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誰も……
誰も私を「桜」
と呼んではくれない……
みんな、私を国としか見ていない…
「貴方」も
「日帝!今日はドイツ語の練習だ。」
「貴殿」も
「日!遊ぼう!」
でも、「あの子」は
私に優しい声色で「桜さん?」と言ってくれた……
まさか「あの子」が
「君」だったなんて……
そんな「君」も
私を「桜」
とは呼ばなくなった。
それでも……
また……
「桜」と呼んでくれるかもしれない。
だから、私は近くにいる。
「君」が忘れても
私は忘れない。
そんな淡い期待を胸に今日も「君」は
私を「日帝」と呼ぶ。