綾音「はぁ、はぁ….!」
早く、早く、いかないと….!心の中はそんな言葉でいっぱいだった。
走りながらちらっと多目的室の窓を見た。
綾音「カーテンってなかったっけ…..」
いつもあったはずのカーテンはなくなっていた。けどぼんやりと黒い影のようなものが一瞬見えた気がした。
ドン!
勢いよく多目的室のドアを開けた。
綾音「何も……..ない…..」
何もなかった。机もとても大きな黒板も、すべてなくなっていた。
クロの怪物はいなかったけど、なにもないなんておかしい。そんなことを思うことしかできなかった。
その時
📢「ザザッあー、クロの怪物の研究にご協力ありがとうございます。研究のため皆さんは校内から
出ることができません。ご了承ください。」
ゾワッ
その声はさっきの清掃員さんの声だった。
自分がクロの怪物を…..。この手でクロの怪物の研究に協力してしまったことを今恨んでも仕方がなかった。
📢「全校の皆さん、一度教室に戻り落ち着いて先生の話を聞いて下さい。」
清掃員さんの声ではなかった。とりあえず私は少し急いで自分の教室へと戻った。
担任「クロの怪物と聞いてびっくりしたと思いますが、存在するはずもないので安心してください。」
そんな担任の話を聞いて「そうだよね、クロの怪物が出るはずがないよね」と安心していた。
けどこれは夢でも、嘘でもない現実であることを思い知らされる。
主「短いですけどやれることはやりました!!」
主「私は学校のパンの日はパンの袋を最低限小さくして丸くしてました。」
主「意外と楽しいですよ!!」
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