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ありがとうございます!!ニヤニヤしながら書いてましたー!
かわいいーーー😭 ベタベタまちこも、ネタバラシしちゃう意地悪せんせーも、全部キュンキュンです!
居酒屋の一室
「おいボビイィー!ちょっと飲んでないんじゃない!?」
「ひよってますねええええ!」
「あれ!18号さんだ!すごい!3人いる!!」
「メロンちゃん何見えてるの…?」
かなり久しぶりに女研での飲み会。
最初からセーブする気がなかったりぃちょとニキは予想できたがまさかキャメまで出来上がるとは思ってなかった。
じゅうはちは顔はほんのりと明らんでいるがセーブ出来ているのでちゃんとしている。
「何見えてんだよキャメさんwwここには6人しかいないだろって…4人しか見えねぇ!!!」
「ニキお前自分も数えろ」
「あー!自分も入れたら4+2で…なに?」
「ニキニキ4+2は2だよ!」
「バカガキ6だわ。しかもなんでニキは自分のこと2人分カウントしとんねん」
「あっ!!まちこりがいない!!」
「さっきお手洗いって言って出てったでしょ〜」
「もう俺も酔いてぇ…」
酔ってはいるのだがもっと正気を失うほど酔いたい。
でないとコイツらと太刀打ちできん。
「私が来たー!!」
もう1人の酔っ払いが来た。
「あー!まちこりー!!なんか背縮んだー?」
「じゅうはちじゃないから縮まないよ〜ん」
「私も縮んでないから!!」
チラ、と時計を確認すると既に午前2時。
ここら辺で解散にするか、と顔を上げればまちこと視線があった。
「えへへ〜」
そのままくしゃりと目尻を下げて笑う彼女にキュンとする。
普段なら絶対見せてくれない姿
アルコールって最高かも
「そろそろ解散するか。じゅうはちタクシー呼ぶ?」
「ん〜ん。お姉ちゃん呼んでる〜」
「俺とニキニキはタクシー呼んでるんだー!!」
「え!俺のタクシーは!?」
「キャメたん知ってるー?タクシーって2人乗りなんだよ?」
「何言ってんのりぃちょ、詰めたら8人までいけるんだよ」
「じゃあ俺はボンネット乗っとくか〜」
「なんやコイツら。まちこはー…無理か」
ぐでんぐでんになってけらけらしている彼女はきっと今日もタクシーを呼んでないだろう。
「キャメさんボビーがまたまちこり食い散らかす気だよ」
「妊娠報告遅いねぇ」
「避妊してないのww」
「まちこりが顔が避妊してないっていってたじゃん」
いつぞやの配信を持ち出す彼らを、呼んでいたタクシーに詰め込む。
テンションに戸惑うようなタクシーの運転手さんに小声でぼったくっていいですと伝えた。
「後はまちこか」
はぁ、と隣でため息をつく彼に心の中でお疲れ様、と思う。
「なぁにそれ!迷惑なのーー?」
そりゃ迷惑だろう。だけど優しいせんせーはそんなこと言わないとわかって聞く。
「違う違う、てかまちこ歩け…ないよな」
「え!いけるいける!!まちこり歩きまーす」
陽気になったテンションのまま特に自制せず振る舞う。
酒に飲まれたフリをして飲み会のたびに彼に絡みまくり最終的には送ってもらう。
なんとも性格の悪いことを私はずっと続けていた。これがせんせーの迷惑なことも全部分かっていてやっている。
酒の勢い、というやつを利用して普段なら出来ないようなことをしてしまう。
バカだなぁ私
こんなのせんせーにバレたらなんて思われるかなぁ
でもやめられない。そんな不器用なことをしてでしか彼にくっつくことさえ難しい。
足に力を入れれば進むことはできるがどっちに進めばいいのかなど分からない。
「ちょ、そっちじゃねぇわ」
せんせーが慌てて私の手を掴む。
それがものすごく嬉しくて、でもその気持ちはバレないように彼の手をぎゅっと握り返しブンブンと振る。
「えへへ〜どっちだよぉ〜」
「こっちだよー」
近くなった距離をさらに詰めるために勢いのまま腕も絡める。
「ねむたいねぇ!」
「ねむたいなぁ」
なんと言っても受け入れてくれる安心感に好きだなぁと強く思う。
「せんせー」
「ん?」
「せんせー」
「なぁに」
「せんせー!」
「なんだよー」
「面白いねえ」
「どこがだよ…」
「ねぇせんせー?」
「なんですかー」
「すきだよ」
彼が私に好意がなければきっとこれを「異性として」ではなく「人として」の好意だと思いスルーしてくれる。
酔っ払っていたという保険をかけながらの告白。ずるいけど仕方がない。
相手から返事がなくそちらを見ればばっちりと目があった。
「せんせー?」
「まちこ」
「ん〜?」
「知ってる」
「え?」
「まちこちゃんが酔っ払ったフリでもしないと俺に甘えられないのも」
その言葉の後にアルコールでほんのりと温かかった自分の体が一瞬にして冷めるのを感じた。
冷や汗が止まらない。
「え…」
バレてた?いつから?
ぐるぐると頭の中が真っ白になる。
「バレてないと思ったん?」
「あんな少量でまちこが酔うわけないやろ」
だめだ。おわった。
恥ずかしすぎて死ぬ。恥ずかしぬ。
このままダッシュで逃げちゃう?
逃げ切れるかな
そう思ったけれどさっき自分から絡めた腕はしっかりと力が込められていてもうどうにも出来ない。
「俺もまちこのこと好きだわ」
「は…」
「いいなぁその顔。まじで可愛い」
頭を必死に回し1番気になる質問を一つ取り出す。
「なんで、知らないふりしてたの」
そう聞くとせんせーは少し悩んだ後、女の私も羨ましいほど綺麗な顔のまま口を開いた。
「俺にバレてないと思って甘えてくるまちこが死ぬほど可愛かったから、かな」
私が彼を振り回していると思っていた。
けれど、実際に振り回していたのは____
どろどろ系じゃないつもり…です
この後せんせーにいじられまくって恥ずかしがってたりしたらかわいーなーー
裏の裏をかくって言う話が見たかった