「お父さん」
「ん?」
ある日の昼頃突然息子が話し掛けてきた。別に珍しい事では無いが、少し顔がいつもとは違った
「お父さんって昔は何してたの?」
「え?」
「ほら、国になる前」
国になる前の事か……そんなに話したくないな……聞いて面白いものでもないだろうし……
「うーん……忘れちゃったなぁ……ごめんね……」
「そっか……お父さんも忘れちゃう事あるんだね……」
うっ……そんなしょぼーんとされると心にくるッ……
「でもね!お父さん!」
「何?」
「……僕との思い出……忘れないでね!僕も忘れないから!」
「!フフ……勿論!大切な思い出だからね!」
そんな事か息子よ〜!絶対に忘れるわけないだろ〜!可愛いな〜!
コメント
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ふぁ〜平和すぎて尊い