テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「れ〜んちゃん!!」
「れんちゃ〜ん!」
「れんちゃん♡」
「れんちゃん!」
「なにさ!」
「……」
最近レローゼは俺に喋りかけてこないし、天界人の女と仲良くしている。べ、別に俺は気にしてないし、関係ないんだけどよゥ。
「どうしたの?」
「なんだクソガキか」
「あの……」
「あ?」
「いや、カレーパン冷めちゃうよ?」
「あぁ!?そうだった!」
俺としたことがカレーパンのことを忘れていた。なんという失態……。
「あぁ、冷めちまってる……」
「さすがのお前でも、大好きなカレーパンを忘れることはないでしょ。だから、何かあったのかなって思って……いや、別に心配とかじゃなくて!!勘違いするなよ!!」
「……最近レローゼが俺に話しかけてこないんだよ」
「えっ?タイミングが合わないとかじゃなくて?」
「違うと思う」
「……それでしょんぼりしてたわけね」
「別にしょんぼりしてねェから!!」
「まぁ別にレローゼが話しかけてこなくても困ることはねぇし、むしろだる絡みされなくて、気分がいいぜ!!」
「えっ、ツンデレ?」
「は?ちげぇし!」
「……気にしてるんだったら、自分から話しかけたらいいんじゃない?」
「……自分から話しかけるのは、なんか嫌なんだよ」
「めんどくさいやつだな……」
「うるせぇ!」
「ワ〜ンちゃん!!」
「レローゼ……!なんだよ」
レローゼ……なんか久しぶりだなァ。
「これ、あげる!」
「キーホルダー?」
「僕とお揃いだよー☆」
お揃い……お揃いか……。
「……よく分かんねェけどありがとな」
「どいてどいて〜!!」
「うおっ!!……あのクソガキ〜!!」
「……ワンちゃん、はめっちゃんのこと追いかけるの?」
「あぁ、ムカつくからな!」
「アハハッ!面白そうだからレロちゃんもついて行きま〜す!」
別に……俺はレローゼに喋りかけられて嬉しいあかじゃないからな!!ただ、レローゼが居ないとつまんねェだけ。
終わり
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!