は聞かんのにstの話は聞くんかい)
st「…で、ksmちゃんは結局何がしたくて急に羊小屋まで走り出しちゃったの?」
ksm「ふっふーん!!聞いて驚け見ても驚け!
青年!とstくん!これを見よ!」
青年「わぁ……!!!!」
白く可憐なコスモス、村の平和の象徴として
親しまれてきた羊たち
もう見れないんだと思っていた
僕の、僕たちの大切な宝物
魔物の蔓延る辛いこの世の中では希望の光
なんてみる余裕もなくて、みんな沈んでいて
自分たちのことで手一杯だ。
でも、この人たちは違う!
この人達は、世のために人のために
そういうことができる力を持ってる…!
st「綺麗なお花畑…これ全部みんなが…?」
nt「いんや、ほとんどksmがやったよ、
何にもないまっさらな地面に謎の液体撒き出したから何してんだ、と思ったけど…」
ksm『この花畑が破壊されたのは最近…
長くて一ヶ月ほど前、魔物の襲来が来る前は定期的に手入れされていたはず…うん、出来る』
ksm『lnくんとntくんは簡易的な柵を作って羊小屋の周りをなんとなくで良いから囲って!
残りの2人は村の入り口前にいた羊と森の方にいる羊をなるべく集めて柵の中に入れて!』
nt「そこからはksmの独壇場、急に指示し出すしめっちゃこき使われるから大変だったわ…」
ln「さすが、俺たちのksm…いや世界のksmと言ったところかな…」
il「…で?結局のところksmは何がしたかったん?」(なんとなくわかる気もするけど)
ks「ノアくん!ksmはさ、
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青年「羊小屋に花畑、全部ksmさんが率先して
修復してくれたんだ。」
今日出会って、しかも僕から突然話しかけて
村をどうにか救って欲しいなんて至極面倒な事を急に言った僕の
“あの花畑と羊小屋が大好きだった”
なんて一言でこの人達は僕ら村の人達が諦めかけていた村の平和の象徴の修繕を本当少しの時間でこなしたんだ!
すごく大変だったろうし、こんな事よっぽどのお人よしか何か代償を求めてくるかしないと辻褄が合わない…でも、ksmさんは僕にこう言ったんだ。
ks『ノアくん!ksmはさ、 自分の大好きなものがボロボロになっちゃったり
それをしょうがないなって素直に受け入れれた事一回もないんだ、』
ks『だってそれって諦めたってことじゃん、
自分から諦めて辛い思いするなんて絶対に嫌だ
だからさ、ksmノアくんに辛い思いしてほしくなかったんだよ』
ks『村の人のためにもなるし何よりノアくんの笑った顔が見れるかなぁ〜!って思ったら
もう走ってた!』
“どう?大好きって気持ち戻ってきた?”
青年「こんなふうに言ってくれる人の優しさを僕は疑えない。みんなもそうでしょ?」
ノアくんが話終わり村の人たちに視線が渡る
「…あぁ、俺は信じるぞ!」
「わ、私も大好きなお花畑を直してくれた人達の事信じたい!」
俺も!私も!なんて声がそこら中で飛び交う
信頼を得た。
ks「や、やったぁ、…!」
俺、誰かの為に何か出来た…!
ln「いやはや…やはり世界のksm、もはや
宇宙のksmだね…」
mk「わーるどわいど…ksm」
st「…突っ込まないからね」
il「てかあいつノアって名前やってんな
…知ってた?」
nt「し、ししししし知ってたが?」
il「おい絶対知らんかった奴やん…」
ノア「ksmさん!
大好きって気持ち戻ってきました!」
ks「!…次は無くさんようにな!」
“はい!”
男前で頭脳派なksm君を描きたかったんです…
この後アナログイラストを載せるので嫌な方は全力スクロールお願いします
また見てねーん!