『 あの、本当にいいんでしょうか、 』
見た感じ中学生、もしくは小学生。
そんな年代の子がここまで遠慮するのは珍しいなと思った。
俺の周りの子供はうるさい子が多くて大変だったから。
宮舘 「 ごめんね 」
宮舘 「 こったもの作れなくて。 」
『 …いただきます、 』
ただの白米と肉と野菜の炒め物。
白米だけを食べた。
『 … 』
無言で、一口食べた。
『 ふっ、笑 』
静かに笑って、
『 美味しい…、泣 』
そう静かに呟いた。
今どき、白米だけ食べて、美味しいと泣きながら呟く子はいるのだろうか。
『 美味しいっ、泣 』
炒め物を口に運んで、泣きながらバクバク食ってた。
宮舘 「 そんなに一気に食べなくていいよ 」
宮舘 「 まだ沢山おかわりあるから 」
渡辺 「 はい水 」
『 あ、とございま 』
俺が渡した水をモゴモゴ喋りながら受け取り、飲んだ。
『 …透明、 』
衝撃だった。
それは俺だけじゃなく、周りも同じだったようで
阿部 「 …透明、? 」
『 こんな綺麗なの、 』
『 お金払えない、 』
渡辺 「 そんなのどうでもいい 」
渡辺 「 気にせずに飲んで食べろ。 」
一時経って、俯いて指をイジイジ触っている目の前の子供に、照が話しかけた。
岩本 「 今まで、ご飯はどうしてたの、? 」
『 … 』
口をパクパクして、言っていいのかダメなのか、迷っているようだった。
渡辺 「 怒らないから 」
渡辺 「 教えて 」
『 家、から、 』
『 少し歩いたら、畑が、あって…、 』
阿部 「 あぁ…、 」
多分みんな察したんだと思う。
『 ごめんなさい、 』
『 それを勝手に取って食べました…、泣 』
宮舘 「 水は、? 」
『 川の水を、 』
『 流れが強かったから、ほとんど泥で、 』
宮舘 「 嘘でしょ… 」
『 ごめ、 』
深澤 「 一連の流れは大体把握したけど 」
深澤 「 今の話ま? 」
『 ま、ま、…? 』
next …♡1000
今まで生きていてくれてありがとう。
大好きだヨ。
コメント
2件
最&高でございます‼︎星1億でございます🙇♀️
めっちゃくちゃすき👀