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甘いもの

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甘いもの

1 - 甘いもの

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2023年07月29日

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「ちょちょ!ないちゃん!?」

「ん〜?おふぁえり、いむ〜」

帰ってくると、アイスを貪り食っているないちゃんの姿が。

僕達、ライブ期間中の人間だよね!?

机には某高級アイスのカップが数個転がっている。

「ないちゃん、それ以上はダメだよ!太っちゃうよ!?」

「いやぁ、暑さの誘惑には耐えられんやん?」

「なに言ってんの?」

いつも通りのないちゃんの意味不明な発言にツッコみつつ、ないちゃんからアイスとスプーンを取り上げる。

ないちゃんは少し残念そうに眉を下げるが、すぐにゴミを片付け始めた。

そんな顔しないでよ、心痛むじゃんか!!!

「ないちゃん、!」

スプーン諸々を洗いに行こうと立ち上がったないちゃんの腕を掴み、唇を重ねた。

「はぇ……っ///」

なんて、困惑した声を出しながらないちゃんが赤面していくもんだから、こっちまで恥ずかしくなってくる。

「つ、冷たくはないかもだけど……甘いのくらい、いつでもあげるから……っ!//」

きょろきょろと泳いでいるないちゃんの瞳と視線を合わせて、恥ずかしい言葉を並べる。

絶対僕も、顔赤い気がするっ……

「じゃあ、もっと……甘いの欲しい……っです……//」

なんて言って、キスをしてきたないちゃん。

僕の脳はもうショート寸前。

アイスが溶けてしまってることなんてどうでも良くて、再び唇を重ねた。

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