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※ちょっと注意※
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その時教材を運んでいる先生が前からやって来た
魔歴担当のダンタリオン・ダリ先生だ
クララからはおちゃらか先生と呼ばれていた様な…
どうでもいいが,私はダンタリオン先生とは仲が良く,よく話す仲だ
偶にダンタリオン先生の私を見る目が生徒を見るものでは無い気がするが…気の所為だろう
今日も何時も通り笑い,挨拶をする
『こんにちわ,ダンタリオン先生』
ダリ「あ,鳴ちゃん!こんにち…うわっ!」
ダンタリオン先生が躓き,此方に向かって倒れてくる
ダリ「!あぶなっ!」
ダンタリオン先生は私を押し倒す様な形で倒れた
教材は散らばり,被っていたハンチング帽がパサリ,と床に落ちる
『…………え?』
ダリ「あっ」
京極「え」悪戯しようと偶々出て来た
何故いる京極ぅぅぅぅ!!!!!!
気不味そうな顔をして京極は消えて行った
『ど,退いてくださいダンタリオン先生!』
こんな所誰かに見られたら恥ずかしくて生きていけない…
私の顔は林檎の様に真っ赤だろう。顔が物凄く熱い
思わず顔を手で覆う
ダリ「んーどうしよっかな」
悪魔の様な顔で此方を見てくる
ダリ「ダリって呼んだら考えよっかな〜?」
くっ背に腹はかえられない
『ダリ…先生』
ダンタリオン先生…ダリ先生は私から離れて立ち上がり,起き上がらせてくれた
ダリ「良く出来ました!」
Chu,というリップ音が,感触が喉からする
そのままダリ先生はハンチング帽を拾い,はたいて私に深く被せてくれた
『はへ……』
へた,と腰が抜けてその場にへたり込む
喉に接吻(キス)された…?
ダリ「またね鳴ちゃん!」
『……生徒に手を出さないでください
私は一応成人してるからいいものの…』
ダリ先生は私が成人していると云う事は云ってある
と云うか,ポロッと云ってしまったのだ
ダリ「分かってるよ〜」
ヒラヒラと手を振りながら去って行った
『調子が狂うな
建前なのか本音なのか判らんから余計に』
いや,そもそも転けたのもわざとかもしれんな
はぁ…と溜息をついて私もその場を去った