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クリスマスが来たー!
“ハンはー…予定あるかな?”
“あー、もしもし!ハンか!?今日、一緒に過ごさないか?”
返事はOKだった。
…
「ん、オルカ!久しぶりー!」
クリスマス、この市は浮かれ気分だ。でも、大丈夫。
今日は、落ち着いて会うことができる。
“ハンっ!久しぶりっ!”
急いで側による。温かい、人の体温だ…
“今日は楽しもうな!!”
せっかく二人きりで会えるんだ。こんな機会はない。
「うん!楽しもうな〜!」
今日はオルカが楽しませるんだ。
“早速、買い物行こう!”
…
“やっぱりクリスマスはすごいな~…!”
予想通り、ケーキ売り場は混んでいる…でも、こんなときのために!
[予約していたオルカ様でしょうか?]
“あぁ!ありがとう!”
手筈通りケーキを貰い、足早にその場を去っていく。
「オルカ偉いな〜!」
ハンに褒められて気分も有頂天に差し掛かる。
“えへへっ…さっ、家に帰ろう!”
…
家に着いたが、なんだか…いい感じになっている。
“ハン、ケーキ食べよう!”
「そうだな!」
ケーキを分けて、美味しく食べる。
オルカは、キラキラしたショートケーキ。
ハンは、つやつやなガトーショコラ。
どっちも美味しそうだった。
“おいしいな!”
「本当に美味しいな〜…」
分かち合う幸せも、幻のように感じた。
でっかいクリスマスツリーと渡したクリスマスプレゼント!
“なぁハン?”
「どうしたんだ?」
雰囲気もいいし、落ち着いて話せると思う。
“オルカ、ハンのことが…大好きなんだ!付き合ってくれ!”
「…そうか。でも、オルカと俺は警察と犯罪者なんだ。」
「だから、付き合うことは出来ない。」
“…そう、か…でも、オルカの気持ちは変わんないから!”
「俺もオルカのことが好きだぞ!」
素直に嬉しい。断られると思っていたが、受け入れてくれた。
“良かったっ…!ハン…っ”
思わず、涙が溢れてきた。安心した。
こんな感情、プログラムされてないのに…
「…ヨシヨシ」
泣き続けるオルカを優しく撫でてくれる。
【聖夜】そんなことばかり聞くが、初めて【聖夜】を感じた。
“今日はありがとう…!…泊まってくか?”
「…そうだな!」
“(⌒▽⌒)!”
多大なる幸福にずっと浸っていたい。
これが、幸せなんだろう。
【聖夜】
End53