舜太が吉田さんのパジャマのボタンを外そうとして吉田さんに怒られる。
はやちゃん…また、顔に出てるよ。
険しい顔しちゃってさ。
舜太もわかってやってんのか。なんなのか。
「はやちゃん、顔気を付けなよ。出てるから」
「あー…無理」
ははっ、これ、舜太終わったわ。
舜太も太智も気兼ねなく仁人に触れる。
ずるい、うらやましい、くやしい。
「はやちゃん、顔気を付けなよ。出てるから」
柔太朗からも怒られる。
でもさ。
「あー…無理」
無理だろ。さすがに舜太が仁人のパジャマのボタンを外そうとしたのを無心で見るなんてそんな大人じゃないし、ちょっとでも好きにさせてた仁人に腹が立つ。
から、別カットの時に悪戯を仕掛ける。
舜太の腕枕越しに、仁人の後ろで結ばれた髪のこぼれ毛を軽く引っ張る。
「痛い痛い痛いっ」
「はやくしろよ」
大げさに痛がり太腿を叩いてくる仁人に満足げな俺の顔はきっと抜かれてんだろな。
でも、そんなことどうでもよくて。
少しでも、そばにいれる間は俺を見て欲しい。
なんて、子供じみた考えはどこまでこいつに届いてんのかな。
素直になれないくせに独占欲だけは人一倍あって。
ちょっかいかけてでしか気が引けない小学生みたいな俺。
END
コメント
1件
嫉妬しちゃう佐野さん大好きです、😌😌