🦍視点
おんりーが居なかった。
いつもなら誰よりも先に
リビングに居るおんりーが
今日は居なかった。
僕はそんなおんりーのことを心配し
おんりーの部屋の前にやってきた。
そして小さくノックをし
静かにゆっくりドアを開ける。
🦍「…おんりーおはよ。起きて……」
ドアを開ければ
ベットで眠るおんりーの姿があった。
何かあったわけじゃないようで
一安心だったが
🦍「…さすがに警戒心がなさすぎる…。」
布団はかけていないし
服がはだけお腹が見えている。
まるで女性のように白くて細い。
様子を見に来るのが僕じゃなくて
ぼんさんとかおらふくんだったら今頃
何されてたか分からない。
🦍「見に来るのが僕でよかった。」
そう呟きおんりーに布団をかけて
部屋を後にした。
リビングにもどると
リビングで待っていた3人が険しい顔で
先程片付けようとしていた紙と
にらめっこしていた。
僕がリビングにつくなり
ぼんさんに紙を渡され
状況を理解できないまま今に至る。
🦍「…ぼんさんのイタズラでしょ。」
と渡された紙をぼんさんに返し
朝ごはんの支度をしようとすると
🍆「俺じゃないから!!
どうせめんのイタズラだろ。」
🐷「俺でもないですからね!!
こーゆーときに黙ってる
おらふくんじゃないですかね。」
☃「ぼ、僕?!
いやいやドズルさんのイタズラですって。」
とみんながみんな
自分ではないと言い張る。
もちろん僕もだ。
だが魔法だなんて信じられるわけない。
そんなメルヘンチックなことを
言われたところで
信じるほうがおかしいだろう。
☃「やっぱりこれ
本当なんじゃないですかね。」
🍆「けど魔法だなんて信じられるか??」
僕も信じられないが
おんりーがこの紙を自分で置くしか
辻褄が合わない。
おんりーはそんなことをするような
タイプではないし
書いてあることも現実味がない。
今の状況では信じるしかないないのだ。
🐷「もう試してみるしか
方法ないんじゃないですかね??」
そうめんが言ったその時
『なにを試してみるんですか??』
とさっきまで寝ていたはずの
おんりーが降りてきた。
僕は平然を装うように
🦍「!?おんりーおはよう。」
と挨拶をする。
『ごめんなさい。寝坊しちゃって…』
と時計に目を移せば
時刻は8時45分を過ぎていた。
☃「大丈夫よ!!
ぼ、僕達も今起きたところだから…ね!!」
🐷「そ、そうだよ。体調大丈夫??」
『体調は大丈夫ですけど。』
🦍「それはよかった。
みんな寝坊しちゃって
朝ごはんの支度も出来てないから。」
と話している間に
ぼんさんがおんりーに
気づかれないように紙を片づける。
『そうなんですか??
じゃあご飯の支度お手伝いしますね。』
とりあえずは
気づかれてはいないようだ。
🍆視点
🐷「ぼんさん。おらふくん。
さっきドズさんが名前呼んでましたけど
とくになにもなかったですね。」
ドズさんとおんりーちゃんが
ご飯の支度をしているときそう
めんに話しかけられた。
☃「そーいえばたしかに!!」
🐷「もう少し試してみます??」
🍆「当たり前だろ!!」
☃「wぼんさん悪いっすよw」
🍆「おらふくんこそ楽しんでるくせにw」
そんなことを話していれば
🦍「3人ともご飯の支度出来たから
こっちおいでー。」
とドズさんに呼ばれたので
2人のもとに向かう。
おんりーちゃんには申し訳ないが
少しわくわくしている自分が居た。
🍌視点
「「「いただきます。」」」
時刻は9時15分を過ぎた頃
ようやく朝ごはんの支度が終わった。
みんなで席につきご飯を食べていると
ぼんさんが口を開いた。
🍆「おんりーちゃんが
寝坊だなんて珍しいね。」
🐷「まさかおんりーちゃんが
って感じですよねw」
☃「おんりーも僕達の仲間入りだね!!」
と話し出した。
別に夜ふかしをしたわけではないし
寝付きが悪かったわけでもなかった
はずなのだがなぜだろうか。
自分でも寝坊した原因が思いつかない。
🦍「まあまあ。
おんりーだって人間ですしね。」
☃「おんりーかわいいなw」
『別に…』
☃「別に??」
おらふくんに言い返そうとしたその時
体の奥底がほんのり熱をもった。
『い、いやなんか
体がおかしかっただけ。気にしないで。』
とは言ったものの体の熱は
食べ終わるってからも
ずっとずっと残ったままだった。
☃視点
みんなで話しているときに
おんりーが言葉を詰まらせた。
☃「別に??」
と聞いてみれば少し間をおいてから
『い、いやなんか
体がおかしかっただけ。気にしないで。』
と言われてしまった。
僕の気のせいかもしれないが
ほんのりと頬が赤くなっていた。
まさかこれが魔法の仕業なのか??
