「なぁ類…これはなんだ……」
神高に通う男子高校生、天馬司が怖気付いた表示で__________
「これかい?これは司くんを飛ばせることができる装置だよ」
____________同級生、神代類と何やら話している。
「全くなんでこんな実験に……」
「おや、僕の期待に12000%答えるのではなかったのかい?」
「なんだとっ!!俺はお前の期待に12000%答える未来のスターだ!!!!!」
「フフ、頼りにしているよ」
他愛ない会話を交わしながらもキーンコーンカーンコーンとチャイムがなる。
「おや、もうこんな時間かい?」
「助かった…………」
司がフラフラと歩く。
「昨日から寝不足だったからな……今日は休まねば…………」
バタッ___________
意識が朦朧としてくる。
誰かが司の名前を何度も呼ぶ声。
意識は遠のいていった。
パチ_________________
気がつくと夕暮れの保健室。
1人で寝ていた。
頭がガンガンすることさえも無視しながらあたりを見回す。
そこには椅子にもたれかかり、眠っている類がいた。
「類…………」
思わず名前を呼ぶ。
「……」
類が目を覚ます。
「……司くん、起きたんだね」
「あぁ」
しんと静まる保健室の中、類が口を開く______________
コメント
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好きですッッッ‥🫶💕