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さっすが初くん♪上手やんな〜 続き楽しみにしてるね〜
冬「あ〜、あぢ〜」
黒凪くんが学校に転校してから数週間後、夏の日差しが冬鈴を苦しめていた。
千「?そこまで暑くなくない?」
冬「暑いよ!暑すぎて僕溶けちゃうよ‼」
相変わらず、黒凪くんは夏の暑さとは関係なさそうに涼しげな顔をしている。
冬「逆になんで暑くないの⁉今、気温39℃だよ⁉」
千「わかんない」
そんな曖昧な答えにがっくりと肩を落とした。
千「そんなに暑いんならこれ飲む?飲みかけだけど」
そう言って黒凪くんが差し出したのは、学校内で人気の缶ジュースだった。
冬「飲む!ちょうど、喉乾いてたんだ〜」
ゴクッ!ゴクッ!
冬「ぷはぁ〜!うまぁ〜!✨」
千「でしょ。これ俺のお気に入り」
そう言うと黒凪くんはフフンと自慢げに笑った。
冬(あ…黒凪くんがちゃんと笑ったの初めてみたかも…)
そんなことを考えていると黒凪くんが缶をほっぺに当ててきた
冬「ひゃぁ⁉冷た‼な、何⁉」
千「いや、なーんもwそれにしても…」
すると黒凪くんは意地悪そうな笑みを浮かべて言った。
千「冬鈴、可愛い声出んじゃん」
冬「〜〜ッ‼///」(声にならない声)
その日、初めて黒凪くんの笑顔を知ったのと、イジワルなのを知ったのだった。