「スゥー」jppの息を吸う音が建物内に響き渡る。「で?これはどういうことなの?」jppはmf君の方にゆっくりと顔を向けるとそう言い放った。
俺の名前はur。下ネタも大好きなkrpt一のロマンチスト。
そもそもなぜmf君がこんなに攻められているかというと…。遡ること十数分前…。
俺とjppで歩いていると、etさんとmf君が俺たちに向かって走ってきた。「jpp!ur!」etさんが叫ぶ。「ちょっと待って!誤解なんだって…!」mf君も叫ぶが息が上がっているのかどんどん声が小さくなっていく。「どうしたの?etさん?」jppが聞くと、「実はね……。mf君が、noさんを殺してるとこ私見たの!」etさんによれば、noさんとdnと話して解散した後noさんと同じ方向に歩いて行ったらnoさんの死体の目の前で立っているmf君を見つけたそうだ。「違う!それは誤解!俺はnoさんの死体を見つけた第一発見者なだけで!」mf君は必死に弁解するがjppは強い意志を持った声で「とりあえず、全員を呼ぶ。弁解はそこでして?」と言い切った。そして今に戻る。
「だから!etさんのは誤解なの!俺は第一発見者なだけで!」mf君が叫ぶ。みんなmf君を睨む中「そもそも死ぬ間際にnoさんと話していたのは誰なの?」とhr君が口を開いた。「私とdnかな?」etさんがhr君に向かって答える。「じゃあその二人のどっちかじゃ…」hr君がまた口を開く。「でもその後、俺とetさんと二人でまだ少ししゃべっていたし、俺はnoさんが行った方向の逆に歩いて行ったし、etさんも俺としゃべった後にnoさんの方向に行ったけどその時にmf君とnoさんを見つけたんでしょ?だったら俺らは無理な気がする」dnが丁寧に状況を説明する。確かにそう聞いてみるとあの二人は無理な気がする。と、etさんがdnにだけに聞こえるようにしゃべった。dnがうなずく。「あと、私もう一つ情報を持ってるんだけど…」etさんが今度は全員に聞こえるように話す。「なんや?」ttが聞く。「実はsvさんが死ぬ前にも私はnoさんに会っていて、その時にmf君も一緒にいたんだけど、その時に占い師だってことを聞いたんだ。狙われないようにできるだけ言わないでって言われたから、言わなかったんだけどね…。」etさんの声はどんどん小さくなっていく。「ちなみに、俺もetさんとnoさんと三人で話していた時に占い師だってこと聞いた」dnも話す。「つまり、占い師だって知っていたのはetさんとdnとmf君だけだってことだね?」jppが聞き返す。三人がうなずく。「じゃあ、三人の中であの時犯行できたのはmf君だけなのでmf君の可能性が一番高いですね」naさんが言う。「いや、でも違うかもしれない。mf君はただ単に第一発見者で占い師だとわからなかった他の人間が人狼でたまたまnoさんを殺しただけかもしれない」hr君がmf君をかばう。「なんで、hr君はmf君をかばうの?仲間?」yan君が聞く。「違う。さっきまでmf君と二人きりで誰もいなさそうな場所で話してたんだけど殺されなかったんだ。だから信じたくて…」「それはhr君も仲間だからじゃなくて?」俺が反論する。「違う。hr君は人狼じゃないし黒でもない。」さっきまで黙っていたmf君が口を開いた。全員が黙りこくる中mf君は続ける「etさんも知ってるでしょ?noさんがhr君は白って言ってたって」etさんがうなずく。「そうだね。noさんがhr君とmf君と仲間で本物の占い師じゃないってことではない限りhr君は白だよ」hr君は大きなため息をつく。まるで自分が白だということを証明できて安心したかのように…。「でも…」naさんが口を開く。その声色は怒りというより不安が大きかった。「味方を作ろうとしたんじゃないですか?」naさんが続けて言う。声が震え始める。「味方を作って、その人にかばってもらうことで吊られるのを防ごうとしてるんじゃないですか?」確かに、それは思いつかなかった。mf君は頭がいいからそういうことが考えられるのか?「それは……。あるかもしれない…。」hr君もさすがに言い返せないどころかnaさんの意見に少し賛同しだした。「mf君」jppが今までで聞いたことのない声で名前を呼ぶ。「何?」mf君の声が震える。「今のところmf君が一番怪しいんだけど反論はある?」「……ない」人狼だとバレてあきらめたのか、白だけどもうこれ以上反論できないと考えそういったのかわからないが怒りも反論もなさそうな声でmf君は言い放った。「じゃあ、やるね」jppが一歩一歩mf君に近づいてゆく。mf君の顔は暗く絶望していた。そして、jppはmf君の首の動脈を騎士の剣で切った。ブシャッと血が流れる。jppの剣にはmf君の血が銀の部分を埋め尽くすかのようについていた。「残念ですが、mfさんは人狼ではありませんでした。引き続き人狼ゲームを続けてください」水狼さんの冷たい声で全員が我に返る。人狼じゃない?ということはまだ人狼がいて、白陣営から一人がいなくなってしまった。「と、とりあえず解散…。みんな、ごめん」jppが小さな声で言う。全員がばらける中、jppはmf君に向かって頭を下げ手を合わせた。