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誰からも恐れられ 誰からも嫌われ 私は存在する意味のない人間だ
この目がある以上……
ずっと、そう思っていた
何とかイーストンに編入することができた
でもきっと私は嫌われる 恐れられる イヴルアイがあるからいじめられる もちろんそうだった
なのに、あの人ーアベル様ーは違った こんな私を 忌み嫌われた私を 必要としてくれた
「お前は今日から僕の道具だ」なんて
この世に 私が必要な人間がいるなんて
その後「七魔牙(マギアルプス)」という集団ができた
メンバーは全員 現実に強い不満を持つ者だとか
私はその七魔牙の第二魔牙(セカンド)らしい
私に存在意義があるだけで嬉しかった アベル様に尽くさなくては
最初はその気持ちだけだった
無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の幹部にアベル様が殺されそうになった時 自然と体が動いた
いつの間にか「アクセレイズ」と唱えていた
いつもの私なら 死ねることをむしろ喜んでいただろう
この生き地獄から抜け出せる事を
……なのに 今は
死にたくない まだアベル様と一緒に居たい
どうして…?
「アビスも馬鹿だ…わざわざ僕を庇うなんて 所詮は赤の他……」
「嬉しかったんだと思います 」
マッシュくんの言う通り でも少し違う
敬意じゃない 好意……?
ーアビス
見たことのある天井 何度も聞いた優しい声
「アベル様……生きてる…?」
何故か涙が溢れる
「マッシュが当ててくれた魔法のハンカチのおかげで 傷は大事にはならなかった」
「……どうして泣いているんだ」
「こんなことは初めてなので分からないですが 生きていた事が嬉しいのです」
「良かった」
なぜ…少しドキドキする……?
「第三魔牙、最近何をしようにもアベル様が頭に浮かび 消灯時間を過ぎても中々眠れないのですが
私どうかしたのでしょうか」
「お前知らねぇのか それは恋だ」
「こ、、い?何ですかそれ」
「だぁ〜っバカか 要はアベル様の事が好きなんだ」
「好き…第三魔牙ありがとうございます」
これは恋という現象 考えるほどに頭がおかしくなりそう
でも悪魔の目を持つ人に好きって言われても嬉しくないですよね
「アビス」
「何でしょうかアベル様」
「僕とアビスの道具と持ち主という関係を 一度取り壊そうと思う」
「そうですよね アベル様も気が変わったのですね」
「そういう訳では」
「私なんか邪魔ですよね さようなら…」
「違う 反対だ…」
「僕はいつも 一言足りないね」
「ねぇサード〜最近アベル様とセカンドの調子がおかしいなの〜」
「たしかに全然目合わせねぇし 会話もねぇな」
「絶対何かあったなの!!元の仲の良い二人に戻すなの!!」
「っていってもどうするんだよ」
「知らないなの!!」
「……」
「じゃあ七魔牙全員でマーチェット通りに遊びに行くの!」
「全員?アベル様とアビスと俺とラブで良くね?」
「せっかくだから全員連れてくの!」
「いや、もっと増やすなの!」
「は?」
「マッシュたちか、、?」
「いやいやヴァルキスのTOP3もなの!」
「そんなに多くなくていいだろ…」
「よく考えてサード 遊びに行く日は…………で………がある日だし、何より…………….なの!!」
「そんなことも考えてたのかよ…
まぁそれなら決まりだな」
人数増えて分かりにくくなると思うので「」の横に名前書いときます!(作者)
フィン「アベル先輩に誘われて来たけど 誰も来ないな…」
マッシュ「おまたせー」
フィン「マッシュく」
フィン「今日もその服で来たの!!?
トレーニーじゃん!!?」
マッシュ「シュークリーム買ってきたよ」
フィン「あ、ありがとう…」
「久しぶりだね」
マッシュ「あっドミナくん」
フィン「三魔対争神覚者最終試験の人!!?」
ドミナ「お前の事はマッシュくんから度々聞いてるよ フィン・エイムズ」
フィン「こ、こんにちは…」
「オレもいるぞ」
ドミナ「レヴィか」
フィン「えぇ!!?」
フィン「何これ怖…」
「フッ 生まれた時からマザコンなのだ私は」
「残念だな 俺は生まれる前からシスコンだ」
マッシュ「ランスくんとシャルルくん」
ランス「愛」
フィン「ランスくんも前と同じ服なの!!?」
ランス「愛でて悪いか妹を」
「オイオイ俺を忘れてねぇか?」
「マッシュく〰️〰️〰️〰️〰️ん♡」
マッシュ「レモンちゃんにドットくん」
ドット「今日もレモンちゃんは可愛いなぁ」
「久しぶりだね」
フィン「あっアベル先p」
フィン「なんかたくさんいる!!?」
ラブ「せっかくなんだから全員連れてきたの!」
フィン「そ、そうなんだ…」
アビス「……」
マッシュ「アビスくん?」
アビス「何でもないですよ」
ヒュルルルルルルルルル ドカアアアン
ラブ「始まったなの!」
ワース、ラブ「花火大会が!!」
ラブ「アベル様、心の準備はできたなの?」
アベル「できたよ」
ラブ「じゃあ行くなの!」
アベル「アビス」
アビス「アベル様…?」
アベル「僕は前『道具と持ち主の関係を 取り壊したいと思う』と言ったね」
アビス「はい でも私は必要ないのでしょう?」
アベル「僕が言いたいのは その真反対だ」
アビス「それってつまり…」
ワース「両思いだったのかよ!!」
フィン「え?ええ…?」
レモン「きゃぁぁぁぁぁぁぁ」
花火大会が終わりに近づき 花火が連発される
アベル「道具じゃない、恋人として僕と付き合ってほしい」
アビス「も、もちろんですっ//!」
アベル「そして 誕生日おめでとう」
レモン「けっ、けだものぉぉぉぉぉぉぉっ//」
7月5日…アビスの誕生日であり、アベルとアビスの交際記念日でもある…
50♡で続き書くぜ☆