入間「?これは?」
食事の名前と思われる文字列の横に見た事の無い記号が並んでいた
アズ「位階(ランク)紋ですね」
答えたのはアズ
入間・鳴「『位階(ランク)紋?』」
なんだそれは
アズ「はい。以前お話ししたように,悪魔学校(バビルス)=位階(ランク)
位階(ランク)によって,注文できる料理がちがうんですよ
我々は位階(ランク)発表前なのでこちら」
とメニュー表の最下部を指さした
私達が今選べるのは極限られたメニューのみらしい
『あ,私の好きなのある……』
京極「このメニュー,お主が好きそうなものじゃな」
……くそっ,京極と被ってしまったか
アズ「ちなみに,学食は無料
嗜好品は売店で有料です」
入間「学食,無料(ただ)なんだ……!!」
ハハッ,入間は食いしん坊だからな
私もそれなりに食いしん坊だが
まぁ,魔界の料理は初めて食べた時は勇気がいったが…
基本的に見た目がアレなだけで味は美味しいのだ。慣れたが
アズ「お好きな料理はありますか?苦手な物は,シェアしましょう」
『うーん……』
暴飲暴食兎のソテーにするか
『じゃあ私は暴飲暴食兎の……』
私が云いかけた時,大量の料理が私達の席に届けられた
魔魚の煮付けに目玉スパゲティ。暴飲暴食兎のソテーや肉食花のサラダ。光速キノコのスープなど……
私はソッと食べ始める
入間も食べ始める
アズがなにかを云っているが,食べるのに夢中で聞いていなかった
暫くして驚いているアズに気が付いた
『ンキュッ……どうした?』
入間「これ,食べちゃダメなやつだった!?出す!?」
『出すな入間
もしかして食べたいのがあったのか?』
アズ「いえっ!そうでは……よっ,よくお食べになられるのですね……」
入間「えっ,そうかなあ
やっぱり食べられるときに,食べとかないとね!」
『あ,わ,私はただ食いしん坊なだけだ……』
兄様の無茶振りとかで動き回る事が多かったからな
入間・鳴「『すいません,おかわりー』」
バターン!と人が倒れる音がする
「シェフが倒れた!」
「やっぱ特待生(イルマとメイ)ヤベェ!!」
「でも女の子の方は食べ方が綺麗だ!」
「美しい!!!!!!」
……鬱陶しい
そう云えば……
『クララはどこへ?』
私がそう云うと2人はクララを探しに行った
ふむ,私はもう少しだけ食べていこうかな…?
暫くおかわりを頬張ってるとカルエゴ先生がやってきた
売店近くの席に座っていたので食べる片手間に4人の会話を聞いていると急に入間たちが走り出した
売店を見るとカルエゴ先生はモフエゴになっていた
どうやら商品の使い魔召喚シールをお金を払わずに使用してしまったらしい
333ビル…か。私が払おう
『カムカムさん,私が払いますのでカルエゴ先生を此方に』
カムカムさんに333ビルを握らせた
カムカム「然りと受け取った」
モフエゴを私に渡してカムカムさんは売店に戻った
『相変わらずお可愛らしい姿で』
モフエゴを抱き上げて食堂を出る
人気のない廊下に推理して行き,撫で始める
カルエゴ「ええい!辞めんか!」
『嫌だ』
私はモフエゴを暫く堪能した後離した
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