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教えてあげる
赤桃
赤 「せんせぇ…」
桃 「んー?」
返事をすると共にこっちをちらっと向いた乾せんせー
その目がキラキラしてて少しキュンとする
分からない問題を教えてもらうためにわざわざ時間を貰った
教室には2人だけ、夕日が少し眩しいがまたそれもいいな なんて思ってしまう
赤 「ここわかんない…」
桃 「ん、そこか…」
受験まであと、1ヶ月を切った
割と、定着してきた、それなのに質問に行くのは先生も疑問に思ってると思う
桃 「…んー、ここだ、ここミスってる」
赤 「あっ、ほんとだ…」
桃 「気をつけなよー笑」
赤 「はーい、」
赤 「せんせ、?」
桃 「ん?質問?」
赤 「…、りうらが卒業したら 寂しい?」
桃 「なーに?どーしたのー笑?」
赤 「ちょっときになったの」
顔に出てない分心の中では心臓がバクバク
桃 「そりゃ寂しいよ? 大好きな生徒のひとりなんだから笑」
赤 「そっか…」
桃 「りうらは?」
先生にとっての特別にはなれないのに、
心がグッとなってしまう
1年のことろから担任だったし、ずっとずっと、
赤 「寂しいよ…笑」
赤 「ずっと、先生といたい…/」
桃 「…/? なーに、可愛いとこあるじゃん」
せんせい? りうら知ってるよ
先生がもうすぐ結婚するって
好きでもないのに親とのつながりで付き合うのもなしに結婚するんでしょ、、
そんな古いしきたりにうんざりでも、断れなもんね、せんせ
赤 「せんせーは、」
桃 「ん?」
赤 「りうらが好きって言ったらどうする?」
ちゅッ
先生が反応する前にそっと、口に交わした
誰かに取られるなら、もう、先に…
桃 「んぇ….//りうら…?/」
明日から本格的な受験勉強期間、先生に会えるのも少なくなるね、
赤 「返事は卒業式に待ってる」
赤 「またね、!」
そのまま教室を去った
またね
なんて 笑顔で言ったけど
本当は今にでも泣き出しそうだった、
これで嫌われたらどうしようなんて考えても無駄なのに…
初めてキスされた、
それと共に 好きと、言われた、
まさかりうらが言うなんて思ってなくて、少しまだ理解が追いつかない
そうだ、りうらは知ってるんだ
俺が好きでもない人と結婚させられること
桃 「そっか……///」
嬉しかった、
好きって言われて、 でも、生徒と教師の関係だし、
親にも何も言えない、怖い、
桃 「好きか〜…./」
りうらとの距離は近い、
でも、今まで 恋愛感情として接してきたつもりはなかった
1人になった教室を出て職員室に向かった
まぁ、当たり前のように教師は減っていた
隣席にすわる 俺の同期の教師はどう思うだろう
青 「あ、?…大神かぁ〜…」
青 「ないこにべったりやん笑、」
桃 「そっ、そーかな?」
なんでだよ…
青 「え、自覚ないん?」
桃 「う、うん…」
青 「はぁ〜……」
なんて、ちょっとじろっとしためでこっちを見てくる
青 「あいつ結構不良?賢いけど、…まぁ、ないこだけになんか距離近いやん…」
桃 「そぉ……」
しばらく返事がしないうちにまろは仕事に戻り始めた
まろ、はいいよねぇ… 知ってるよ〜
だーいすきな幼馴染がいるもんね…笑、
なんて、じっと見てたら まろと目が合った
青 「…ふっ」
桃 「…」
うざぁ……
やっと仕事が終わった
21.35
まろはちょっと前に彼女の迎えとか言って帰った
桃 「今日もひとり寂しく帰りますか…」
なんて呟きながら学校を去る
暗い夜道
俺だって人間だから怖いのに…
やめてくださいッ
桃 「?」
どこか聞いたことある声が少し離れたところから聞こえる
別に無視して帰ることもできた、事件なんかに迷うのは嫌だ
それでも本能的に向かってしまった
桃 「どうしたんですか!!」
なんて漫画のヒーローのように
桃 「…!?」
赤 「助けてッ……ないくんッ」
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