僕達が名前を呼ぶことで
おんりーの体の中で
何かが起きてるのだろうか。
その後は何事もなくことは進み
片付けを終え
みんな個々で好きなことをしている。
僕はめんに近づき
小さな声で話し始めた。
🐷視点
☃「めんめん。
さっきのおんりー
少しおかしくなかった??」
リビングで各々が動き始めたその時
おらふくんに話しかけられた。
さっきというのはご飯中のことだろう。
🐷「たしかに少し
言葉詰まってたかもね。」
☃「そうそう。
しかも頬が赤くなってたんよ。」
やはりあの紙に書かれた
ことは本当なのだろうか。
“名前を呼ばれるたび気持ちよくなっちゃう”
そんなこと魔法がない限り
起こることはないだろう。
🐷「まだ反応が薄いから
分かりづらいからな。
もう少しだけ見てみよ。」
そうだいいこと考えた。
🐷「おんりーちゃん
ちょっとこっち来て。」
🍌視点
☃「おんりーかわいい。」
🐷「おんりーちゃんの肌
赤ちゃんみたいにモチモチしてる。」
一体なにが起きているんだ。
めんに呼ばれ近寄り気づけば
おらふくんとめんの間に座らされていた。
『なにするの?!』
と言っても
「大丈夫だよ。」
の一点張り。
質問に答えてはくれないようだ。
さっきの体の熱は冷めることはなく
なんなら全身に広がっている。
おらふくんとめんの影響もあり
何だか変な気分になってしまう。
🐷「おんりーちゃん
髪の毛はねてるよ。」
とめんの手が自分の頭に触れたその時
全身に電流のようなものが流れた。
『!!んっ、?』
突然のことに変な声が出る。
急いで口元を手で覆い
急いでこの場をあとにする。
なんだか体がおかしい気がする。
🦍視点
やることを終え
リビングに戻ろうとしたとき
顔を赤く染めたおんりーとすれ違った。
そのままリビングに向かえば
3人が深刻そうな顔をして
ソファーに座っていた。
🦍「また何かあったんですか??」
🐷「よくぞ聞いてくれましたね。」
☃「魔法は存在しました。」
🍆「俺はとんでもない現場に
立ち会ってしまったみたいだ。」
🦍「え…??」
話を聞けばおらふくんとめんが
おんりーにちょかいを出していたところ
突然可愛らしい声を出しそのまま
逃げられてしまったらしい。
☃「やっぱり魔法は存在してますって!!」
🍆「魔法には夢と希望が詰まってた。」
🐷「耳まで真っ赤でしたし
これはもう本物ですね。」
🦍「それは分かったけど
おんりーそのままで大丈夫なの?」
「「「あっ…。」」」
🍌視点
あのまま一直線に自室に戻ってきた。
途中ドズさんにあったが
無視して戻ってきてしまった。
体がおかしい。
おかしいというか
ずっと熱をもっている。
体の奥底から
ふつふつと熱が湧き上がってくる。
触れられるだけで
体が反応してしまう。
めんに触れられたときもそうだった。
頭を少し触られただけなのに
変な声が出てしまった。
きっと体調が
あまりよくないのだろう。
そう思い少しだけ横になることにした。
横になり目を閉じていると
コンコンコンとドアがノックされた。
それと同時に
☃「おんりー大丈夫??」
🐷「おんりーちゃん平気??」
と不安そうな声が聞こえた。
起き上がり立ち上がろうとしたら
なぜか立てなかった。
そのまま床に座り込む。
『なんで…??』
足が震え少し動いただけなのに
息が上がってしまう。
ドアの外から
🍆「おんりーちゃん!!
すごい音したけど大丈夫?!」
🦍「おんりー開けるよ!?」
という声が聞こえる。
まって今ドアを開けたら
色々とまずいかもしれない。
☃視点
魔法という存在に気を取られていて
決しておんりーのことを
忘れていたわけじゃない。
ドズルさんと話し終わった後に
4人でおんりーの部屋に向かうことにした。
ちょっとだけからかいすぎちゃったから
謝りにいくのだ。
ドアの前から声をかければ
聞こえてきたのは鈍い音。
ドズルさんがドアを開け見えたのは
耳まで真っ赤にし目をとろんとさせ
息の上がったおんりーの姿だった。
『み、みちゃだめ!!///』
2000♥↑
おひさしぶりですだいずです。
ひさしぶりすぎて
小説の書き方を忘れました🙃🙃
誤字ってたりしてたらごめんなさい!!
また執筆活動行いますので
よろしくおねがいします🙇🙇
コメント
13件
こっちでは久しぶり🫶🏻‼️ あーーー😭見れたの嬉しい幸せすぎる🫰🏻❤️🔥 やっぱりどんなに時間経ってもこういう系は大好きです🤦🏻♀️ だいずたんやっぱり天才ですよね🥹 最高すぎる大好き🥲
お久しぶりです〜( ◜௰◝ ) いたずらっ子ぼんおらは良いですな〜🫶🫠 とても萌えが詰まってますな🥰 次も楽しみにしてまする🫣🫣
うはあ..😭😭😭︎💕︎︎💕︎︎💕︎最高ですとーふさん天才すぎます😭😭︎💕︎︎💕︎超大好きです🥰🥰🥰