「 好きです! 」
ある日俺は好きな人に想いを伝えた
だけど凄く後悔をしている。
「 ごめん 」
その一言を聞いた瞬間ちょっと視界がぼやけた
つまり、そう泣いてしまったんだ。
そんな泣いている俺に対して君は優しくごめんねと呟きながら背中を撫でてくれた。
君のそういうところに惹かれてしまったのだ。
思わせぶりが本当に酷いけれど、
そういえば出会った時もこんな感じだったかな
数年前だっけ、?笑
〜 数年前 〜
「 別れて 」
彼女に告げられたその言葉、
とても辛かった。俺は彼女にとても愛を注いでいたし自分的にも自分は良い男だったと思う。
なんで振られたか正直よく分からない、
でも今の俺にはそんな事を考えている余裕も無くただ彼女の目をしっかり見て分かった。と呟くしか無かった、
その時の俺はちゃんと微笑みかけて話をできていた。
彼女がその場から去った後、俺は意味がわからないくらい泣いた
そうしてとある空き家の屋上へと向かった、
そこには1人の男性がいた。
ピンク髪で綺麗な青い瞳、まるで俳優でもやってそうな、素敵な人。
ちょっと見詰めていると相手は俺の元へやってきて、こう言った。
?「 、、君、ここに何しに来たの? 」
赤 「 特に何も。」
? 「 そんな訳ない。ここに理由もなくやってくる奴とか早々いない 」
赤 「 そうなんですね、、聞かなくても分かりますよね? 」
? 「 まあ確かにそう、分かるね 」
なんだこいつ、と思ったけどこんなのに構ってる暇はない。早く飛ぼうと考えて。
飛びやすそうな場所に移動した時、
? 「 君、正気? 」
後ろからあの男性に抱きつかれ耳元でそう囁かれた。
赤 「 うん、関係ありませんよね? 」
? 「 君名前は? 」
赤 「 赤と言います 」
? 「 そ、俺は桃。 」
そうかよ、と心の中で呟きつつまた歩き始めようとした時、
桃 「 もう、止めてもいいよね?だめだよ自殺なんてしようとしたら、 」
赤 「 お前に何が分かるんだよ! 」
怒鳴ってしまった、ごめんなさい。
殴られるかと思った、手を伸ばしてきたから、
目を瞑ったその時、桃くんは俺の頭を優しく撫でてくれた。
桃 「 何があったかは知らないけど、大丈夫だよ。」
俺は多分彼に泣きついていたと思う。抱きついていたと思う、
その時の事は覚えていない。数年前だから
その数年前に来たあの空き家に今も来ている
今回は誰もいない。
俺の事を止めてくれる人もいないんだ、
「 桃くん好きだよ! 」
俺はそう叫んだ後飛び降りた。
コメント
4件
最高です、ブクマ失礼します、
え、愛してます( ノベルの使い方うますぎる、ぶくしつです!!!