太芥
太宰治黒時代
START!
「敵は待ってくれないよ」
この言葉は僕がずっと
太宰さんに言われてきた言葉
1度人虎の方が強いと言われた時は
今までにないほど心がモヤモヤした。
太宰さんに認めてもらうため
僕はずっと1人で訓練をした。
僕は何をやっても認めて貰えないのだ
それに気付いたのは18の時
何故太宰さんは僕を認めてくれないのだ
人虎の事は認めたのに、
何故だ、何故なんだ
やはり僕などでは駄目なのか、?
ならば最期にもう一度戦ってこの人生を終わりにしよう
「芥川くんから勝負を挑んでくるとはねぇ?」
「まぁ強くなっているんだろうねぇ?」
「それじゃあ行くよ、!」
「ほらほら、ここで終わりかい?」
「何度も言ってるじゃないか!」
「すみません」
「ゲホッビチャビチャ」
「今回も僕の勝ちだね」
「じゃ、」
「待って下さい、!」
「何?まだ何かあるのかい?」
「これで最期なので、、」
「最期、?」
「僕はずっと太宰さんに認めてもらうため
頑張ってきましたが」
「やはり駄目な様ですね」
「僕はずっと憎かった。僕よりも先に認められた人虎のことが。」
「芥川くん,?」
「でも,僕は最期まで人虎に追い付けなかったみたいです」
「ッ、、」
「もう良いんです,ここで終わりですから」
「太宰さん、今までありがとうございました。」
「芥川くん、君は何を勘違いしているのかい?」
「と、言いますと?」
「私は随分と前から」
「えッ?」
「すまなかったね、君がこんなに思い詰めているとは」
「芥川くんにはもっと強くなって欲しかったんだ。」
「少しやりすぎてしまったみたい。」
「太宰さん、其れは本当なのでしょうか、」
「嗚呼、本当だよ」
「僕、嬉しい,です、、」
「ちょっと芥川くん!?」
「パタッ」
「寝ちゃった、、」
「本当に君は努力家だ、」
「おやすみ,芥川くん」
コメント
2件
ふぁぁ、すこ、、、